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息苦しい世の中で 自由に語り合える空間を

自由でも民主でもない この日本を もっともっとよりよく変えていくことができるように たくさんの知恵を語りましょう。

平和記念資料館 企画展「生きる」

2011年08月10日 00時11分26秒 | あれこれと
広島の平和記念資料館で開催されている「生きる」を見ました。(7/15-12/14 入場無料 資料館地下一階)

「被爆者一人一人の人生を見つめ、原爆がもたらした被害の深刻さと、「生きる」ことについて考えてみませんか。」
パンフレットのはじめに書かれている文章です。

パネルに、肖像写真と、被爆の様子、その後歩んだ道のりについて、淡々と書かれてある展示を、ゆっくり、一人ずつ熟読しながら見て回りました。

「14万人が死亡」と聞いても、「ああ、東京ドーム満員にして三杯分なんだな」と、それだけでも尋常でない数字を意識するのですが、その一人一人が、原爆一つによっていかに「ねじ曲げられたのか」までは、なかなか感じることはできないでいました。

この展示された中の、畠中さん一家について、とりわけ胎内で被爆した百合子さんの「その後」には、最後の文を読み終えることができないほどの衝撃でした。

風化させない努力を、広島の人たちは続けているのですね。

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新幹線 地デジ 東電 線量計

2011年07月24日 09時32分01秒 | あれこれと
①中国版新幹線の事故・・・巨大プロジェクト+国の威信+安全よりも早期開業優先
             小さなトラブルが、これまでにも多発していたとのこと。針の穴一つからでもダムは決壊する。

②今日から地デジ開始・・・うちのカーナビのテレビ、私の3バンドのラジオはお払い箱? チューナーをつければいいのか、さ             っぱりわからず。

③東電OL殺人事件 DNA鑑定により新たな展開か・・・またしても「東電」である。無期懲役が確定している現在、死刑とな                           っていないでよかったと言うしかない。
                           万に一つの誤審のためにも、死刑はあってはならない。被害者、その
                           周りの方々の心情はわかるとしても。

④海江田氏「現場の人たちは線量計をつけて入ると(線量が)上がって法律では働けなくなるから、線量計を置いて入った人がたくさんいる」「頑張ってくれた現場の人は尊いし、日本人が誇っていい」・・・戦中の特攻隊への讃辞・讃美のように聞こえる。権力を持っている側からは言ってはならない言葉ではないのか。
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情けない最高裁と救われた橋下氏

2011年07月16日 09時05分02秒 | あれこれと
※最高裁の「人権感覚」の貧弱さは、橋下氏には救いの神だったに違いない。
 情けない最高裁と、やり得の橋下氏。

「1999年の山口県光市の母子殺害事件をめぐり、被告の元少年(30)の弁護人らが、大阪府知事就任前の橋下徹弁護士の発言で名誉を傷つけられたなどとして損害賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第二小法廷(竹内行夫裁判長)は15日、橋下氏の逆転勝訴とする判決を言い渡した。
 橋下氏の賠償責任を認めた一、二審判決を破棄し、弁護人らの請求を棄却した。ただし、弁護人の懲戒請求を呼びかけた発言については「慎重な配慮を欠いた軽率な行為で、不適切だった」と批判した。
 問題になったのは、2007年5月のテレビ番組「たかじんのそこまで言って委員会」での橋下氏の発言。裁判で殺意を認めていた元少年が、新たな弁護団がついた後に否認に転じた点について、「弁護士が中心になって主張を組み立てたとしか思えない」「許せないと思ったら、弁護士会に懲戒請求をかけてもらいたい」などと批判した。」(アサヒコム)

「山口県光市母子殺害事件を巡り、被告弁護団への懲戒請求をテレビ番組で呼びかけたことに対し、弁護士4人から損害賠償を求められた訴訟の上告審で逆転勝訴した大阪府の橋下徹知事は15日、「きちんと判断していただき、非常にありがたい。表現の自由にかかわることであり、こういう問題になると最後に頼れるのは最高裁だとつくづく感じた」と述べた。」(読売)

