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教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

リケジョ急増中!? 医学部合格率トップ2はともに女子校だった! 首都圏中高一貫校ランキング

2018年04月27日 14時48分06秒 | 受験・学校・学問

 

07:00

 

 

表中の「国」は国立、「私」は私立、「公」は公立。2017 年のデータ。合格者数は現役と浪人を合わせた人数

(AERA dot.)

「リケジョ=理科系女子」という言葉が使われるようになって久しいが、どうやら医学部受験においても最近このリケジョが躍進しているらしい。「カンペキ中学受験2019」(朝日新聞出版)から、首都圏中高一貫校の国公立大全医学部と私立大全医学部の合格率(ランキング(2017年データ)をお届けする。

 

 

 

*  *  *

 表は防衛医科大学校を含む全国公立大医学部と全私立大医学部の合格率(現浪合計の合格者数÷卒業生数×100)ランキングだ。医学部人気は高いが、難しくなり過ぎて高値安定の状況になっている。こうなってきた一因は医学部の定員増。定員増により狙い目になったと考える理系の受験生が医学部を目指すようになり、志願者が増えたのだ。

  07年の7625人から、18年には9419人と1794人、23.5%も増えている。この2年の間に宮城県仙台市に東北医科薬科大医学部、千葉県成田市に国際医療福祉大医学部が新設された。

 

■医学部合格率1位は桜蔭、2位は白百合学園

 

 合格率トップは桜蔭の63.25%だ。2位が白百合学園の48.26%でともに女子校だ。別学校が強く、トップ10は女子校4校と男子校6校で、トップ30を見ても共学校は5校だけだ。手に職をつけたいと考えるリケジョのトップ層が、医学部を目指す傾向が強く、女子が増えていると見られる。

 

 その合格の内訳を見ると、トップの桜蔭は国公立大が53人、私立大が95人だ。2位の白百合学園は国公立大9人に対して、私立大は74人で、私立大合格者が圧倒的に多い。他でも共学校トップの11位の秀明、15位の光塩女子学院、23位の浦和明の星女子など、国公立大合格者がひと桁の学校も少なくない。

 

 これには医学部の偏在が影響している。国公立大は1都3県(東京、埼玉、千葉、神奈川)には4校しかなく、防衛医科大を加えても5校だ。一方、私立大は16 校あり、全私立大医学部31校の半数以上に上る。首都圏で私立大医学部を目指す受験生が多いのは、無理のないところだろう。

 (大学通信・安田賢治)』

此からは、日本で女医さんが、増えそうですね。

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天木直人のブログ「無賃乗車」とはよくいったものだ

2018年04月27日 09時38分57秒 | 国際・政治

「無賃乗車」とはよくいったものだ

2018-04-27

  どうやら文在寅大統領は南北会談の成功のためにはあらゆる譲歩をするつもりだ。

 いや、米朝首脳会談の成功のためだと言った方が正しい。

 米朝首脳会談の成功のためにはまず、その前幕である南北首脳会談を成功させなければいけないからだ。

 そして、そのためには、いまや唯一の障碍国となっている日本をなだめなければいけない。

 文在寅大統領が安倍首相の注文をそのまま聞き入れ、拉致問題の解決を求める安倍首相の伝言を金正恩委員長に伝えると約束したのもそのためだ。

 その約束を文在寅大統領は安倍首相との間だけの約束に留めたかったに違いない。

 ところが、なにしろ安倍首相はその事を拉致被害者家族や世論に宣伝しなければ意味がないので発表した。

 それを知っていたから文在寅大統領も韓国国民向けに発表しなければならなかったのだ。

 韓国大統領府は4月24日、こう発表した。

 「日本人拉致問題の解決は北東アジアの平和構築の助けになると金正恩委員長に言うつもりだ」と。

 ところがこの発表に韓国メディアから批判が起きた。

 その事をソウル発共同が教えてくれた。

 韓国でも、北朝鮮に拉致され拘留されている犠牲者は516人いるという。

 約5万8千人にのぼる離散家族再会事業の見通しも立っていない。

 このような自国民の人権問題について、文大統領は南北首脳会談の成功のために言及を控える一方で、安倍首相に配慮して日本の拉致被害者に言及するとはなんだ、というわけだ。

 日本人の拉致被害者救出は、日本と北朝鮮の間で解決する問題ではないかとうわけだ。

 そして、その批判の矛先は当然日本の安倍首相に向かう。

 韓国記者の一人は、日本人の拉致問題を今度の南北首脳会談で提起してくれと頼んだ安倍首相に対して、「無賃乗車」だ、と呼んだという。

 思わず、その通りだと笑ってしまった(了)

 

 

 

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天木直人のブログ南北首脳会談の成否は「非核化」ではなく「朝鮮戦争

2018年04月27日 09時30分31秒 | 国際・政治

 

• 

天木直人のブログ

南北首脳会談の成否は「非核化」ではなく「朝鮮戦争終結」だ

2018-04-27

 

間もなく始まる南北首脳会談に関する報道を見ると非核化合意ばかりに焦点が当てられている。

 

 あたかも非核化合意が見られなければ失敗だと言わんばかりだ。

 

 しかし、それはピント外れだ。

 

 もし、知っていながら意図的に非核化合意を強調しているのなら、それは失敗を強調したい悪意で書かれた記事だ。

 

