たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

熊野の磁力

2016-12-29 10:19:36 | 熊野の神社

<熊野灘の朝日>

 

2016年という年は、これまであまり縁のなかった

「和歌山」や「熊野」を訪れる機会を得たのですが、

もともと熊野自体を目指していたわけではなく、

名草戸畔をはじめとする、「神武天皇の軌跡」を

たどってみたいという動機が発端となり、

必然的にそれらの地域を探訪する流れになりました。

 

ただ、直接自分の目で見て、自分の足で歩いて、

熊野という土地に接したことで、

「熊野の奥深さ」を知ったのも事実です。

「神武が立ち寄った」という表向きの歴史では図れない、

「何かもっと果てしないもの」がこの地に眠っていると、

実際に自分の身を置いてはじめて気づくことができました。

 

熊野という土地は「そこに行かなければ」

何もつかめない場所であり、

「そこに行ってはじめて」何かを感じるのでしょう。

熊野好きを自認する多くの人たちが、

理由もなく熊野に通い続けてしまうのも、

そんな熊野の持つ磁力に抗えないからなのかもしれません。

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