たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

役割の違い

2015-08-18 11:25:53 | 神道・祖霊崇拝・祭り

<鎌倉光則寺 かまくらこうそくじ>

 

神社とお寺の大きな違いは、

「対象となるモニュメントがあるかないか」

の差ともいえるでしょう。

よく「モノに思いが宿る」などというように、

仏像や宝物などに祈願をすると、

その対象物に参拝者の思いが付着し、

雪だるま式に増えて行きます。 

仏像というモニュメントのあるお寺は、

祈願の思いが集中しやすい場所でもあるのです。

 

今では神社もお寺も、

祈願所として一緒くたに認識されておりますが、

お寺には人々の心を集める役割があり、

神社には人々の心を広げる役目があると感じます。

仏像を拝むときは、仏に助けを求めるのではなく、

仏様に感謝する気持ちを、

また神前に立ったときは、神に力をもらうのではなく、

神様を敬う気持ちを捧げることが大切なのでしょう。

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