 考えてみるがいい。

 

 もし金正恩が非核化を決意しているなら、それは米朝首脳会議でのトランプに対するお土産として大切に隠しておくはずだ。

 

 サプライズは南北首脳会談では起きない。

 

 米朝首脳会談でこそ起きるのだ。

 

 見ているがいい。

 

 南北首脳会談は、南北民族の融和と朝鮮半島の平和実現を世界に宣言する会談になるだろう。

 

 具体的には朝鮮戦争の終結である。

 

 そして、それは6月に開かれる米朝首脳会談における北朝鮮の非核化宣言と、その見返りとしての制裁解除とその後一気に進む北朝鮮の経済開発に対する国際支援合意につながる。

 

 南北首脳会談は、あくまでも、米朝首脳会談の成功に向けた隠された非核化合意のセレモニーと見るべきである(了)

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安倍晋三首相は、「韓国、北朝鮮、中国」との人脈がなく、「東アジア外交」には不適格、「小沢一郎政権」樹立が急がれる

2018年04月27日 09時19分52秒 | 国際・政治

安倍晋三首相は、「韓国、北朝鮮、中国」との人脈がなく、「東アジア外交」には不適格、「小沢一郎政権」樹立が急がれる

2018年04月27日 07時11分15秒 | 政治

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
安倍晋三首相は、「韓国、北朝鮮、中国」との人脈がなく、「東アジア外交」には不適格、「小沢一郎政権」樹立が急がれる

◆〔特別情報1〕
 朝鮮戦争(1950年6月25日勃発~1953年7月27日休戦)が、勃発から68年、休戦から65年を経て、やっと終戦となる。文在寅大統領と北朝鮮 の金正恩党委員長が4月27日午前10時半から板門店の韓国側施設「平和の家」で開く南北首脳会談に臨む。会談は昼食をはさんで午後も開き、合意文に署名 する。しかし、朝鮮戦争休戦協定を「最終的な平和解決」(平和条約)に切り替えるには、5月末~6月初めに行われるトランプ大統領と金正恩党委員長との米 朝首脳会談を待たなければならない。さらに朝鮮半島統一⇒新国家「コリア」建設が実現し、「東アジア共同体」へと向かうけれど、安倍晋三首相は、「韓国、 北朝鮮、中国」との人脈を築いておらず、「東アジア外交」には不適格のため退陣に追い込み、「大命降下」に従って、「天皇陛下の次に偉い人」と中国などか ら高く評価されている「小沢一郎代表を軸とした政権」を早急に樹立する必要がある。

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4歳の娘 つらい闘病で「大丈夫」という言葉が大嫌いに【子育て体験談】

2018年04月26日 16時56分32秒 | 出産・育児

 

4歳の娘 つらい闘病で「大丈夫」という言葉が大嫌いに【子育て体験談】

子育て体験談〜「大丈夫」でこぼれた涙

(PHPファミリー のびのび子育て)

『4歳になる娘、こはるは、「大丈夫」という言葉がとても嫌いでした。1歳半を過ぎて2語文が話せるようになると、「大丈夫、キライ」と、何度も言っていました。

まだ歩くことがしっかりできない時期は、転んだりつまずいたりすることも多く、そんなとき、大人はとっさに「大丈夫?」と声をかけてしまいます。娘はそれをとても嫌がり、そう声をかけられると、「キライ、大丈夫、キライ!」と反発して言うようになっていました。

というのも、娘は生まれつき先天性の心臓病で、3歳になるまでに7回の入院、3度の手術を経験しました。初めての入院は生後1力月のとき。そこから何度も入院し、たくさんの検査や手術を繰り返してきました。

病院では看護師さんや先生が娘を安心させようと、検査で娘が泣くと、「大丈夫よ〜」と声をかけてくれます。私も泣き叫ぶ娘に、同じ言葉をかけ続けていました。

娘からすれば、「大丈夫」と言われて、痛いことやつらいことをされる……。これは仕方がないことなのですが、娘は「大丈夫」という言葉をかけられると、何か嫌なことが起こる、と思うようになってしまったのです。

家では極力使わないようにしていた言葉でしたが、外でとっさにかけていただく言葉に反応して、娘はそのたびに「大丈夫、キライ! イヤ!」と周囲の大人を混乱させていました。

そんな娘も3歳になり幼稚園に行くことになったのですが、病気のこともあり、不安をかかえながらの入園でした。

しかも、度重なる入院と手術のための感染予防で、児童館などにほとんど連れていっていなかったので、娘は同年代の友だちと交流する機会があまりなく、周りの子との接し方がまったくわかっていませんでした。

幼稚園で友だち同士のケンカを初めて見た日は、家に帰ってきて、「お母さん、ケンカしようよ〜」と言ったくらいです。ケンカが何かわかっておらず、遊びだと思っていたようでした。

そのため、園でも友だちをうまく作れず、自分の意思を表現することさえできませんでした。  

先生に「大丈夫?」と声をかけてもらったときも、「イヤ!」と言葉にせず首を少し横に振るだけ。あまりにもしゃべらないので、家庭訪問では先生から、「こはるちゃん、お話ができないのでしょうか?」と聞かれたほどでした。

