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息苦しい世の中で 自由に語り合える空間を

自由でも民主でもない この日本を もっともっとよりよく変えていくことができるように たくさんの知恵を語りましょう。

先を読む 裏を読む

2010年12月29日 09時32分10秒 | あれこれと
 字面だけではおそらく理解しきれないだろうと思われる芸能界と政界。
 この2つの記事も、これだけの情報からでは真相は皆目不明だ。
 将棋や囲碁のように、何手先を読んだ「計算」があるのだろうが、それはいずれ明らかになるに違いない。
 その「裏」を推理することは楽しいことではあるが、いずれも「保身」が最大のねらいであることを考えると、あまりいい気持ちになれるものでもない。
 とりわけ小沢氏は、証拠は残していないかもしれないが、状況としては「真っ黒」である。私服を肥やしているというよりも、自らの権力、地位を保持するために、金や土地、人脈を、無理をしてまでふくらませて利用しているといった感が強い。
 小沢氏が、どんな戦略・戦術で、自らを守ろうとするか、また腰砕けの民主党がどのように組織を維持させていけるのか、今後の展開が楽しみである。


「歌舞伎俳優の市川海老蔵(33)が殴られ重傷を負った事件で、海老蔵は28日、都内で会見し、元不良グループリーダー(29)と同メンバーの伊藤リオン被告(27)の両者とそれぞれ示談が成立したと公表した。・・・・・会見には代理人の深澤直之弁護士が同席。24日付で成立した示談の内容について説明した上で「金銭のやりとりなどこれ以上のことはございません」と強調した。示談に至った理由として(1)海老蔵の酒の飲み方に大いに反省すべき点があり、一方的な被害者であるという主張を法廷で通すのが困難(2)酒の席での記憶を主張し合うより双方が前に進むことが適切(3)早期決着により、心労をかけた父・市川団十郎(64)や麻央ら家族を安心させたい――などを挙げた。」(スポニチアネックス)

「民主党の小沢一郎元代表は28日午後、衆院議員会館で記者会見し、自らの政治資金問題について、来年1月召集の通常国会で衆院政治倫理審査会に出席し、弁明する意向を明らかにした。ただ、早期に応じる条件として国会運営の円滑化を挙げ、問責決議を受けた仙谷由人官房長官らの辞任を事実上要求した。無条件での出席を求める菅直人首相らとの対立は解けておらず、党内の主導権争いは首相が検討する内閣改造も絡み、1月に最大のヤマ場を迎える。」(時事通信)




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ワールドカップ招致落選は当然至極

2010年12月04日 11時17分55秒 | あれこれと
「サッカーのワールドカップ(W杯)2018、22年大会開催地を決める国際サッカー連盟(FIFA)理事会の投票が2日、当地であり、18年大会はロシア、22年大会はカタールで行われることになった。日本は22年大会に立候補し、02年の日韓大会以来2度目の開催を目指したが、落選した。」

招致活動をしていることすら知らなかった。
落選は当然。「何回もチャレンジして、最後に笑うのだ」という考えなのだろうが、世界中にはまだたくさん未開催国、地域が残っているのだから、そちらに譲ってくほうが、よりよいのでは。
次の世代か、その次の世代で充分。招致活動のエネルギーは別のほうにまわしてほしいですね。
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またまた言葉のすり替え

2010年10月04日 21時07分32秒 | あれこれと
「この度の私の政治資金団体に関る問題で、お騒がせしておりますことに心からお詫び申し上げます。

 私は、これまで検察庁に対して、私が知る限りのことは全てお話をし、二度にわたり不起訴処分となっており本日の検察審査会の議決は、誠に残念であります。

 今後は、裁判の場で私が無実であることが必ず明らかになるものと確信しております。

 衆議院議員 小沢一郎」

 彼の行ってきたことは、「法」に抵触しなかったということ。
 無実とは違ったものであるが、彼は、それを巧みにすり替えようとしている。
 残念ながら、現在の法律では罰せられることはないが、倫理としては政治家にふさわしくない手法であること、限りなく黒に近い灰色であることは間違いのないことだろう。
 「騒がせて」すみません、ではなく、「法には触れないがいけないことをして」すみません、と言って欲しかったが・・・

