たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

「ハレ」と「ケ」

2020-04-24 09:06:58 | 大嘗祭

 

***** 大嘗祭 No.22 *****

古来より日本人は、

通常の生活を送る期間を「ケ」、

お祭りや年中行事などを行う

特別な期間を「ハレ」と呼び、

日常と非日常とを明確に区別しておりました。

これは単なる迷信や古い風習などではなく、

「陰陽」の法則に従った「生命維持」の秘策でして、

今まさに「ハレ」の準備段階でもある、

「物忌み」という特殊な期間に

入ったのだと思われます。

 

現在世の中は、ウイルス騒動一色に

染まっておりますが、

首都直下地震・東南海トラフ地震

などの大地震はもちろん、

富士山・九州火山帯等の噴火、

そして昨年以上の広範囲の豪雨やテロなど、

様々な天災・人災に備えなければならない

「非常事態」であることは確かです。

 

恐らく、多くの日本人が時代の変わり目に気づかず、

このまま「ハレ」と「ケ」を混同し続ければ、

神々の働きを邪魔する結果にもなるのでしょう。

今後「物忌み」がどのくらい続くのかはわかりませんが、

「神在祭」が行われる2020年の11月あたりには、

私たちはそれらの期間が想像以上に

「長丁場」であることを認識するのかもしれません。

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