教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

グローバル4大学よりも!蟷螂の斧・山内康一

2011年10月28日 11時19分31秒 | 受験・学校

昨日、某大学の国際教育専門家の教授とお話をしていて、
初めて「グローバル4」という言葉を聴きました。

その教授は、日本の人材の国際競争力を強化するには、
東大とかの旧帝大より「グローバル4」に投資すべき、
ということを力説していらっしゃいました。

グローバルな人材を育成している日本の大学の中で、
特に有名なものを「グローバル4」と呼ぶそうです。

早稲田大学国際教養学部、国際基督教大学、国際教養大、
立命館アジア太平洋大学の4大学を指すそうです。

英語で授業を受けられ、留学生や外国人教授の比率が高く、
グローバル企業への就職が強い大学のことみたいです。

私の母校の国際基督教大学(ICU)も「グローバル4」で、
4大学の中では一番古くて伝統がある学校です。

しかし、わが母校の一番の売りは「リベラル・アーツ」であり、
教授陣にとってはキリスト教精神に基づく教育も重要であり、
英語教育だけで評価されるのは、残念な気もします。

単なる外資系企業の日本人要員養成スクールではありません。
私が母校ICUに関して一番誇りに思っているのは別のことです。

アフガニスタンとか、東チモールとか、タンザニアとか、
世界の紛争地や貧困国で必ずICUの卒業生に会いました。
ほぼ同世代の人が、大勢フィールドで活躍していました。

みんな英語ができて、大学院で修士号くらい終わっているので、
外資系企業ならNGOの3~10倍の給料がもらえる人たちです。

JICA、国連機関、NGO、ジャーナリスト等など、
いろんな立場で人道援助や開発援助に関わっている人材が、
ICUにはとても多く、それが私にとって一番の誇りです。

またICU卒業生には、国内でNPO活動をやっている人も多く、
非営利セクターで活躍するユニークな人材が多いのも自慢です。
例えば、自殺対策で有名なNPOライフリンクの清水康之さんは、
私と卒業年が同じ96年卒のICU同窓生です。

私にとっては、高給取りの卒業生が多いことなんかよりも、
安月給でも社会に貢献する卒業生が多いことが自慢です。

ぜひ週刊誌で大学の「社会貢献度ランキング」をやってほしいです。
そうすれば高校生の大学選びに新基準ができると思います。

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引用元http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog

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