雲一つない快晴の下、MTBチョイ乗り、および沢たどりでした。千種川の支流、安室川の源流は今はダム人造湖の鳳宮(ほんぐう)湖ですが、昔は人造池の鳳宮(ほんぐう)池でした。その池は今も機能しているのですが、そのせき止め堰堤は見たことがありません。安室川を遡って尋ねることにしました。
ドンツキの集落外れにMTBを置いて沢を上って行きました。傾斜は緩いのですが、沢沿いであったり沢の上であったり、二度は浮石でよろめいて水に足を濡らしたりもしての2,3kmほどの沢登りです。いくつもの炭焼き窯跡が目につきました。
これは原型が良く残っているほうです。この山奥から炭を担ぎ出すのはかなりの労苦であったろうと思われます。うちの近所のほんの山際にもいくつかあって、五十数年前には窯中の暗闇でコウモリを捕まえて遊んだものです。
さて、沢のどん尻は小さいながら滝になっていました。周囲は高い崖になっており、滝を回り込むのは相当に大変と思われました。溜まっているゴミはブイやビニールボートかすなどで、この上に湖なり池なりがあるのは間違いありません。
目前に堰堤があるだろうとは思いますが、あきらめて引き返しました。2年長の兄はこの堰堤に小学校から遠足できたそうです。この沢を登ってきたのだろうとずっと思っていたのですが、違いました。上の山伏峠を抜ける県道をたどって池に達し、池の縁を廻って堰堤にたどり着いたのだろうと考えなおしました。後日、このようにして堰堤にたどり着くつもりです。