「もしも夫が亡くなったら十分な生活費があるだろうか?」世の
奥様が不安に思うことである、というのは現在75歳以上後期高
齢者1人暮らしの女性の貧困率(年収122万円以下)は52%
と半数の人が経済的に苦しんでる、いわゆる低年金、無年金の人
が多い。
生計を維持している人が亡くなったとき残された家族に支給され
るのが遺族年金、亡くなった人が国民年金に加入していた自営業
者と厚生年金に加入していた会社員では条件が違う、そこで預貯
金などの資産は考慮せずに年金だけで一般的な事例で考えてみた
い。
例えばシニア夫婦がともに65歳の場合夫の年金(老齢基礎年金
5万円、老齢厚生年金10万円)、妻の年金(老齢基礎年金5万
円、老齢厚生年金4万円)合計24万円で暮らしている、もしも
夫が亡くなった場合どのぐらいもらえるだろうか?
このケースだと妻の老齢基礎年金5万円+夫の厚生年金の3/4な
ので7万5千円=12万5千円となる、ということは一人暮らし
になるとマイナス11万5千円となる、夫婦でくらしてる場合2
4万円という額は標準的な年金生活であるが夫が亡くなった場合
生活は間違いなく厳しくなる、もし自営業者夫婦の場合は妻の老
齢基礎年金のみになるのでなお苦しい状況になる。
このように老後の妻と遺族年金を考えた場合、どの職業について
いるかが問題、国民年金と厚生年金の差、いわゆる年金格差が問
題になってくるわけだ、そう考えると多少嫌なことがあっても夫
婦が一緒に助けあって生活することがベストのような気がする。