 まあそれは無理か。
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国家は必要悪か

2010年09月27日 23時45分41秒 | あれこれと
今回の尖閣諸島の件では、中国が国家の一番醜い所を、あますことなく曝してくれた。
右翼とそのシンパは、「待ってました」とぱかり、攻撃の論陣を張るのだろうが、おっとどっこい、これは、社会主義、資本主義問わず、国家として存立している限り、いつでもどこでもつきまとってくる問題である。(アメリカの対ベトナム、イギリスのフォークランドを巡る強行姿勢など)

中国は、「国益」と称して、恫喝(釈放・賠償要求)、報復(輸出品の全製品検査の導入、フジタ社員の逮捕・交流、スマップのチケット販売停止もそうだろう)、煽動(市民による抗議デモ)といった、かなり古典的な手法で、日本に対してゆさぶりをかけ続けている。

領土問題や、その「先取り特権」は、それこそ「国益」を是とする約束のひとつであって、これ自体批判されるべきものなのだろうが、理詰めでいけば、19世紀の終わりに日本の領土として閣議決定された尖閣諸島を70年以上も異議を唱えずに黙認してきた中国には勝ち目はないだろう。

しかし、しかしである。国家の論理は、この「理屈」「正義」がなかなか通用しない現実がある。

国家なんてくそくらえ、と思ってはみたものの、いますぐに国家の消滅などと考えることも、正解ではないだろう。

人類は、それにとってかわる、国家なしの、または「民主的国家」の新たなシステムを創り出すことができるのだろうか。


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この国をダメにする人

2010年08月22日 09時07分52秒 | あれこれと
「東京都の石原慎太郎知事は15日、靖国神社を参拝した。終戦の日の靖国神社参拝は、昨年は海外での公務に重なったため2年ぶりとなる。
 石原知事は参拝後、報道陣に対し、首相と全閣僚が靖国神社に参拝しない方針を示したことに「日本のことを考えないやつらのことを話しても仕方がない」とし、「この国はこのままでは駄目になる。100歳を過ぎたご老人の行方が知れないってどういうことだ。自分の親の弔いもしていない。本当に英霊も浮かばれない」と述べた。
 その後、石原知事は周囲にいた参拝客に「皆で頑張ろうな」と呼びかけた。」(産経)

 産経らしく好意的な文脈である。
 ①靖国参拝しない閣僚=「日本のことを考えないやつら」(この言葉の下品さはどこから来るのだろう)
 ②老人の行方が知れないってどういうことだ=つまり、人間関係が希薄だ=親のことも考えない=世も末だ=だから英霊も浮かばれない

 この支離滅裂な論理、幼稚で短絡な結論、貧相な言葉の使い方、こんな人(「やつ」とは言わない)が首都の長である。
 これこそ「国辱」だと思う。

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八月六日

2010年08月06日 13時50分16秒 | あれこれと
広島原爆の日。
十年連続で、この時期この地を訪れたことがあった。祈念館を初めて訪れ、その帰りに場末のひなびた赤提灯の飲み屋「緑」に立ち寄ったのがきっかけ。店には和服を着た七十くらいの「きよこさん」がいるだけ。椅子が十もないカウンターだけの小さな店だった。あとで語ってくれたのだが、彼女は被爆者手帳を持っている。投下の後に親類の安否を確かめたくなって広島を訪れたのだそうだ。京都の呉服屋の旦那の二号さん、旦那の死後、広島で店を開いたことなど、酔うと饒舌になる。詩吟を吟じると艶やかに若々しくなる。毎年一回しか訪れないのに、いつも楽しみにしていてくれて、「生きていたら、あなたくらいになる息子がいたんです」 生後まもなく死なせてしまった子を思い出すきよこさんは、小さく老けている。いつも最後は酔い潰れてしまい、私は店の中の後片付けをし、暖簾をしまい、きよこさんを背負って二階の住居まで運び、シャッターを閉め、鍵を閉めたあと、その鍵を小さな窓の隙間から投げ込んでホテルに帰るのが、毎年の年中行事だった。 十年目の夏、みやげを片手に訪れたが、店の建物は跡形もなく駐車場になっていた。隣のぼったくりバーのママさんに聞くと、半年前の深夜に救急車が来て「それっきりよ」と。彼女の故郷は四国徳島と聞いたが、それ以外については何も手がかりがない。 なまこがダメな私に、このわたを毎年食べさせてくれた。こんな絶品、好きになるまで何年でもあるような出しつづけるのだと笑って言いながら。

