言うことを聞かない子どもに、ついイライラし感情的になってしまう保護者の方は多いだろう。しかし、子どもの行動は、保護者が彼らの気持ちを認め、接し方を工夫することで大きく変わる。23年にわたる保育士経験を持ち、子どもコンサルタントとして活躍中の原坂一郎氏が、叱るコツをアドバイスする。
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1)叱るときは、触れ合いながら、短時間で的確に伝える
まだまだ未熟な子どもにとっては、保護者のしつけは不可欠ですし、時には厳しく叱ることも必要です。でも、しつけとは、知らないことを教えるのが目的です。叱るときは、子どもの手を握ったり子どもを抱っこしたりするなど、触れ合いながら叱ってみてください。そうすれば、子どもは「愛されている感」を覚え、聞く耳を持てるようになっていきます。また、尾を引かないよう、叱る時は「太く短く」を意識し、内容を的確に伝えることも大切です。
2)疑問文の言葉は禁句!
「何をしているの!」「どこに上がっているの!」「いつまでしているの!」など、子どもを注意するときに疑問文を使うことは止めましょう。そういう遠回しな言い方は、子どもには理解しづらく、文句にしか聞こえていません。してほしいことを伝えるときは、「早く準備してね」「食べ物で遊んだらダメ」など、伝えたい内容を正確に言いましょう。そのほうが、素直に聞き入れてもらえます。
3)叱ったら、笑顔を倍返しする
子どもが保護者に求める一番大切なことは、「安心感」です。でも保護者から叱られている印象ばかりが残ると、自分が嫌われているように思い、不安になります。子どもは保護者の笑顔が大好きです。ですから、叱ったらそのあとその倍の回数、笑顔を見せてあげてください。そうすれば、「叱られても大好きな人」となり、信頼関係も保たれます。
私の昭和一桁世代の亡き母は、親戚の子供の面倒を見ましたが、悪いことをした時にその場で叱らないと後で何ぼしかっても効果はないと教えてくれました。一までも感情的になってくどくど叱っている若いママも居ますが夜9巻が得るべきだと思います。
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