※ここでも、「人権」のとらえ方が旧態然とした最高裁。

「卒業式などで君が代斉唱時に起立を命じた校長の職務命令をめぐり、東京都と北九州市の教職員らが起こした3件の訴訟の上告審判決で、最高裁第一小法廷は14日、いずれも「職務命令は思想・良心の自由を保障した憲法に違反しない」との判断を示した。
 先行した6件の最高裁判決と同様の判断で、教職員らの上告を棄却した。教諭側の敗訴が確定したのは計9件となった。
 3件のうち1件は、不起立を理由に定年後の再雇用を取り消された都立高校の元教員10人が提訴。残る2件は戒告などの処分を受けた北九州市立の小中・養護学校の教職員ら計17人と教職員組合が提訴した。それぞれ職員としての地位確認や処分の取り消しなどを求めていた。」(アサヒコム)


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あまりにもむごい無罪判決

2011年05月26日 06時14分09秒 | あれこれと
とりかえしの、やり直しの、換えのきかない、人の一生。
単純に「よかった」と喜んでばかりはいられない。


「茨城県利根町で1967年8月に起きた「布川(ふかわ)事件」の再審で、強盗殺人罪で無期懲役判決が確定した元被告の2人を無罪とした24日の水戸地裁土浦支部の判決は、2人の捜査段階の自白の信用性を退けた。神田大助裁判長は「2人と犯行を結びつける客観的証拠が存在しない」と結論づけた。

 桜井昌司さん(64)、杉山卓男さん(64)の2人は大工の男性(当時62)を殺害して現金10万円余を奪ったとして起訴されたが、公判段階では一貫して否認。2人を犯行に結びつける証拠は捜査段階の「自白」と「被害者宅前で2人を見た」という目撃証言だけで、その信用性が争点になっていた。

 判決は目撃証言について、事件から半年たった後のもので、理由もなく内容が変遷している点を踏まえて「信用性に欠ける」と判断した。さらに、自白の信用性も否定。「殺害方法や物色した場所など、現場の状況と異なる点が多い」と指摘し、桜井さんの取り調べを録音したテープの内容などから「取調官による自白の強要や誘導の可能性は否定できない」と述べた。

 神田裁判長は桜井さんの窃盗と杉山さんの暴行など、別件の罪についてはそれぞれ懲役2年執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。検察側は、裁判を続けても有罪判決を得られる見込みが少ないとみて控訴を見送る方針を固めており、事件から44年近くを経て2人の無罪が確定する見込みだ。」(アサヒ・コム)
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国は違っていても 韓国アニメ動画「返品歓迎」

2011年05月21日 11時48分36秒 | あれこれと
韓国アニメ動画「返品歓迎」
http://www.youtube.com/watch?v=04FZNdLEDP0

「韓国 民主労総のHPに1月末にアップされた「返品歓迎 - 派遣労働者の生」という広報用動画に日本語字幕をつけてみました。笑うに笑えない現実がコミカルに描かれた、手間をかけた動画です。民主労総・韓国労総とも、現実性のある最低賃金獲得や労組法全面改正が2011年の大きな闘争課題に設定しています。その流れで作成されたようです」
とレイバーネット日本に紹介され、さっそく見てみました。

かわいい人形がコミカルに動き回るものですが、やはり笑えません。


当たり前のことが当たり前だと主張できる(というよりも、そう感じることすら麻痺しているのだと思える昨今)社会には、いつなるのでしょうか。
人権、主権者、平和・・・一応学校現場にも登場する用語ですが、その実態はかなり絶望的です。教える側の教師が、すでに去勢されてきた世代となってしまっています。
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未来に責任をとれない原発は要らない

2011年05月05日 09時00分30秒 | あれこれと
レイバーネット日本(http://www.labornetjp.org/news/2011/0504pari)で、フランスに四半世紀も住んでいる飛幡祐規(たかはたゆうき)氏が、今回の原発事故について、フランスの現状も交えて報告をしています。
日本を上回る58もの原発を保有しているフランスの原発推進精力と、反原発運動の現状を、生々しく語ってくれています。