妹の誕生日前夜、私の誕生日の翌日。
11も離れた妹。あの日は、伯母の家に泊まっていて、誕生を待っていたのだと思う。小学五年生の私。伯母に「前祝いだから」と好物の「筋子」を食べさせてもらった。翌日に妹は私たちの前に現れた。
「なんか猿みたいに赤い顔だなあ」と思う。以来、いつまでたっても可愛くて愛おしい妹。


五日は私が生まれ、六日は広島が死に、七日は妹が生まれ、九日は長崎が死に。
交互に繰り返す生と死。
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光明を!

2010年08月05日 12時15分28秒 | あれこれと
誕生日。
どのようなかまえでこれを迎えたらいいのか、答えが見つからない。

二十歳のころの、あの輝かしい未来を希求しての、それが今にも手が届きそうな感覚は、もはやない。絶望とは違うが、現実の壁の厚さに、複雑極まりない構造にたじろいでいると言えるのかもしれない。

この社会で、小さく埋もれている砂粒ほどの個人やその考えは、もっぱら自己責任でしか救済しなければならない時代と 様変わりした。
国政? 詐欺のような小選挙区制度で小さな声は揉み消される。
新しい政権も、軽はずみな発言と、自民党ばりの派閥暗躍の日々。逆累進課税の消費税値上げは唱えても、大企業の税率や内部留保には口を閉ざしたまま。もちろん日米軍事同盟のもと、外国の基地が母国にある異常さにも、なんら改革のビジョンを発することもない。

すべてが国政に反映する前に、芽を摘まれている。
労働組合はどうだろう。
すでに闘わない御用組合として変質しているか、もう誰も加入しない「まっとうな」組合かのどちらかしかない。しかももう組合員は労働者の中では少数派なのだ。
社会党は解体し、その支持基盤であった総評は、全逓、国労は、日教組は、無くなってしまうか、闘わない組合へと変質していった。
若い者は、管理のゆきとどいた教育のおかげで、労働三権すら知らない。
「えっ、メーデーってなんですか?」と聞いた同僚のことはすでに書いた通りである。

社会をよりよく変革するために学ぶといった内容は、すでに教育の現場からは巧妙に削りとられている。せいぜい「社会性」の育成では「うまく社会に適応する力」にすりかえられ、教育活動全体で指導要領の掲げる受け身の徳目だけが指導の内容となる。平和や民主主義という言葉を使うと管理職や教育委員会からはクレームがつく。教員は勤務超過のアリ地獄。まともな教養すら身につける時間もなく、ひたすら市販の指導書やネットで切り貼りした計画案、パソコンでコピーして安直に授業をするだけとなり、毎週管理職に提出する週案のチェックも相まって、独創性など皆無となりつつある。

片や国民も、その主張をビラにして郵便受けに入れようものなら逮捕される時世。最優先されるべき参政権は投票行為だけ。ただでさえ政治を語らない日本は、ますます語ることが「ダサい」ことになっている。

経済。企業あっての私たち、そう思うのは自然だろうが、儲けたからといって、それが私たちに還元されることなどないということが、バブルがはじけて以来、自明になったのに、まだ国民は頑なにその迷信を信じ続けている。
日本の周りを見るとまさに弱肉強食の資本主義の競争世界。日本はそんな嵐の中にあって、独自の安定路線、福祉社会を作り出せないものか。

