たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

武内宿禰

2016-02-08 11:34:09 | 西日本の神社

<住吉大社 すみよしたいしゃ>

 

住吉大社の伝承によりますと、

神功皇后の夫である仲哀天皇が、

「朝鮮半島に出兵せよ」という、

神のお告げに逆らい亡くなった晩、

「神功皇后と住吉大神が夫婦の秘め事をした」

という記述が残されているのだそうです。

そしてさらには、住吉大神とされた相手が、

天皇の側近である武内宿禰(たけのうちのすくね) だったと聞けば、

何やら歴史は謎めいてまいりますね。

 

住吉大神・塩土老翁・浦島太郎そして武内宿禰…。

これらの人物?が登場する背景には必ず「海」があり、

土地の女人と契りを結びながら、

活躍の場を広げていくのが常です。

その姿は、広大な海を縦横無尽に航海しながら、

様々な文化や技術を日本にもたらした

海人族の姿とも重なります。

縄文人、とりわけ海の民が有する豊穣のパワーは、

広大な海原によって育まれたものなのかもしれません。

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