そんなある日、その日はどうしても私と離れたくなかったようで、娘は園で私と別れた後、その場で動かずじっとしていたようです。

娘の様子を見ていた先生がそっと、「こはるちゃん、つらかったら泣いていいんだよ」と声をかけてくださったらしいのですが、すると、それまで張りつめていた糸が切れたのか、娘は大声で泣き出したそうです。

でも娘はこの日を境に、幼稚園でも少しずつ話をするようになり、他の子とも遊べるようになって、友だちもできました。

そして、そんなある日のこと。仕事の忙しさと家事に追われて、私は思わず大きなため息をついてしまいました。すると娘が私の肩に手を添えながら、「かあか、大丈夫?」と言った後、やさしく背中をさすってくれたのです。

「大丈夫?」と言われるのがとても嫌いだった娘が、私を気遣って「大丈夫?」と言ってくれたことに、思わず涙がこぼれました。

人を気遣うことを学んでくれた娘。幼稚園に通うのは無理かな……と思ったときもありましたが、娘なりに社会に出て成長していたんだなと実感した瞬間でした。

「大丈夫」という何気ないひと言ですが、私にとっては、娘の成長を感じる大切な言葉になりました。

(45歳・自営業)』

小春ちゃんは、神様の子供です。

心臓病を克服して、健康を取り戻せる日が来ますように心からお祈り申し上げます。

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近鉄、ずれた橋脚は大正12年に建設 100年超の橋は45カ所

2018年04月26日 16時36分26秒 | ニュース

 

近鉄、ずれた橋脚は大正12年に建設 100年超の橋は45カ所

復旧に向けた作業が進む大和川橋梁(恵守乾撮影)

(産経新聞)

 大阪市東住吉区と大阪府松原市間の近鉄南大阪線大和川橋梁(きょうりょう)で橋脚の一部に傾きが見つかったトラブルで、近鉄は26日、運転を見合 わせていた大阪阿部野橋(大阪市阿倍野区)−河内天美(あまみ)駅(松原市)間の運転を同日中に再開する見通しになったと明らかにした。現場で復旧作業が 急ピッチで進められている。

 近鉄によると、大和川橋梁は95年前の大正12年に完成。このほか、100年以上前に完成した橋は45カ所あるが、近鉄はいずれについても「普段から点検や監視を重ねており、安全性に問題はない」としている。

 近鉄は、26日始発からも南大阪線の大阪阿部野橋(大阪市阿倍野区)−河内天美駅(大阪府松原市)間での運転を見合わせている。近鉄は臨時バスの運行のほか、JRや大阪メトロ、南海で振り替え輸送を行うなどして対応を続けている。』

金属疲労ですね。風雨にさらされ95年持ったのは、たいしたものではありませんか。



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何でも白黒つければいいってもんでもないだろう問題

2018年04月26日 16時09分29秒 | 出産・育児

4/26(木) 7:00配信

文春オンライン

 

 三男を幼稚園に送っていった帰り、園児の手を引くクラスメートのお母さんと娘さんとすれ違ったので挨拶をするわけですよ。


「おはようございます」

 声高らかな挨拶というのは気持ちがいいわけですね。私が。挨拶は大事ですし、人間の基本です。ああ、今朝も私は元気に忠実に基本を守っているなあという実感とともに、多幸感に包まれるわけです。生きてるなあって。今日も頑張ろうって。そう思います。

突然の「幼女への声かけ事案」

 ところが、その夕刻、不当なことに私は警察官に職務質問を受けてしまうのです。何ということでしょう。聞くと、早朝にアロハシャツを着て短パンを履いた見ず知らずの中年が、母娘の登園時に声をかけたという、声かけ事案があったので調べているというじゃないですか。

 アロハシャツを着て短パンを履いて挨拶をした中年は明らかに私です。

 しかし、それは本質ではありません。問題の論点がずれています。善良な千代田区民が住民と挨拶を交わすという美しい行為が「幼女への声かけ事案」と疑わ れ、あろうことか不審者が街中をうろついているかの如く通報されたという、このわたくしに対する重大な人権侵害行為であります。挨拶しただけじゃん。誰 だ、通報しやがったのは。人を見た目で判断してはいけません。私のような品行方正で穏やかで豊かな人間性に溢れた人物に対して、疑いの目をかける監視社会 に対して、私は断固抗議したいのであります。「社会的に許されること」という許容量が、減っている感じがするのです。

女性と土俵問題にみる「マナーとルールのあいだ」

 日本社会というのは不当で過剰な対応に満ちています。なんかこう、緊張感が強すぎるというか、自己の安全や権利に神経が行き届きすぎた結果、いわゆる 「マナーとルールのあいだ」がどんどん狭くなり、許容できる幅が無くなったように感じるのです。お相撲さんがお相撲さんをビール瓶で殴ってもみんな笑顔で 揉み消す組織が当たり前のように存在した古き日本が良かったのかと言われるとNOですが、救急救命のために土俵に上がった女性に対して容赦なく土俵から降 りるようアナウンスがされることに批判が集まるというのはYESだと思います。というか。』

 

警察に通報したお母さん、朝の挨拶の仕方も両親に教わっていなかったのではありませんか。

心の荒んだ挨拶一つ出来ないコミニケーション不足の今の日本の実相です。

 

 

 

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ニュース 生活術 英国人特派員が考える「それでも日本の#MeTooが進まない理由」

2018年04月26日 14時33分23秒 | 受験・学校・学問
 
 

