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「その悩み、哲学者がすでに答えを出しています」小林昌平著、を残念無念に思い読み切る、辛口批評

2023年12月06日 18時36分34秒 | 読書・本を読む事への楽しみ誘い。日蓮正宗御本。その他一般著作物電子書籍・辞書類

 アマゾン電子書籍にて、「その悩み、哲学者がすでに答えを出しています」小林昌平著作、を本日、無事、読み切った。
 しかし、哲学と言っても、インド哲学、西洋哲学、東洋哲学、日本(仏教)哲学、等々、色々あるが、この本は、洋の東西を問わず、様々な国の哲学者を登場させ、それら、沢山の悩みに答えようとする。
 著者による推薦図書が章の最後に一冊としてまとめられる。それ以外にも、細かい注釈が各章の後ろの方に記載され、その哲学者の人となりが判ったり、実に微に入り細を穿つ如くの、きめの細かさだ。
 しかし、日本仏教では、唯一、曹洞宗の道元と、確か、浄土真宗の親鸞を取り上げはしたが、一番私が読みたいと思った、「宗祖日蓮大聖人」様は一向に出てくる気配など微塵も感じさせずに、読了と成り、少々、読後感が消化不良に終わった感覚を味わった。
 元々哲学紹介書であり、簡単簡明に分かりやすく書いているが、この本とは全く関係ないが、この間、本かネットか何かで読んだ、脚本家の山田太一氏のエピソードには、学校の先生に、西田幾多郎の哲学書を読みたい、と言った所、その先生からは、絶対に哲学だけはやるな、頭がおかしくなり、狂うから。だったら、「小説」を読み、たしなみなさい、と叱られたエピソードを読み、私も、その話に共感すると言うか、面白いと思った。
 その先生が、後世の、「ふぞろいの林檎たち」や「岸辺のアルバム」「男たちの旅路」を形作る、その素養を養わせたのは、その教師のお陰だったと、私は見抜いた。とても、哲学などやっていたのでは、そこまでの域まで、山田太一氏は、達してはいなかった筈。何事も、素養の大切さというものがある。
 私も、哲学と言えば、高校の社会科で習った、「倫理」くらいが関の山であり、このくらいで修めて置いて済んだから、否、やはり、西洋キリスト教神学・哲学だとか、曹洞宗の「正法眼蔵」、浄土真宗の親鸞の「歎異抄」、臨済宗の「臨在録」、鈴木大拙の「禅」、等々への傾倒がもたらした悪弊、心の謗法罪障が、今、非常に私は悩み心配をしている。
 それに加えて、大人になってからの、創価学会の「小説・人間革命」「新人間革命」皆それらは、他人の代作書物作品群。池田大作は実際に書いてはいない。その他、イケダと海外要人との対談集等など。これらの謗法物は皆、私はお寺に預け棄てたが。今現在も、それら罪障と日々、闘っている状況だ。
 とにかく、哲学なんて、高尚な、考え方を身に付けられると思ったら大間違いだ。
 特に昔の、男子旧制中学高校や大学の、明治大正昭和初期などに見られた、「デカンショ」デカルト、カント、ショーペンハウアーなどは、デカダンス、悲観論、退廃的、自堕落な男子学生が非常に魅力があるとして好んだ、堕落の罪、無頼派の、人生をはき違えた、間違った生き方であると、私の母などは、私の思想遍歴を非常に心配してくれていて、心配をかけていた事を鑑みても、哲学などは、やるべき事ではないと思う。
 それも、大の大人が…。今回の、Amazon Kindle Unlimited は、失敗だったかなあ。しかし、物事の序列、モノの考え方。人と人との相対し方。処世術等々を、少しは学べたのではないかとは、自身で思っている。何かの役に将来なる、保険の様なモノだ。(否、どう見繕っても、人生、世の為になるとは思えないんだが…。ただの自己満足。)
 少しも人生にムダはないのである、と自分で思っているだけなのか、思いたい、今、切実に。まあ、お金を払わず、いや、借りる形で一応、定額で払って読んだので、それが幸いしたと思う他はない。
 哲学なんて、ちっとも偉くもなんともない、と言える。これは、読んでみて、初めて判る。こんなものに、人生を使っていてはダメだ。時間は貴重で有限なのだから。
 しかし、今日まで、楽しく読めたのだから、この本に感謝は忘れずにしたいと思う。
 哲学は、私の場合、私が関わる宗教の、御本仏宗祖日蓮大聖人様が御説き遊ばされる、「日蓮正宗」の大仏法哲学だけで、非常に十分だと悟らされた極最近の読書の日々であった事をここに備忘録として、書き遺して置く事とする。
以上。よしなに。長文失礼。wainai


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