水曜日は宿周りの通りに市が立つ日だ。過去二回と同じポジションで同じ構図のスケッチをする。数年前に比べて店数が減り、店子の掛け声にも力が無く感じられる。
スケッッチ終盤、見覚えのある二,三の親父達があらわれて、スケッチを覗き込んだ後で店番に就いた。昼休みをしていたのだろうか?右手の乾物を扱う、青シャツ長あごヒゲの親父は、7年前そして8年前と変わらぬ姿を見せてくれている。
スケッチが終わってウリを買おうとしたが、代金を受け取らない。ありがたく頂いた。このウリ、見かけは大雑把だが美味い!野菜果物の美味さはトルコが随一との印象は、地中海地方数カ国を巡ってきたこの旅の終わりでも変わらない。
翌日、空港から飛び立ち、帰国の途についた。
2003年地中海編スケッチ集が完成しました。 http://artytaka.main.jp/?page_id=439
にてご覧ください。