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人間関係づくり・人間力育成の授業

2012年7月 このページは深美隆司の情報メモ&ブログです

2012-07-09 07:52:26 | コラム

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2012/7/15

【大津のいじめ自殺について

ブログのアップをしなければ・・・とずっと思っていたのですが、大津のいじめ自殺の件の動向がすごく気になり、日々伝えられるニュースに気持ちを揺さぶられ、今日まできてしまいました。10日ほど前から、ネット、掲示板も含めて再び情報収集を始めました。先週の段階で、掲示板は大変な事になり、関係者のブログも大炎上している状態でした。様々な意見を自由に交流するということは、この行動情報化社会の権利でもありますし、私たちに与えられた唯一の力でもあります。しかし、交流されている意見の大半は、加害者にとって攻撃的なものでありました。その後、爆破予告、殺人予告と続きました。ネットとこれらの犯罪行為との間に因果関係はありません。

いじめ犯罪の被害者の皆さんは、多くの場合、泣き寝入りです。勇気を出して、声を上げても、そこには排除の論理が働いてきます。それでも、声をだしていかねばならないのが、いじめ犯罪なのではないでしょうか。まわりがしなければいけない事は、支援です。決して加害者を攻撃することではありません。

私は、「葬式ごっこ」という言葉が再び使われていたということに震撼しました。26年前に鹿川裕史くんに行われた、あの忌々しい「葬式ごっこ」という言葉と行為です。大津市教育委員会は、2007年の文科省、いじめの再定義(PDFファイル=文科省HP)に深く学ばなければなりません。いじめの定義から「深刻」と「継続的」という言葉が削除され、「いじめ被害に遭っている子どもの立場に立つ」ということが強調されました。また、積極的にいじめを「認知」していくことで、子どもたちを「いじめ被害」から守るという立場を明らかにしたものでありました。行政機関であり、公教育である学校現場を指導する立場であれば、文科省の再定義を真摯に受けとめることは、あたりまえの事であるべきでしょう。

現在、各地教委による「いじめ被害」による調査、アンケートのたぐいが実施され、またされようとしています。しかし、思い出して下さい。わずか、6年前、いじめによる自殺が多発したあのときに、このような事を経験したばかりではないですか。ほんとうに、「喉もと過ぎれば・・・」という感を否定することができません。

根本から、教員の力を高め、子どもの成長を促進していく取り組みを真剣にやらなければならない時にきているのではないですか。

いじめ犯罪による被害は、もう、まっぴらです。

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1 コメント

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「生徒を主役に」が大切ですね。今だれがセンターか... (青木理惠子)
2012-07-10 21:17:29
「生徒を主役に」が大切ですね。今だれがセンターか、問う必要があると思います。ありがとうございました。

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