春には下手から攻めて行きつけなかったほんぐう池の堰堤に、上手から攻めて行ってきました。
閉鎖されたゴルフ場を過ぎれば、池沿いに通路が残っています。しかし、荒れて狭くて一方は池へと落ち込んでいますので、MTB梶号といえども乗っていくのには度胸と技量と脚力が必要です。で、押し歩きです。
貯水量は思いっきり減っていて、堤の根っこまでのぞき込めます。乗越堰堤の外側は2,30mほどの垂直崖になっています。さらにその少し下に春に見た小さな滝があると思われます。江戸時代に作ったのだと思いますが、大変な難工事であったであろう事は想像に難くありません。娘御供がおこなわれたという伝承が事実であったろうと思わされます。
兄は小学校の遠足でここに来たと言います。むきだしの堰堤下は2,30m落差の奈落の底です。おおらかな時代でした。