最後に彼は、
「原子力の非倫理性は、福島原発事故で示されたように、恩恵に浴する人々の陰で多くのヒバクシャを生じさせ、環境を汚染す
ることだけにあるのではない。原発という営みは、何の恩恵も受けず、原子力を選んだわけでもない未来の人類と地球に、放射
能汚染による危害と厖大な量の核廃棄物を押しつけているのだ。こんな倫理に反した行為を各国の指導者と科学者たちは押し進
め、ごく一部の人が巨大な富と権力を手にし、わたしたち市民はそれらの悪行を許してきてしまった。だが、もう黙って目を瞑
るのはやめよう。被爆・被曝によって、すでにあまりにも多くの死者と苦悩がもたらされた。福島原発事故のせいで、新たな犠
牲者と苦悩が引き起こされた今、わたしたちはその被害と苦悩を最小限にとどめるために、そして、今度こそ、地球にこれ以上
のヒバクシャを生じさせないために、立ち上がろうではないか。
 原子力「平和利用」を謳った生産主義の思想と消費文明が生んだのは、一見豊かで快適に見えるが貧富の差が広がり、弱者が
むちうたれる社会だ。モノと情報が氾濫しているのに人と人がうまくつながらず、多くの人々が孤立感と生きにくさを感じてい
る。低線量の放射能がもたらす危害は個人差が大きく、女性、疾病者、年少者、胎児がもっとも敏感に影響を受ける。「社会的
弱者」に最も悪影響が大きい放射能汚染を引き起こす原発は、今の社会のありかたを象徴しているといえるかもしれない。わた
しは、こんな社会を子どもたちに残したくはない。わたしたちは、市民の手に社会のありかたの決定権をとり戻すとともに、子
どもたちや未来の世代のために、人間が人間らしく生きていけるような、新たな社会のありかたを考え、築いていこうではない
か。
 2011/5/3 飛幡祐規(たかはたゆうき)」

と締めくくっています。

未来の我が子たちに、どのような社会を手渡すかは、私たちの世代が責任をもって考えるべきことです。

そんな重要なことを、私たちは家族で、地域で、職場でどれほど真摯に話し合っているか、こどもたちにどれくらい正面から訴えているかについては、はなはだ心許ない、そして恥ずかしい毎日です。

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おこちゃま 石原慎太郎

2011年03月16日 00時16分09秒 | あれこれと
よく、子どものけんかで、「なんだよ~ ば~か」といった言葉を聞くことが、数多くあります。

東京マラソンについて。
「地震がいつ起こるかわからないのに、中止にするバカはいないでしょ。くだらん質問をするな!」

同じ根っこですね。

今回の巨大地震・津波について。
「日本人のアイデンティティーは我欲。この津波をうまく利用して我欲を1回洗い落とす必要がある。やっぱり天罰だと思う」

この「我欲」については、スーパー・コンビニなどでの、都会の人たちの「買い占め」「買いあさり」のおぞましさ、あざとさ。そんなこともあるのかなという点で部分的な賛同を覚えます。
しかし、しかしです。これをもって、すべての日本人に当てはめるのは、なんと短絡的で浅はかな発言。
隣近所の頑固親父の、たわいもない戯言なら、別にそれはそれで、私たちが聞く耳を持たないでいればいいことですが、彼は一自治体の首長です。
こんなくだらぬ、上から目線的な論評、しかもなんの根拠もないものが、一定の影響力を持って、全国に垂れ流しすること自体、許されるものではありません。

四選出馬の表明が、この巨大地震の報道と重なってしまい、この表明が少しも印象に残らなかったことこそ、彼への「天誅」なのでは・・・
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石原都知事 お疲れ様

2011年03月01日 23時53分43秒 | あれこれと
 「東京都の石原慎太郎知事(78)は1日、任期満了に伴う都知事選(4月10日投開票)に出馬せず、3期目の今期限りで退任する意向を固めた。知事関係者の話で分かった。都議会与党の自民党などから出馬を求める声が強まっていたが、高齢であることや、多選批判を招きかねないことなどを考慮して判断したとみられる。都議会最終日の11日ごろに正式表明する見通し。」
                       (時事通信)

 12年もの間、本当にお疲れ様(これは私たちに向けて)でした。
 彼が現在の下劣な教育行政を牽引してきたとは言いませんが(そんな能力はないと思います)、組合を排除し、上意下達の「物言わぬ」教師作りを画策していた都教委の中枢には「待ってました」と言わんばかりのキャラクターだったことでしょう。
 
