たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

巨木の密集地

2017-07-07 10:53:55 | 熊野の神社

<小阪・飛鳥神社 こざかあすかじんじゃ>

 

小阪・飛鳥神社の「売り」は何といっても、

多種多様な樹木が混然一体となって作り出す社叢です。

それほど広い境内ではないのですが、

社殿の前だけでなく裏手のほうにまで、

個性的な姿の巨木が立ち並び、

他にはない独特の景観を生み出しています。

いかにもご神木といった風情の直立不動の巨木や、

ちょっと悩ましいポーズを取った珍妙な巨木など、

種類も形も異なる様々な樹木たちが、

思い思いの位置に陣取っていました。

 

その中でも特に知られているのが、

ご本殿の裏側にある「四本杉」という名の、

樹齢1300年余りとも噂される古木です。

根元から先がきれいに四つに分かれたその幹には、

それぞれ、瀬織津姫、速開津姫、 気吹戸主、

速佐須良姫という祓戸四神が宿っていると聞きます。

幹が二つに分かれた夫婦杉は珍しくありませんが、

四つに分かれた大杉を目にしたのは初めてでした。

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