教育カウンセラーの独り言

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34都府県が導入・検討=クラウド、災害時に期待―時事通信社調査

2011年10月30日 15時07分52秒 | デジタル・インターネット
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[時事通信 10月30日(日)2時35分配信
 インターネットなどを通じたクラウドコンピューティング(クラウド)を行政事務処理に活用する自治体クラウドについて、都道府県の約7割に当たる34都府県が既に導入、あるいは導入に向け検討していることが29日、時事通信社の調査で分かった。これらの団体は、クラウドの特徴である情報システムへの投資負担の軽減に加え、地震や津波などで庁舎が被害を受けても、外部のサーバーを通じて業務継続が可能になる「災害への強さ」に期待している。 自治体クラウドは、民間事業者などが運営するサーバーやソフトをネット経由で利用して行政事務を処理する手法。自治体が独自にシステムを開発し、他の自治体と共同利用するケースもある。自治体が単独でシステムを構築するのに比べ、維持管理費が格安になる利点がある。 調査は9~10月、47都道府県と19政令市を対象に実施し、全団体から回答を得た。
 調査結果によると、クラウドを導入しているのは、青森、岩手、福島、東京、新潟、石川、兵庫、香川、鹿児島、沖縄など28都府県。具体的には、京都府が電子申請、施設予約に関する事務などを府内26市町村と共同実施している例などがある。また、静岡県が「導入に向け、実証実験などを実施している」と答え、愛知、岡山など5県が「導入に向け、検討している」と回答。北海道、宮城、長野など13道府県は「検討はしているが、方向性は決まっていない」と答えた。
 政令市では、札幌、仙台、浜松、京都、北九州など11市が既に導入しており、静岡市が導入に向けた検討を行っている。』
インターネットなどを通じたクラウドコンピューティング、クラウドを行政事務処理に活用する自治体クラウドについて、都道府県の約7割に当たる34都府県が既に導入していますが、セキュリティ管理が心配です。 外部からのハッカーやウイルス攻撃を受けたり、感染しないような安全対策や個人情報が知らないうちに漏洩しないか危惧されます。

クラウドコンピューティング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クラウドコンピューティングのイメージ図。ユーザーから見てクラウド(雲、ネットワーク)の中にプロバイダが提供する各種サービスがある。

クラウドコンピューティング: cloud computing)とは、ネットワーク、特にインターネットをベースとしたコンピュータの利用形態である。ユーザーはコンピュータ処理をネットワーク経由で、サービスとして利用する。

名称

クラウド」(雲)は、ネットワーク(通常はインターネット)を表す。従来より「コンピュータシステムのイメージ図」ではネットワークを雲の図で表す場合が多く、それが由来と言われている。「クラウドコンピューティング」という用語がバズワードであるという議論は、後述の類似用語を参照。

概要

従来のコンピュータ利用は、ユーザー(企業、個人など)がコンピュータのハードウェアソフトウェア、データなどを、自分自身で保有・管理していたのに対し、クラウドコンピューティングでは「ユーザーはインターネットの向こう側からサービスを受け、サービス利用料金を払う」形になる。

ユーザーが用意すべきものは最低限の接続環境(パーソナルコンピュータ携帯情報端末などのクライアント、その上で動くブラウザインターネット接続環境など)のみであり、加えてクラウドサービス利用料金を支払う。実際に処理が実行されるコンピュータおよびコンピュータ間のネットワークは、サービスを提供する企業側に設置されており、それらのコンピュータ本体およびネットワークの購入・管理運営費用や蓄積されるデータの管理の手間は軽減される。

クラウドコンピューティングは、従来から存在するネットワーク・コンピューティングユーティリティコンピューティングSaaSなどを言い替えたもの、あるいはこれらの要素を含み更に発展させたもの、などとされる。