 私の現任校の職員は、残念ながら、この卒業式シーズンにあっても、「なぜ式に、日の丸、君が代なのか」「児童にどう教えたらいいのか」「戦争との関連で、都の通達は矛盾はないのか」などという議論は(表だって)まったくされることなく、日々の忙しさに追われています。

 「東京の教育を、50年時代を逆行させた」と言われる石原都知事時代の教育行政。

 今度は誰が・・・と思うのですが、「石原都政を継承」などという候補者が出てきたら(それは可能性が大きいのですが)、ちょっと、いや大いに困ります。

 

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まあこんなもの 石原発言

2011年02月10日 09時10分14秒 | あれこれと
 石原慎太郎氏が相撲の八百長疑惑についての記者会見をしています。
 なんという大雑把で軽率な決めつけ発言。
 いまさら驚くことはないけれど・・・
 都知事にまたまた立候補か、そんな報道も出てきましたが、都民としては「もう勘弁してほしい」と心から思います。

「歌舞伎の大見えを堪能して見るみたいに、だまされて見て楽しんでればいいんじゃないか。そういうものだ、相撲ってものは」
「今さら大騒ぎするのは片腹痛い。私の知っている限り、相撲はそういうもの。昔から当たり前のこととしてあった」
「今さら大騒ぎするのは、世間もずいぶん物を知らなかったというか。笑って目をつぶってろとは言いませんけど、あれが日本の文化の神髄である国技だっていうのは、ちゃんちゃらおかしいわな」
「東京で相撲がなくなったら、がっかりする人も当たり前と思う人もいるかもしれないね。ただ、アメリカの国技と言われるベースボールで事件があった時には、ファンの少年が八百長をやった選手に向かって『嘘だといってよジョー』と叫んだと言う。これは悲しい話だ。では、相撲に対して、誰がそういうことを言いますか。それほどのシンパシィ(親しみ)はないんじゃないかな」





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別の観点から角界の八百長を考える

2011年02月04日 00時38分58秒 | あれこれと
「大相撲の現役力士らが八百長をうかがわせるメールをやりとりしていた問題で、高木義明文部科学相は3日午前の衆院予算委員会で、日本相撲協会から「3人が八百長を認めた」と報告があったことを明らかにした。八百長疑惑がもたれている13人のほかに、さらに1人の名前が挙がっているとの報告を受けたとも答弁。八百長にかかわったと疑われる力士らは計14人になる」(朝日新聞)

 上意下達が蔓延している世界では、内部の行動や意見が、外からは見えにくい構造になっている。
 北朝鮮しかり、警察の内部しかり。
 相撲の世界も例外ではなく、番付の上下が、そのままシビアな待遇の格差に繋がっていく。
 そこでは、自分の地位を守ることが至上の目的であり、「ばれなければ、なんでもあり」の感覚がはびこっていく土壌を作り上げていく。
 今回のメールの文面からも、その「必死さ」が伺える。

 今、教育界も似たような状況になりつつあり、いずれは(すでに、のほうが正確か)、内部から腐敗していくに違いない。個々の創造性や、外に向かった公開性よりも、「校長のリーダーシップ」のほうが優先される社会であるのだから。
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石原発言を追跡される方は

2011年01月18日 12時15分03秒 | あれこれと
すでにお知らせした、例の石原発言について、詳細を知りたい方は、こちらに。

まず、レイバーネットから、「石原都知事の同性愛者差別発言、なにが問題か?」の集会の様子。
http://www.labornetjp.org/news/2011/0114hokoku2

さらに詳しく知りたい方は、石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する有志の会
まで訪問してください。
http://ishiharakougi.blog137.fc2.com/

残念ながら、私は熱が下がったら、あらためて・・・
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さて問題です

2011年01月16日 03時50分35秒 | あれこれと
次の発言は誰のものでしょう。
かなり難易度は低いので恐縮ですが。

「12月7日、3日の発言の真意を記者に問われて、
「(過去にサンフランシスコで)ゲイのパレードを見ましたけど、見てて本当に気の毒だと思った。男のペア、女のペアあるけど、どこかやっぱり足りない感じがする。遺伝とかのせいでしょう。マイノリティーで気の毒ですよ」
(同性愛者のテレビ出演は)「それをことさら売り物にし、ショーアップして、テレビのどうのこうのにするってのは、外国じゃ例がないね」」