英国人特派員が考える「それでも日本の#MeTooが進まない理由」

文春オンライン / 2018年4月26日 7時0分

写真

ガーディアン東京特派員のジャスティン・マッカリー氏

 ジャスティン・マッカリー(Justin McCurry)氏は、英国ガーディアン紙の東京特派員として、日本や朝鮮半島報道に10年以上携わっている。4月19日にも、財務次官セクハラ疑惑をめ ぐって東京発で Japan's #MeToo: senior bureaucrat resigns over sexual misconduct allegations という記事を書いている。

 昨年は、イギリスの政界でも#MeToo運動が大きなムーブメントとなり、女性ジャーナリストに対するセクハラが原因で国防大臣が辞任する事態にまでなった。

 一連のセクハラ疑惑についてどう考えるのか、寄稿してもらった。

日本の番がやってくるのも時間の問題だった

 今月、財務省の福田淳一事務次官が、女性記者に対して性的に不適切な言葉遣いをしたという疑惑を指摘されて辞任を表明したとき、私を含む多くのジャーナリストは、「この一件は日本における#MeToo運動の起点になるかもしれない」と予想しました。

 オンラインのハッシュタグに端を発して世界中で報道されるようになった数ヶ月間の#MeToo運動を追ってきた私たちにとって、日本の職場環境で もセクハラが起きているという事実は驚きではありません。#MeTooはすでにイギリスやアメリカなど、各国で大きなうねりとなっているのです。いずれ日 本の番がやってくるのも、時間の問題でした。

日本社会は未だにセクハラと戦うことに消極的

 ただし、昨年ハリウッドの大物映画プロデューサーであるハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ騒動によって社会的な議論が沸き起こったことはフェ ミニストたちから賞賛されましたが、福田氏の一件は日本社会が未だにセクハラ(場合によっては、より深刻な性的暴行も含む)と戦うことに消極的であること を示しました。

 福田氏の辞任表明の2日後、アメリカ国務省が「日本の職場でセクハラが依然として横行している」と最新の人権報告書に明記したことに意外性はあり ませんでした。報告書は、日本の厚労省による2016年の調査結果を引用しており、それによるとフルタイムもしくはパートタイムで働く日本人女性の30% が職場においてセクハラを受けていると回答しているとのことです。

イギリスでも雪崩のようなセクハラ報告が

 ただ、ハッキリ言っておく必要があるでしょう。職場でのセクハラは、全世界共通の現象です。私の母国・イギリスでワインスタインのケースの後に起 きたのは、大きな組織の要職に就いている人間が、女性に対して不適切な、そしてときには犯罪的な態度を取っているという雪崩のような報告でした。

 いくつかのケースは、日本とも類似しています。昨年のある時期、イギリスの政界に激震が走りました。複数の国会議員に、議会職員や女性ジャーナリ ストへのセクハラ疑惑が浮上したのです。その後、人道支援の分野でも同じようなレポートが出されました。国際NGO「オックスファム」は、「過去12ヶ月 間に性的虐待の疑いがあった」としてスタッフ22人を解雇したことを認めました。

 福田氏の辞任は、必然的に日本におけるジャーナリズムのあり方、そして大半を男性が占める高級官僚と新聞やテレビ局の女性記者の力関係に注目を集めさせることになりました。

麻生財務相は無知をさらけ出した

 同じようにセクハラと戦っている人は少なくないようです。英字紙ジャパン・タイムズは、複数の日本人女性ジャーナリストから「取材の過程でセクハ ラを受けたことがある」とメールがあったことを明らかにしています。セクハラを受けた女性(そして男性)記者のうち、上司に報告した人はほとんどいなかっ たそうです。

 その理由は想像に難くありません。テレビ朝日による抗議文を受けて、「もう少し大きな字で書いてもらった方が、見やすいなと思った程度に見まし た」と漏らした麻生太郎財務相のことを思い出してください。彼がセクハラの事実認定をめぐって「(告発者)本人が出てこなければどうしようもない」と述べ たことは、戦うことを決意した日本の女性が直面するリスクについて、信じられないような無知をさらけ出したと言うしかありません。

 女性記者の所属していたテレビ朝日の当初の対応を見れば、セクハラに関する訴えが深刻に受け止められると確信できる日本人女性があまりに少ない理 由がよくわかります。実際、彼女たちの多くは、セクハラ被害を訴え出ることによって自分たちのキャリアに傷がつくと恐れています。

 報道によると、テレビ朝日が当初、福田氏の問題行動についての報道を拒否したことで、被害女性は週刊誌に証拠を持ち込んだそうです。また、彼女の 上司は、彼女の名前が公になることによって新たなハラスメントが発生することを憂慮していたといいます。テレビ朝日が福田氏の言動をきちんと報じたいと望 んだ女性記者の意思を尊重しなかったことは誤りですが、一方では事件が公になることによる結果についてはあながち予想が間違っていたとはいえません。

SNSで「ハニートラップ」と非難の標的に

 ジャーナリスト・伊藤詩織さんのケースを思い出してみましょう。昨年、彼女はかなり異例の、そして彼女自身にとってリスクの高い方法で、ある年長 のジャーナリストによって2015年にホテルの一室でレイプされたと公表しました。伊藤さんの主張は一部で報道されましたが、それは主として外国の報道機 関によるもので、日本国内ではおおむね黙殺されました。一方、伊藤さんのことを「売春婦」だとレッテルを貼るソーシャルメディアのユーザーたちによって、 敵対勢力を誘惑した「ハニートラップ」であると非難の標的にされたのです。

