教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

不正経理、全大学・短大調査へ 文科省「うみ出し切る」

2011年08月11日 18時17分55秒 | 受験・学校
2011年8月11日16時27分アサヒコム『経理疑惑を受け、文部科学省は今月中にも、全国の国公私立すべての大学・短大を対象に不正経理の有無を調査する方針を決めた。この調査結果をもとに、外部の有識者会議で研究費の管理状況を検証したうえで、今年度中にも再発防止策を示したい考えだ。  研究費の使い方を巡っては、早稲田大などで高額の不正経理が発覚したのを機に、文科省は2007年、研究者や研究機関に適正使用、管理を求めるガイドラインを作成している。しかし、その後も山口大や大阪大で不正が相次いで発覚したうえ、今回の朝日新聞の報道により、約330人の研究者に不正経理の疑惑が浮上。文科省はこうした事態を問題視し、大規模な調査に乗り出す方針を決めた。  調査対象は全国の大学・短大のほか、研究機関など研究費を扱う文科省所管の独立行政法人も含める。今月中に各機関に対し、研究者が研究費を業者にプールする「預け金」などの不正経理をしていないか調べるよう指示する。文科省幹部は「研究費の不正経理を幅広く調べ、うみを出し切る」としている。 』

少子化による18歳人口の減少期に入り大学経営のガラス張り化、大学の財務内容や研究費の運用を公開して行かざるを得ない時代に入って来たと言えます。大學にも財務内容の開示、ディスククロージャーの必要性が迫られて来ています。各大学の研究費の運営管理の適正化が今後求められて行く大學冬の時代かも分かりません。又文科省幹部は「研究費の不正経理を幅広く調べ、うみを出し切る」言っていますが文部官僚のキャリヤ組みの各大学への天下りも返す刀で今後追求されて行くでしょう。文部科学省対天下りした文部官僚元キャリヤ組との唾ぜり遭いや天下りの実態もこれから問題化し明るみに出て来るのではないでしょうか。今年一杯で片付くお団子三兄弟体質ではないと思います。日本の大学の『親方日の丸』的な深い病巣は、不況で苦しい生活を送っている一般庶民の生活とは程遠いと思われます。大学の体制の上に長年胡坐を掻くプチブルインテリゲンチャーの世界ですから、不正を解明するまではかなりの時間が掛かるのでは有りませんか。国公立大學、私立大学問わずに出入り業者との大學との馴れ合いや癒着も今日や明日に始まった事では有りません。

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