 1つ目はすでに紹介済み。

 そう東京都のトップに君臨(と、自分では思っている)、ある三流小説家、四流政治家です。

 この2つの発言、ふたつ目は賛成です。しかし、はじめの発言はいけない。
 「気の毒」の裏返しとして、「どこか・・・足りない」→奇妙だのあとは、「気の毒」か「変わったもの見たさ」とに分かれるからです。
 「気の毒」も以前書いたように、「上から目線」、「変わったもの見たさ」もそれとほとんど同根の発想ですから。
 「別にいいんじゃないの」といった発想から、テレビ番組批判は説得力がありますが、この方の批判はそうではありません。
 「変なものを見せるな」といった、根本的にずれたところからの目線なのです。


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人格的に「気の毒」な石原慎太郎

2011年01月10日 00時10分26秒 | あれこれと
同性愛者に対するマスコミの姿勢にも大きな問題点がありますが、石原慎太郎の発言はなんとも情けないものがあります。
こんな人格的に貧弱な者に使われていると考えると働く意欲も萎えてしまいます。


<東京都の石原慎太郎知事は7日、同性愛者について「どこかやっぱり足りない感じがする。遺伝とかのせいでしょう。マイノリティーで気の毒ですよ」と発言した。>

まず「遺伝とかの」については、あいた口が閉じられないほどの知識のなさです。

次に「気の毒」という言葉。辞書には、「[名・形動](スル)《もと、自分の気持ちにとって毒になることの意で、「気の薬(くすり)」に対する語》1 他人の不幸や苦痛などに同情して心を痛めること。また、そのさま。「お―に存じます」「―な境遇」2 ...」とあります。「おかわいそうに」といった表現のほうが、より石原慎太郎の心情に近いのではと思います。常日頃、相手を見下した発想しかできない彼ですから、テレビなどに自虐的に登場する同性愛者に対して、上からの目線で同情したのかもしれません。言葉を売る仕事でありながら、自分で発する言葉については、ひどく貧しい彼の頭脳です。

「太陽の季節」では、既存の道徳概念を打ち破る旗頭として登場した彼ですが、今やそんな面影もなく、ただ「今の若者は」と、ごくごく常識的な道徳を説く「頑固爺」に成り下がってしまった観があります。

もういいから、早く引退してもらいたい。










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産経だけに興味深い

2011年01月09日 10時54分31秒 | あれこれと
産経新聞の論調は、総じて傲慢な「タカ派」であることは疑いないのですが、1つひとつの記事を見る限り、個々の記者の記事の中にも「色眼鏡で見ないで事実をありのままに」というものもけっこうあるものです。
引用した記事もそのひとつ。どう展開するか、楽しみにしている特集記事です。


「【ボーダー その線を越える時】第1部(7)

 「病気が治らず、仕事を辞めた。医者のせいだ」。平成22年3月上旬、東京慈恵医大病院に元患者を名乗る女が電話をかけてきた。

 「仕事を辞めなければいけなくなった。補償金として100万円支払え」「患者を殺しに行こうと思う」

 電話を受けた女性職員は「次回までに院内で協議する」と伝え、指定した日時に電話をかけるよう依頼。電話を切るとすぐ、「院内交番」と呼ばれる渉外室に報告した。同病院は増加する理不尽なクレームなどに対応するため、16年から警察OBを採用し、現在は4人が対応に当たっている。

 報告を受けた渉外室顧問の横内昭光(66)は即座に警察に通報。指定日時に電話をかけてきた埼玉県内の40代の女が恐喝未遂容疑で逮捕されたが通院していたのは17年も前のことだった。

 いつでも医者は病気を診てくれる、いつでも病気を治してくれる-。そんな期待が裏切られたと思った瞬間、患者は“モンスター”へと変貌する。

 「待ち時間が長い」「大部屋の隣のベッドの患者がうるさい」。患者からのこうしたクレームに加え、見舞客が酒に酔ってトラブルを起こすこともある。「大きなトラブルにならなければいいが…」。現場に向かうたび、足取りが重くなるという横内は語る。

