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たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

阿知女作法

2020-12-03 10:59:56 | 大嘗祭

 

***** 大嘗祭 No.41 *****

宮中に伝えられる神楽歌のひとつで、

昨年の大嘗祭でも奏上された(と思われる)

「阿知女作法(あちめのさほう)」

という楽曲があります。何でもこの歌は、

神の降臨に際して唱えられた一種の呪文で、

最初に「あ~ち~め~」と呼びかけ、

次いで「お~お~お~」と

三度答えるのが決まりなのだとか……。

 

ちなみに「あちめ」とは、

「うずめ」の転訛した言葉であるという説、

「阿曇磯良(あづみのいそら)」を指す言葉で、

安曇(阿曇)氏との縁を示すという説……、

などが取り沙汰されているものの

詳細はわかっておらず……。

 

また、同じ九州由来の氏族・宇佐家にも

「阿知女作法」が伝えられており、

こちらの口伝によれば、

もともとは応神天皇と神功皇后に

関連する神楽であったとのこと。

 

さらに、あちめの「アチ」とは

「アグ・アギ」などと同じく、

「嬰児」を意味する言葉で、

子供を宿した女性を「アチメ」

と呼ぶという話もあります。

 

いずれにせよ、「海人族」とのつながりや

「アチ・アグ・アギ」などの

キーワードから思い浮かぶのは、

やはり古代ユダヤで使われていた

ヘブライ語ではないでしょうか……。

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