テレビはあまり見ないものの、チャンネルを回すと、どこも似たような安上がりのバラエティ番組ばかり。笑いは好きだが、ゴシップ、楽屋落ち、下ネタ、弱視嘲笑が多すぎる。

人と人との関係が、薄っぺらになった証拠でもあるような、育児放棄、「理由なき」「誰でもよかった」式の殺傷事件、老人の所在不明。

生きるに値する世の中にしていきたいものだ。

宮本輝「三千枚の金貨」を読み終える。

「二十年待てたら、俺たちは大きな人間になれるなァ」
「大きな人間て、どんな人間?」
「悲嘆もしない、落胆もしない、という人間だよ」

という箇所がある。

かつて、大学のサークルで「真剣にはなっても、深刻にはならないようにしよう」という言葉が合言葉になっていたときがあった。

そう、闇ばかり見ていてはいけない。
わずかではあっても光明を。

見えないのならば、私が点せばいいのだ。
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絆の喪失

2010年08月03日 11時51分25秒 | あれこれと
人は1人で生きているようでも、実はさまざまな人たちとの関連があって、はじめて生き続けることができる存在です。(仙人は例外ですね)

今回の、大阪での育児放棄の事件は、母親が風俗店に勤めていたり、若かったりということもあって、週刊誌のかっこうの「餌食」になった観がありますが、そのような「特殊性」を除いても、私たちと似た部分がとても多いことに気づかされます。

「母親が育児を放棄した末、大阪市西区のマンションで幼い姉弟が亡くなった事件。多くの住民が異変に気づきながら、児童相談所(児相)に通報したのは1人だけだった。複数の人が通報していれば、児相の危機感も強まったかもしれない。なぜ通報をためらったのか。子どもの泣き声が繰り返し聞こえてきたら、どうすればいいのだろう。

 激しい夜泣き、「ママーっ」と泣き叫ぶ声――。

 姉弟の遺体が見つかったマンションは11階建て(約80戸)。朝日新聞の取材では、10人以上の住民が子どもの泣き声を聞いていた。

 「虐待かも知れない」。アルバイト女性(21)は職場で同僚に相談したことがあった。通報を勧められたが、「間違いで(親に)気分を害されたら嫌だなと思った。どこに通報すればいいのかも分からなかった」。

 この女性によると、泣き声が気になり出したのは5月ごろ。「ギャー」と泣き叫ぶような甲高い声で時々、「ママーっ、ママーっ」と叫んでいた。窓を開けて寝ていると、目が覚めるほどだったという。6月に入って泣き声がやんだため、「もう大丈夫かな、と思ってしまった」。

 無職の女性(27)も夜泣きにしては激しいと思ったが、通報しなかった。その理由を「どの部屋から声が聞こえてくるのか特定できなかったから。何もできなくて、こういうことになってしまってやりきれない」と話した。

 マンションは単身者向けのワンルームタイプが中心。近くには若者に人気のカフェや雑貨店が立ち並ぶ。住民らによると、若い賃貸入居者が多く、入れ替わりも激しく、近所づきあいはほとんどなかったという。結局、児童相談所の大阪市こども相談センターに通報した住民は1人だけだった。 」(アサヒコム)

 かつての「しつこいほどの近所づきあい」はいやだとしても、せめて「必要なとき」「いざというとき」は便りになる程度の付き合いは欲しいとは思うのですが。

 以前に受け持った5年生の子どもが、1年生の時から「親友」だという子と喧嘩をして、歯を折ってしまった「事件」がありました。
 すぐに病院で手当をしてもらい、当事者の両親に病院まで来ていただいたのですが、相対した母親同士、なんと挨拶は、「はじめまして」だったのです。
 5年間ずっと仲良しだったにもかかわらず・・・
 このことから予想していたように、その喧嘩の「落とし前」は、見知らぬ親同士の話し合いがなかなか決着がつかず、私が中に入ってやっと双方が折り合ったという顛末でした。