 「相手を思いやる気持ちが足りず、ちょっとした信頼関係すら築けずにトラブルになるケースが多い。本来なら自分たちが必要とされなくなるのが理想だが」

 ◆逆ギレ

 22年11月15日、千葉県船橋市内を走行していた船橋新京成バスの車内で、携帯電話の使用を注意された会社員の女(34)が、事件を起こした。

 女はバスが出発した途端に大声で電話を始め、乗務員の警告も無視。複数の乗客が注意して女は通話をやめたが、「何で私ばかり注意するの!」などと“逆ギレ”し、約15分間にわたって怒鳴り散らしたという。

 たまりかねた乗務員が乗車拒否を宣告。女に途中で降りてもらおうとしたが、女は「金を払っているから乗車する権利がある」などと拒絶。男性客の一人が再度「いい加減にしろ」と一喝すると、催涙スプレーをまき散らした。車内が白く煙り、慌てた乗務員が前後のドアを開放すると女は走って逃げた。

 「こんなトラブルの対応まで想定しないといけないのか…」。バス会社の男性社員は頭を抱えた。

 女は傷害容疑で逮捕後、処分保留で釈放されたが、調べに対し「注意した方が悪い」などと供述。逮捕されたことに最後まで納得いかない様子だったという。

 ◆言った者勝ち

 日本学校教育相談学会事務局長で東京都立川市立立川第一中校長、嶋崎政男(59)の元には毎年、“モンスターペアレント”と呼ばれる保護者についての多くの相談が寄せられる。

 「修学旅行の記念写真で娘の写真写りが悪い」とクレームをつける▽子供の非行のことで呼び出すと「休業補償」として金銭を要求する▽夜中に何時間も電話をして担任教諭を精神的に追い詰める…。

 かつては保護者から信頼され、児童・生徒らの指導を任されていた学校を取り巻く環境は、ここ10年あまりで大きく変化した。

 嶋崎は保護者が“モンスター化”する原因について「自己中心的な親が増え、『言った者勝ち』の風潮が蔓延(まんえん)し、モラルのないクレーム時代が始まっている」と分析する。

 一方で別の見方もある。大阪大で12月4日に開かれた研究会。大学教授など有識者が集まる中で、娘が部活中に倒れ、意識不明となった兵庫県内の公務員の男性(48)が講演した。

 「学校が原因や責任、再発防止策を明らかにしないので尋ねると、モンスターペアレント扱いされた。学校という場所は閉鎖的で、当たり前のことを指摘しただけで白い目で見られる」

 学校の対応に納得できなかった男性は結局、22年4月に事実究明と損害賠償を求めて提訴した。

 研究会の代表も務める大阪大大学院人間科学研究科教授の小野田正利(55)は言う。

 「明らかにおかしい学校の論理を保護者に押し付けているケースもある。学校側の初期対応のまずさが保護者の要望を苦情に、苦情をいちゃもんにアップさせる場合もある」

 相手の立場に立って思いやる-。当たり前と思われるこの美意識の欠如が、モンスター化する境界の底流にある。」
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人類のたどった道に由来?

2011年01月06日 00時08分57秒 | あれこれと
仮住まいの風呂は、床がコンクリートで、いかにも寒々しいので、よく銭湯に行きます。
歩いて五分。450円の入湯料と、20円の三分ドライヤー使用料、120円の湯上がりコーヒー牛乳の、しめて590円は馬鹿にならない金額ですが、種類豊富な(水風呂、日替わりの薬湯、露天風呂、電気風呂<私は怖くて入りません>、ジェット風呂など)風呂群の心地よさや、帰り道の夜空を眺める楽しみとで、その金額に代え難いものがあります。

今日も、風呂上がり、夜空の星を楽しみながら歩いて帰りました。

星は、赤い星ほど温度が低く、反対に青白い星ほど温度が高いと言います。
しかし、私たちの日常では(例えば電球や蛍光灯)、青白い色はひんやりとした感じ、赤い色は温かいといったイメージがあります。
どうして、そのような「逆転現象」が起きてしまったのかなと、ちょっと不思議な気持ちになりました。
あれこれ推理してみたものの、「これだ!」といった答えがみつからないまま帰宅してしまいました。
どなたか、納得できる解答を・・・
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