 セクハラ疑惑を否定した福田氏をめぐる論争は、公的機関におけるセクハラ対応が根源的に変わることの難しさを物語っています。

 一部では、記者たちと取材対象である官僚たちの関係は大きく変わるだろうとの声もあります。彼らは「本当に両者が適切な関係であると言えるのだろ うか」と問うているのです。「女性記者と男性官僚が、仕事が終わってから、ときには一対一になってバーで一緒に飲む? そんなのはトラブルを起こしてくれ と自分から言っているようなものだろう」と。

 ただ、私に言わせれば、これは的外れな意見です。一人の職業人としては“ヨウチアサガケ”の取材手法には疑問を感じないわけではありませんが、だ からといって男性記者でも、女性記者でも、通常のオフィスアワーの後に官僚と話せる機会は必要です。省庁の記者会見室であろうが、やや薄暗いバーであろう が、性的に不適切な言動に怯えることなく取材できる。それが動かぬ大前提のはずです。

韓国の#MeTooデモには文在寅大統領の姿も

 東アジアにおいて、ようやくセクハラ撲滅に向けて重い腰をあげたのは日本だけではありません。男性社会であるとされる韓国でも、現役の女性検事 ソ・ジヒョン氏が「2010年に葬儀場で元法務省幹部からセクハラを受けた」と告発した際には、何百人もの女性が抗議活動を行いました。

 中国でさえ、当局による検閲や社会的圧力ではセクハラをめぐる議論の勃興を抑えることができず、主として大学生たちが一番槍となってネット上で広がりをみせています。

 緩慢ではありますが、日本でも物事は変化しています。総務相・女性活躍担当相である野田聖子氏が、メディア業界で働く女性たちとセクハラについて積極的な意見交換の場を設けたいと表明したことは好意的に受け止めたいと思います。

 ただ、財務省のスキャンダル自体がセクハラ被害に悩む女性たちを勇気づけるわけではなく、また問題は政治やメディアの世界に限った話ではありません。より不安定な職に就いている何百万人もの女性たちは、補償を求めることによって失うものが大きいのです。

 つい最近、韓国の女性たちが#MeTooデモをソウルで行った際には、演説者の一人は文在寅大統領でした。彼はこう主張していました。

「法だけで解決することはできない。私たちの文化と態度を変える必要がある」

 あるいは、次は「女性活躍社会」を掲げる安倍晋三首相が、同じようにセクハラを根絶すべく立ち上がる番なのかもしれません。時代遅れの財務大臣がいくら怒ったとしても。

(ジャスティン・マッカリー)

 英国人特派員が考える「それでも日本の#MeTooが進まない理由」

07:00 ジャスティン・マッカリー(Justin McCurry)氏は、英国ガーディアン紙の東京特派員として、日本や朝鮮半島報道に10年以上携わっている。4月19日にも、財務次官セクハラ疑惑をめぐって東京発で Japan's #MeToo: senior bureaucrat resigns over sexual misconduct allegations という記事を書いている。 昨年は、イギリスの政界でも#MeToo運動が大きなムーブメントとなり、女性ジャーナリストに対するセクハラが原因で国防大臣が辞任する事態にまでなった。 一連のセクハラ疑惑についてどう考えるのか、寄稿してもらった。 日本の番がやってくるのも時間の問題だったガーディアン東京特派員のジャスティン・マッカリー氏 今月、財務省の福田淳一事務次官が、女性記者に対して性的に不適切な言葉遣いをしたという疑惑を指摘されて辞任を表明したとき、私を含む多くのジャーナリストは、「この一件は日本における#MeToo運動の起点になるかもしれない」と予想しました。 オンラインのハッシュタグに端を発して世界中で報道されるようになった数ヶ月間の#MeToo運動を追ってきた私たちにとって、日本の職場環境でもセクハラが起きているという事実は驚きではありません。#MeTooはすでにイギリスやアメリカなど、各国で大きなうねりとなっているのです。いずれ日本の番がやってくるのも、時間の問題でした。日本社会は未だにセクハラと戦うことに消極的

ただし、昨年ハリウッドの大物映画プロデューサーであるハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ騒動によって社会的な議論が沸き起こったことはフェミニストたちから賞賛されましたが、福田氏の一件は日本社会が未だにセクハラ(場合によっては、より深刻な性的暴行も含む)と戦うことに消極的であることを示しました。(毎日新聞) 09:31

まだまだ日本は、未だに「男尊女卑」の伝統と慣習が根強い強い大和撫子の遅れた国なのでしょうね。

 

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性的被害に「Me Too(私も)」 世界、そして日本で闘う人たち

「セクハラや性的暴行を受けてきた全ての女性たちが『私も。』と投稿すれば、人々に問題の深刻さを知ってもらえるかもしれません」

 

October 18, 2017, 22:01 GMT

 

Eimi Yamamitsu

山光瑛美 BuzzFeed News Reporter, Japan

 

Andre Borges

BuzzFeed Staff, India

ハリウッドのプロデューサー、ハーヴィー・ワインスタイン氏がセクハラや性的暴行をしていた疑惑がニューヨーク・タイムズやニューヨーカーの報道で明らかになりました。

 

