<外宮 げぐう>
洗清が終わりますと、
遷御の儀はいよいよ佳境に入ります。
遷御の前日、風宮では、
杵築祭(こつきさい)
後鎮祭(ごちんさい)
川原大祓(かわはらおおはらい)
が執り行われました。
* 内宮・外宮の御正宮ではこの間に、
心御柱奉建(しんのみはしらほうけん)
御装束神宝読合(おんしょうぞくしんぽうとくごう)
というお祭りが挟まれます。
杵築祭は、新宮の御柱の根本をつき固める行事です。
白杖(びやくじょう)というヒノキの杖を持ち、
2首の小歌を歌いながらお社の周囲を3度巡り、
その際に床下の柱根を三度づつ杵築く動作をします。
祭典の行われている新宮の扉の間からは、
コツコツという音が漏れ聞こえてきました。