 もとにもどりますが、この事件の母親は「遊ぶ」友達はいても、「相談できる」友達はいなかったということになるのでしょうか。

 秋葉原の事件も似たような環境だったと思いますし。

 みんな孤立して生きている現代社会の典型なのですね。

 
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離婚式!? 時代も変わった

2010年05月19日 05時56分03秒 | あれこれと
「離婚を決めた男女が結婚指輪をハンマーでたたきつぶして「最後の共同作業」をする「離婚式」が話題を呼んでいる。厚生労働省の人口動態統計によると、1年間の離婚件数は25万1136件(08年)で、約2分に1組が別れる時代。奇妙にも見える式の背景には、別れを新たなスタートにつなげたいという切実な思いもあるようだ。

 東京都内を中心に離婚式を企画しているのは、千葉県浦安市の元派遣会社社員、寺井広樹さん(29)。昨年4月、大学時代の先輩が離婚する際に「始まりを披露する結婚式はあるのに、なぜ終わりは何もないのか」という疑問を感じ、初めて離婚式を企画した。これが評判を呼び、離婚式プランナーに転身。これまで約20件の離婚式をプロデュースした。・・・・・」(毎日JP)

今や、3組に1組が離婚する時代。
こんな現象があってもおかしくないのかもしれません。

明るい前向きの離婚なのでしょう。
私はそうはいかなかったなあ・・・と、ちょっと複雑。
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なんと姑息な

2010年05月09日 12時49分14秒 | あれこれと
「たちあがれ日本(平沼赳夫代表)が今夏の参院選で、プロ野球・巨人で活躍した中畑清氏(56)を比例代表で擁立することが8日、明らかになった。たちあがれ日本は週明けにも正式発表する予定だ。」(スポーツ報知)

 申し訳ないが、彼に何が期待できるのか。
 タレント候補として、票集めの道具とされるのなら、中畑氏は怒らなければいけない。
 そうでなければ、彼は「公約」を私たちに表明しなければならない。

 姑息で単純な選挙の手法に、騙されてはいけない。
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ストに迷惑はつきもの

2010年05月05日 03時19分31秒 | あれこれと
 まぐまぐの投票サイトに「1898(明治31)年、日本初の鉄道ストライキが実施されました。
日本鉄道会社の機関士ら400人がストライキに突入し、上野~青森の列車が運休しました。ストがあると大変迷惑を被ると思いますが鉄道ストに遭遇したことがある方はYESを、それ以外の方はNOをお願いします。」といった設問がありました。
 (http://yoron.mag2.com/news_and_society/topic/result/4183)
 最近は、どの組合もストはやっていません。
 ですから、年配の人が「ありました」、若い人は「ありません」という結果となっていたのは当然のことでした。
 その中の意見にちらほら見られるのが、「スト迷惑論」です。もともとストは、「迷惑」をかけて、資本側に要求の再考を促すものです。ただ、おそらくは「あなたも労働者でしょ?」と思われる人も、堂々と「生活に支障をきたす」「組合のエゴで私の通勤が妨げられて困った」などと、平気で書き込んでいる人が少なくないのです。

 もともと社会的、経済的に弱者である労働者が、資本の側の暴走を規制し、また対等に交渉することができるようにと成立したのが、労働三法です。

 ですから、単純に「ストは迷惑千万」などと主張している人を見ると、がっかりしてしまいます。
 救いは、そのサイトにも、

 「国鉄時代に何度かあります。しかし、私はスト迷惑論には反対です。フランスでは鉄道のストがあっても絶対に迷惑論は出ないそうです。彼らは「これは労働者に認められた権利だ。彼らの権利を否定したら次は自分たちの権利が否定される」と迷惑を我慢して言うそうです。これが権利を自力で勝ちとってきた国と与えられた国の違いなんでしょうね。」