30人以上ものハリウッドスターやモデルが、ワインスタイン氏による被害を訴えています。

 

また、俳優たちも、自身が過去に芸能界で受けた性的被害を告白しています。

 

これを受けて、女性そして男性たちが団結してセクハラや性的暴行に立ち向かう動きが、世界的に広がっています。

 

きっかけは、女優のアリッサ・ミラノさん。10月15日、被害を受けたことのある女性たちに「Me Too(私も)」と声を上げるよう、Twitterで呼びかけています。

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「大命降下」の反逆者・「朝敵」安倍晋三首相は、「3選欲の鬼」、「精神状態はまともなのか」と訝る声が自民党内からも吹き出す

2018年04月26日 12時15分26秒 | 国際・政治

「大命降下」の反逆者・「朝敵」安倍晋三首相は、「3選欲の鬼」、「精神状態はまともなのか」と訝る声が自民党内からも吹き出す

2018年04月26日 07時23分44秒 | 政治

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
「大命降下」の反逆者・「朝敵」安倍晋三首相は、「3選欲の鬼」、「精神状態はまともなのか」と訝る声が自民党内からも吹き出す

◆〔特別情報1〕
 「大命降下」の反逆者・安倍晋三首相は、最大の支持母体「日本会議」のなかからも「朝敵」の烙印を押されて、窮地に陥っている。何しろ「日本会議」に は、天皇陛下を尊崇するメンバーが少なくないからである。師匠である小泉純一郎元首相が、「難しいだろうな。反対を言い続ける」と宣言していることもあ り、9月の自民党総裁選挙で念願の「3選」を果たす可能性が限りなくなくなりつつある。にもかかわらず、今度は「中東訪問を終えて帰国後、5月7日に衆院 解散を断行してでも、3選を果たす」と周辺に言い切り、いまや「3選欲の鬼」に成り切っているため、「精神状態はまともなのか」と訝る声が自民党内からも 吹き出している。

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第78回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成30年5月13日 (日)13時~16時
「戦争屋」安部晋三首相の
「エログロナンセンス政策」を斬る
~R.I.P. Mr. Abe (安倍総理、安らかにお休み下さい)
場所 小石川後楽園内「涵徳亭」(広間)
参加費 2,000円



【一由倶楽部 鉄板会』】
平成30年5月17日 (土)12時30分~16時
場所 小石川後楽園内「涵徳亭」別間
参加費 5,000円


オフレコ懇談会
平成30年5月27日(日)12時30分~16時
元毎日新聞記者・政治経済評論家歴45年!
板垣英憲が伝授する「必勝!」のための情報キャッチ術・情勢判断学~情報4重層「表・裏・陰・闇」とジレンマ情勢予測秘術
これまでの時事問題に加えて、さらに投資戦略についてもお話しします。
「新機軸」時代の投資戦略セミナー
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場所 小石川後楽園内「涵徳亭」不老・蓬莱
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天木直人のブログ歴史的な南北首脳会談を前にして思う事

2018年04月26日 11時41分00秒 | 国際・政治

歴史的な南北首脳会談を前にして思う事

2018-04-26

 いよいよ、明日南北首脳会談が行われる

いよいよ、明日南北首脳会談が行われる。

 さすがの私も、どのような会談になるか予言は出来ない。

 いや、予言などする必要はない。

 ローマ法王が語ったという、ただひたすら、朝鮮半島と世界の平和の実現のための大きな進展になる事を期待するだけでいいのだ。

 そしてかならずそうなるだろう。

 何しろ金正恩朝鮮労働党委員長と文在寅韓国大統領の両首脳が、南北民族の融和を決断し、そう決断した者同士がその実現に向かって直接話し合うのだ。

 不成功に終わるはずがない。

 不成功を願う者がいるとすれば、彼らは不健全な者たちだ。

 不成功に終われば仕事が増える者か、度し難い北朝鮮、韓国嫌いの者か、そもそも平和を望まない者たちである。

 正い考えの持ち主ではない(了)

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天木直人のブログトランプの2国間交渉圧力にここまで無策だった安倍

2018年04月26日 11時36分44秒 | 国際・政治

 

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トランプの2国間交渉圧力にここまで無策だった安倍首相

2018-04-26

 

 

 きょう4月26日の日経が「迫真」というコラムで安倍首相が訪米した時の二国間交渉の裏話を書いていた。

 

 1970年-80年代の貿易摩擦を経験した経済産業省の幹部が過去の苦い経験を思い出し、いつか来た道をまたたどるのかと嘆いているという。

 

 すなわち、米国に輸入規制などの強硬策をちらつかされた日本は、まず繊維の輸出自主規制をのまされ、ついで農産物、自動車で摩擦が起き、米国で日本たたきが広がった、あの苦い経験だ。

 

 実際のところ、当時の日米交渉を知っている者なら誰でもそう考えているはずだ。

 

 ところが、安倍首相はどう対応していたか。

 

 日経新聞のその記事はこう書いている。

 

 「・・・安倍は日米首脳会談から帰国後、『あれがあったから踏みとどまった』と周囲に漏らしたという」と。

 

 そして日経のその記事は、「『あれ』とは日本が提案した米国との新しい通商対話の枠組みのことである」と書いている。

 