定義としては、アメリカ国立標準技術研究所 (NIST) による以下の定義が引用されることが多い。

  • Cloud computing is a model for enabling convenient, on-demand network access to a shared pool of configurable computing resources (e.g., networks, servers, storage, applications, and services) that can be rapidly provisioned and released with minimal management effort or service provider interaction. This cloud model promotes availability and is composed of five essential characteristics, three service models, and four deployment models.[1]
  • (参考訳)クラウドコンピューティングとは、コンフィグレーション可能な計算機資源(ネットワーク、サーバ、ストレージ、アプリケーション、サービスなど)の共有プールへの簡便でオンデマンドなネットワーク経由でのアクセスを、最小限の管理手順もしくはサービス提供者とのやりとりで迅速に供給することを可能にするモデルである。このクラウドモデルは5つの特性、3つのサービスモデル、4つの配置モデルから構成され、可用性を高めている。
クラウドコンピューティングの階層(SaaSはApplicationを、PaaSはPlatformを、IaaSはInfrastructureを提供する)

クラウドコンピューティングは、以下の3種類に分類される場合が多い。また以下を総称してXaaSと呼ぶ場合もある。

SaaS
インターネット経由のソフトウェアパッケージの提供。電子メールグループウェアCRMなど。セールスフォース・ドットコムのSalesforce CRM、マイクロソフトMicrosoft Online Services、GoogleのGoogle Appsがある。
PaaS
インターネット経由のアプリケーション実行用のプラットフォームの提供。仮想化されたアプリケーションサーバデータベースなど。ユーザーが自分のアプリケーションを配置して運用できる。セールスフォース・ドットコムのForce.comプラットフォーム、GoogleのGoogle App EngineAppScaleマイクロソフトWindows Azureなど。
HaaSまたはIaaS
インターネット経由のハードウェアやインフラの提供。仮想化サーバーや共有ディスクなど。ユーザーが自分でOSなどを含めてシステム導入・構築できる。Amazon.comのAmazon EC2、Amazon S3など。

クラウドコンピューティングの形態で提供されるサービスを「クラウドコンピューティングサービス」または単に「クラウドサービス」、そのサービス事業者を「クラウドサービスプロバイダー」または単に「クラウドプロバイダー」とも呼ぶ。

クラウドコンピューティングの種類(パブリッククラウド、プライベートクラウド、ハイブリッドクラウド)

インターネット経由の一般向けサービスを「パブリッククラウド」、業界内・企業内(ファイアーウォール内)などのサービスを「プライベートクラウド」、両者を組み合わせたサービスを「ハイブリッドクラウド」とも呼ぶ [2] [3] [4]。特にプライベートクラウドはアウトソーシングの一形態とも言える。

クラウドコンピューティングはコンピュータ処理の使用形態であり、それ自体は新しい技術ではなく、特定の技術を指す用語でも無い。しかし、この形態の普及を可能にした背景には、インターネットや各種技術の進歩がある。ユーザーとプロバイダの間は、通常は標準化されたインターネットの技術が使用されるが、専用の技術(プロトコル、ソフトウェア、ハードウェア)を使用するものもある。プロバイダの内部(データセンターサーバ群)で使用する技術は問われないため、通常はオープン標準に準拠したソフトウェアや、ユーザー数や処理量の増減に対応できる仮想化技術が使用されるが、Googleなどはスケーラビリティ確保のために自社独自開発されたグリッドコンピューティング技術などを多用している。

歴史

「クラウドコンピューティング」の用語は、2006年のGoogleのCEOであるエリック・シュミットによる発言が最初とされ、Google App EngineAmazon EC2などが登場した2006年から2008年頃にかけて普及した。

しかし「コンピュータ処理をネットワーク経由でサービスの形で提供する」という形態自体は従来より存在している。1960年代からのタイムシェアリングシステムなどのデータセンター利用(中央の仮想化環境をリモートからネットワーク経由で共有し、従量制または定額制でサービスとして課金する)、1980年代のVAN1991年頃からのインターネットをベースとしたASP、更にはSaaSなどである。一般的には、クラウドコンピューティングのうち、主にパッケージソフトウェアの利用を提供するものをSaaSと呼ばれるようになってきた。

歴史的なコンピュータの利用形態の変遷は、以下とも言われる。

  1. メインフレーム全盛期の集中処理
  2. 分散システムオープンシステム)の抬頭によるクライアント・サーバなどの分散処理
  3. インターネットに代表されるネットワーク中心の、新しい集中処理
  4. 世界に分散したユーザーがサーバを意識せずサービスを受ける、クラウドコンピューティングの処理形態

SaaSの用語が一般化した以降の年表を下に示す。

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