gooおっさんの気まぐれ日記 (人生は楽しく)

その時に感じた事や経験した事を気ままに書いてゆく事とします。

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YAESU FT-4700に88.5HzのTONE発生器を試作して搭載実験

2016-07-19 19:34:36 | アマチュア無線機器関係
2016年7月19日 外気温:30℃ 室温:29.7℃

とにかく暑い日が続いたり、雨が降ったりと体調もよろしく無い毎日です。

88.5Hzのアナログ式(TW-4000のTU-4Aを真似して試作)を作りFT-4700
に搭載して439MHz帯のリピータアクセス出来る様にしてみた実験結果です。

2018年12月22日 追記

本来、この無線機にはTONE搭載されているので、リピータアクセス出来るはずが、どの様に設定しても、
TONEが乗らないのでリピータアクセス出来ないので、アホな改造をしてみた訳です。
実際に改造後はリピータアクセスは出来るが、MIC変調が薄くて実用にならず、改造を元に戻しました。
まあ、シンプレックス専用でSG代わりに使う事にしました。

88.5HzのTW-4000用のTONE発生器が残りましたが、別の用途に活用して見ます。
大変に勉強になりました。


1.完成図

こいつは、トーンスケルチが、144と430MHz帯でオプションで「FTS-8」が
入手出来れば簡単ですが、お金をかけずにレピータアクセスが出来れば良いと考えました。

2・TU-4Aの回路図


TU-4Aの実物

幸いNJM2902Nをもっているのでこれを作る事にしました。

3.TONE発生器を動作させる仕組み

①430MHz帯のみ動作させる。(本当は439MHz帯のみ動作させたいが今回は無)
②TX時にだけTONEを乗せる。
③13.8V→8Vの電源用意。
④変調をどう乗せるか。

①430MHz帯のみ動作させる。
430MHz側の基盤の「FTS-8実装ソケット」を利用

この部分を利用する。

②TX時にだけTONEを乗せる。
このソケットの左側8ピンTX時、約9Vが出る。
右側の3ピンが変調端子でした。

TRの信号スイッチをテストして見ました。







信号はSGから、約88Hzです。動作しています。

③13.8V→8Vの電源用意。
・内部の2SB1134(BCE)のエミッタが電源オンと連動しているので、+側はここ。
・78L05+高輝度緑LED:7.9V(78L08が無かったので)の普通のDC-DC変換

④変調をどう乗せるか。
・先の「右側の3ピンが変調端子でした」ので、TR-SWから30kΩで繋いでみた。

4.TONE発生器の試作

上が自作品。ユニバーサル基盤で、私の技術ではこの大きさです。


動作確認。T≒11ms~12msでf≒83~90Hz 

5.実装

TONE発生器:SPの隙間を利用




8V電源


信号スイッチ:実際の回路

5.代替えSPの交換
純正のSPのスペースをつぶしたので、薄型のSPに交換

8Ω 0.5Wで許容入力が足りないので8Ωの抵抗を付けている。

6.TONEの周波数を88.5Hzに調整

表示はKHzだが、入力の100倍のPLLを経由しているので、「88.50Hz」です。

7.動作確認

・TONE発生器の出力調整トリマーでリピータが開くか確認→OKでした。
・MICの変調も乗るが別の受信機では音がざわつく感じがある。:今後の課題

8.終わりに

・SPのスペースを利用した為に、薄型のSPに交換する必要があった。
・小型の88.5HzのTONE発生器があれば試して見たい。

まあ、実験ですので、変調の具合を調整する必要があるがまずは出来ました。


2016.7.22追記

FTS-8の改造版の変調端子への接続

これを見ると、未実装時、3-6ピンに10KΩが入っているが、
5KΩの抵抗の中点を3ピンに繋いでいるので参考にしたい。


オリジナルのFTS-8です。ここも参考。

又、FT-4700の変調度調整はここです。

VR08です。ここにMICからの信号とTONEを混合するわけです。