 つまり、これまでの一年間、ペンス副大統領と麻生副総理との間で話し合われるはずだった日米経済対話で何も話し合いをしようとしなかった日本に不満を持つ米国をなだめるために、新しい通商対話の枠組みをもちかけ、「今回はなんとかしのげた」と安倍首相とその周辺は安堵したというのだ。

 

 ここまで無策だとは思わなかった。

 

 訪米時にトランプ大統領と直談判する戦略など初めから無く、ただ先送りしただけだ。

 

 はじめからそんな無策で訪米し、首脳会談に臨んだということだ。

 

 無理もない。

 

 今度の首脳会談は北朝鮮問題ではしごを外されて、あわてて北朝鮮の圧力を忘れてくれるなと念押しするためだけの訪米であったからだ。

 

 それを逆手にとってつけこまれるトランプ大統領の攻勢には、何の対策も講じる余裕がなかったからだ。

 

 しかし、そのツケは大きい。

 

 外務省幹部はこう語っているという。

 

 「日米経済対話は何もやらなかったという意味でうまくいきすぎた。新たな対話での先送りは(トランプは)許さないだろう」

 

 麻生大臣が出来なかった事を、茂木大臣に出来るはずがない。

 

 いや、安倍政権そのものに、トランプ大統領の圧力をはね返すことなどできるはずがない。

 

 ひょっとして安倍首相は本格交渉が始まる前に敵前逃亡するつもりではないのか。

 

 この無策ぶりを見せつけられたら、そう思えてくる。

 

 あとは野となれ山となれだ。

 

 尻拭いさせられるポスト安倍はとんだ貧乏くじを引かされることになりそうだ。

 

 誰がなってもまた再び短命政権の時代に逆戻りしそうな気がする。

 

 だからといって、いまの野党にトランプ大統領の米国と正しく向かい合う能力など皆無だ。

 

 国民生活を守るためには、与野党を超えた緊急避難の挙国一致内閣がますます必要になってくる。

 

 これは冗談で言っている話ではない。

 

 誰かがそう言い出さなければいけない(了)

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天木直人のブログトランプの2国間交渉圧力にここまで無策だった安倍

2018年04月26日 11時33分22秒 | 国際・政治

 

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トランプの2国間交渉圧力にここまで無策だった安倍首相

2018-04-26

 

 

 きょう4月26日の日経が「迫真」というコラムで安倍首相が訪米した時の二国間交渉の裏話を書いていた。

 

 1970年-80年代の貿易摩擦を経験した経済産業省の幹部が過去の苦い経験を思い出し、いつか来た道をまたたどるのかと嘆いているという。

 

 すなわち、米国に輸入規制などの強硬策をちらつかされた日本は、まず繊維の輸出自主規制をのまされ、ついで農産物、自動車で摩擦が起き、米国で日本たたきが広がった、あの苦い経験だ。

 

 実際のところ、当時の日米交渉を知っている者なら誰でもそう考えているはずだ。

 

 ところが、安倍首相はどう対応していたか。

 

 日経新聞のその記事はこう書いている。

 

 「・・・安倍は日米首脳会談から帰国後、『あれがあったから踏みとどまった』と周囲に漏らしたという」と。

 

 そして日経のその記事は、「『あれ』とは日本が提案した米国との新しい通商対話の枠組みのことである」と書いている。

 

 つまり、これまでの一年間、ペンス副大統領と麻生副総理との間で話し合われるはずだった日米経済対話で何も話し合いをしようとしなかった日本に不満を持つ米国をなだめるために、新しい通商対話の枠組みをもちかけ、「今回はなんとかしのげた」と安倍首相とその周辺は安堵したというのだ。

 

 ここまで無策だとは思わなかった。

 

 訪米時にトランプ大統領と直談判する戦略など初めから無く、ただ先送りしただけだ。

 

 はじめからそんな無策で訪米し、首脳会談に臨んだということだ。

 

 無理もない。

 

 今度の首脳会談は北朝鮮問題ではしごを外されて、あわてて北朝鮮の圧力を忘れてくれるなと念押しするためだけの訪米であったからだ。

 

 それを逆手にとってつけこまれるトランプ大統領の攻勢には、何の対策も講じる余裕がなかったからだ。

 

 しかし、そのツケは大きい。

 

 外務省幹部はこう語っているという。

 

 「日米経済対話は何もやらなかったという意味でうまくいきすぎた。新たな対話での先送りは(トランプは)許さないだろう」

 

 麻生大臣が出来なかった事を、茂木大臣に出来るはずがない。

 

 いや、安倍政権そのものに、トランプ大統領の圧力をはね返すことなどできるはずがない。

 

 ひょっとして安倍首相は本格交渉が始まる前に敵前逃亡するつもりではないのか。

 

 この無策ぶりを見せつけられたら、そう思えてくる。

 

 あとは野となれ山となれだ。

 

 尻拭いさせられるポスト安倍はとんだ貧乏くじを引かされることになりそうだ。

 

 誰がなってもまた再び短命政権の時代に逆戻りしそうな気がする。

 

 だからといって、いまの野党にトランプ大統領の米国と正しく向かい合う能力など皆無だ。

 

 国民生活を守るためには、与野党を超えた緊急避難の挙国一致内閣がますます必要になってくる。

 

 これは冗談で言っている話ではない。

 

 誰かがそう言い出さなければいけない(了)

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天木直人のブログ核廃絶を願う日本国民なら秋葉発言を見逃してはいけ..

