たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

特殊な磁気

2020-10-30 10:22:37 | 神社と災害

 

***** 神社と災害 No.61 *****

もともと日前宮の土地に建てられていた

伊太祁曽神社(いたきそじんじゃ)は、

ヤマト王権の介入により

別の場所へと移動させられました。

しかしながら、改めて鎮座し直した場所も、

なぜか中央構造線のライン上……。

同じく、紀伊国一の宮である

丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)

の鎮座地も、中央構造線上と言っても

差し支えありませんから、

現在紀伊国一の宮の三社はすべて、

中央構造線と絡む場所に

建てられていることになります。

 

阿波国と同じくここ紀伊国でも、

中央構造線上に一の宮群が

ひしめいている様子を見ますと、

徳島から和歌山にかけての地域は、

中央構造線の中でも「特殊な磁気」

が存在する一帯だったのかもしれません。

だとすれば、その「磁気」とはいったい

何なのか…。そんなことを考えながら、

本棚をつらつらと眺めていたとき、

ふいに目に飛び込んできたのが、

数年前にブログでも取り上げた

「名草戸畔」というキーワードでした。

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