<阿蘇神社 あそじんじゃ>
阿蘇山の「アソ」という単語は、
アイヌ語で火山を意味する言葉といわれ、
浅間山の「アサ」と同じ語源を持つそうです。
富士山の近くには、多くの「浅間」神社があり、
また伊勢市内にも「朝熊(あさま)山」という
伊勢神宮とも縁の深い場所があります。
熊本の「クマ」は「神」を示す言葉ですから、
これらの意味を重ね合わせると、
まさに「火山の神様がいる場所」が、
熊本県の阿蘇だといえるのですね。
火山の神様を祀る阿蘇神社が崩壊したのは、
私たちが想像する以上に深刻な状況です。
昨日は朝から強風が吹き荒れ、
全国的に「風の祓い」が起きましたが、
今回クマのアソの地で発生した「地の祓い」が、
「火の祓い」へとつながる可能性もあり、
また、これから雨の季節が近づくにつれ、
例年以上の「水の祓い」も起こるでしょう。
現代人や現実主義者たちが、
どんな屁理屈を言おうとも、
自然や地域の神社を守ることが、
私たちの守護につながります。
地震の連鎖と全国の火山の神を鎮めるためにも、
日本人ひとりひとりの自然への敬意が必要です。