2018年04月26日 10時50分32秒 | 国際・政治

核廃絶を願う日本国民なら秋葉発言を見逃してはいけない

2018-04-26

 

  きょう4月26日の朝日新聞が教えてくれた。

 

 米NGO「憂慮する科学者同盟」のグレゴリー・カラキ上級アナリストという人物が、きのう25日、東京の外国特派員協会で記者会見し、秋葉剛男駐米公使(当時)らの言動を厳しく非難したというのだ。

 

 すなわち、オバマ政権発足直後の2009年2月に開かれた米国の核戦略に関する米議会諮問委員会で、秋葉公使をはじめとした日本大使館は、米国の核の傘の抑止力の強化を求める言動をとったことがあった。

 

 これを公開し、批判したカラキ氏が訪日し、外国特派員挙会であらためて批判したのだ。

 

 当時日本大使館が配布したとされる文書まで公開したのだ。

 

 カラキ氏がこの秋葉公使らの言動を暴露して批判した事は報道で知っていた。

 

 その事を私はメルマガでも書いた。

 

 しかし、国会もメディアもほとんど騒ぐことなく、やりすごされた。

 

 しかしカラキ氏は追及を止めなかったのだ。

 

 カラキ氏は執念深いのか。

 

 違う。

 

 秋葉氏の言動が、「核なき世界」の実現にそれほど許しがたい障害になっているということなのだ。

 

 いまこそ日本の反核主義者は、このカラキ氏の批判に呼応して、米国の核の傘に頼る日本政府の外交姿勢批判の先頭に立たなければいけない。

 

 なぜなら、この時の日本大使館の言動がオバマ大統領の「核なき世界」に悪影響を与え、核戦略見直しを妨げたからだ。

 

 この時の日本大使館の言動が、いまの河野外交の核兵器廃止条約反対に直結しているからだ。

 

 そして、当時在米日本大使館の公使であった秋葉剛男氏が、いま安倍首相に抜擢されて外務次官として安倍外交を担っているからだ。

 

 このままでは被爆国日本の外交が毀損され続ける。

 

 秋葉批判はもっともっと国会で取り上げられなければいけない。

 

 カラキ氏一人に日本の「核なき世界」拒否の批判を任せていてはいけないのである(了)

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中学校教諭、生徒の首絞め失神させる 大分

2018年04月25日 20時58分18秒 | 受験・学校・学問

 中学校教諭、生徒の首絞め失神させる 大分

(日テレNEWS24) 15:42

 

先週、大分市内の市立中学校の男性教諭

先週、大分市内の市立中学校の男性教諭が、下校の指導中に生徒の首を絞めて失神させていた事が分かった。この問題は今月20日、大分市内の市立中学校の50代の男性教諭が、下校指導中、男子生徒の首をつかんで転倒させ頭などにケガをさせたもの。関係者によると、この際、教諭が生徒の首を絞めて失神させていたという。市教委は不適切な指導だったとして、今月22日に会見を開いて謝罪した。

 しかし、その際の説明では「転倒した後、すぐに立ち上がった」などとして、気を失った事実を明らかにしていなかった。理由について市教委は、「事実関係の確認を行っていた途中であり、隠す意図はなかった」と釈明している。警察が事実関係の確認を進めている。

行き過ぎた生徒指導と思います。

脳に酸素がいかず植物人間になったら困ります。

 

 

 

 

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天木直人のブログ自民党と変わらない立憲民主党の対米外交

2018年04月25日 18時53分43秒 | 国際・政治

自民党と変わらない立憲民主党の対米外交

2018-04-25

 

 民進党が分裂し、野党第一党になった立憲民主党がかつての民進党より、より明確に自民党との違いを打ち出すようになった。

 逆に言えば、だから立憲民主党は野党第一党なのだ。

 しかし、対米外交については自民党のそれと何も変わらない。

 枝野代表のこの言葉を見つけて、つくづくそう思った。

 発売中のアサヒ芸能誌上(5月3・10GW合併特集号)で、テリー伊藤との対談に応じている。

 野党第一党を売り込むためにメディアに露出しなければいけない枝野代表もご苦労な事だ。

 しかし、そのインタビューの中で、枝野代表はとても深刻な事を、軽々しくテリー伊藤にしゃべっている。

 それは対米外交の最大の問題である基地問題についての発言だ。

 政権をとったら基地問題をどうするのかと聞かれてこう答えている。

 「もちろん、我々が政権をとったら『やめます』と明言したいですけど、言えません」と。

 「なぜなら、これはアメリカ政府も関わる話ですから」と。

 「我々が政権を取ったタイミングで、アメリカ政権がイケイケドンドンのタカ派であれな、それはやはり難しいですよ」

 こう語っているのだ。

 何と言う発言だろう。

 まるで自民党政権の代表の発言そのものだ。

 いや、自民党の宏池会なら、ウソでもこんなことは言わない。

 かつて社会党は自民党と連立政権を組んで日米安保を容認し、そして社会党を消滅させた。

 行き場を失った連中の多くが民主党の中で生き残り、いままた立憲民主党に生き残りの場を求める。

 この国の政治がどんどんと「日米安保からの自立」から遠ざかっていく。

 その一方で米国はどんどんタカ派になっていく。

 どうにもならない現実である(了)

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