たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

門客人神社

2019-03-17 09:58:34 | 出雲の神社

<大宮・氷川神社 ひかわじんじゃ>

 

氷川神社が鎮座する埼玉県大宮市は、

古くは武蔵国足立郡と呼ばれており、

氷川神社の摂社である「門客人神社」も、

もともとは「荒脛巾(アラハバキ)神社」

という名称だったと聞きます。

一説には、出雲族(を引き連れた出雲国造)が、

武蔵国の土着神であったアラハバキを排除し、

スサノオやアシナヅチ・テナヅチなど、

出雲国ゆかりの神々を祀ったとも言われておりますが、

こちらの氷川神社でも、いわゆる「国譲り」

のようなものが起きていたのでしょうか……。

 

ちなみに、「アラハバキ」という存在について、

諸々調べて行きますと、「土着の神」

「客人神(まろうどがみ)」「蛇神」

「門番」「塞ノ神」「荒神」……等々、

出雲族の人々が氷川神社の主祭神に据えた、

スサノオの属性を示すような

キーワードばかりが目につきます。

もしかすると、出雲族が武蔵国に入る前から、

すでにスサノオとこの地のアラハバキとの間には、

水面下でのつながりがあったのかもしれません。

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