 といった意見も散見でき、まだまだこの国は捨てたものでもないのかな、とも。

 どの組合も、ストを行うと国民から袋だたきにあう、と考えているのでしょう。

 社会問題、政治的な問題について及び腰の、私たち教師の問題でもあるようですね。
 冗談ではなく、私の学校にも、「メーデーってなんですか?」と、真面目に私に問いかけた「新人類的教師」が出現しています。(これは彼が悪いのではなく、彼の環境にそういったものに言及できる大人がいなかったことが問題なのです)

 
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石破茂政調会長の限界

2010年05月05日 00時10分21秒 | あれこれと
「自民党の石破茂政調会長は4日のテレビ朝日の番組で、鳩山由紀夫首相が仲井真弘多沖縄県知事に対し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の全面県外移設は難しいと伝えたことについて「なぜ沖縄に海兵隊が要るのか全く理解しないまま、『国外、県外(移設)』と言ってしまったツケが全部回っている」と批判した。
 その上で、石破氏は「(首相は)現行案に戻すしかない。『経緯を理解しないまま、つい言ってしまった。ごめんなさい』と心からおわびする以外事は前に進まない」と述べた。」
(時事通信)

 これもおかしな論理である。石破氏の考えの起点となるのは、あくまでもアメリカのアジア戦略からきているものであり、それに追随する限りにおいては正しいが、問題は、そもそも日本という主権国家に外国の基地が駐在し、(秘密ながら)核兵器も持ち込まれているかもしれない、ベトナム戦争などにおいては、爆撃の出撃の要所であったことを、どのように考えるかではないのかと思うからである。
 かつては、日本を「反共の砦」として位置づけていたアメリカの戦略も、現在はそれほど大きな役割が、この日本に残されているのか。
 おそらくは「北朝鮮」のことが気がかりといった議論もあるだろうが、米軍基地を撤去して脅威をなくす、外交努力をする(経済面も含めて)、戦後処理をあいまいにしないという方策のほうが、より有効だし、また長い目で見れば、実質的な「平和」に近づくことがて゜きるのではないか。

 右翼の方々の「反共」の考えからは、「そんな国を信じるわけにはいかない」「謀略を巡らしてくるにちがいない」ということになるのだろう。しかし、「反共」第一にして、我が愛する日本が、アメリカに主権を脅かされ、アメリカの外交の「手先」になっている現状を、国辱として悔しくはないのだろうか。
 
 沖縄の基地問題は、日本の問題である。
 そろそろ、日本の行方は、基地のない日本といった姿から考え直す時期だと思える。 
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秒速460mの朝の訪れ

2010年05月04日 04時25分38秒 | あれこれと
もうすぐ夜が明けます。
4時47分が、今日の東京の日の出の時刻だそうです。

ちょっと時間をもてあましたので、太陽の光は、この地球上で、いったいどれくらいの速さで巡っているのか、ざっと計算してみました。

地球の周囲を、約4万kmとして、1日=60秒×60×24=86400秒
として、割り算を行うと・・・

1秒で、約460m太陽の光が地球の上を移動することになります。

この朝の光が走りながら、私たちの地上に差し込む光景を、宇宙から眺めてみたいものです。



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美川けんいち?

2010年04月27日 02時35分29秒 | あれこれと
 くだらない実話、偶然の洒落です。

 
 道徳で教材を劇化したときのこと。
 たけし、けんいち、たもつなどの登場人物の振り分けをしていたとき。

 教え子に「みか」という子がいました。
 その子も手を挙げたので、順番に、
 「じゃ、まりなは、たけしの役ね」

 そして、みかに振りました。

 「じゃ次、みかは、けんいちをやってね」

 みんな、クスクス。

 偶然のことなのですが、「みかわけんいち」になっていました。

 こんなこと、めったにない。
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おすすめのサイト

2010年04月20日 05時26分49秒 | あれこれと
レイバーネット日本
http://www.labornetjp.org/

日本にもこれだけ「闘っている」仲間がいるのだと、いつも励まされている。
とにかく各方面で、理不尽な待遇、差別について、その撤廃を目指して闘う仲間の記事が満載。

自分の中に棲むエゴに嫌気がさしたときに・・・
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