正さん日記

世の中思いにつれて

いつまで続くねじれ現象=24日から通常国会

2012-01-17 15:26:38 | 政治

 24日から始まる第180回通常国会で、平成24年度一般会計予算案などが審議されるが、衆議院の優位性が保障される予算案そのものは可決されるだろうが、その裏付けとなる関連法は、両院の議決が必要なので、今のままで推移すると、関連法案の今年度内の成立は厳しい状況だ。

 

 また。税と社会保障制度の一体化に伴う消費税引き上げについては、政府・民主党内でも小沢一郎元代表グループを中心に反対勢力が多く、野党の自民党、公明党などは、公務員制度改革や公務員の給与引き下げが先で、その前の消費税引き上げは認めないとしており、これも国会を通過する見通しは立たない。

 

 野田首相は、これらの法案が通らなければ解散・総選挙も辞さないというそぶりを見せているが、当然、これはジェスチャーだろう。自民党も、総選挙を行うよう圧力を掛けているものの、今の政党支持率は、政府・民主党が失策続きなのに、自民党の支持率もちょぼちょぼの状態だ。また、自民党内でも谷垣禎一総裁で選挙をやりたくない勢力もあるようで、必ずしも一枚岩ではない。そうなると、3月選挙説も流れているが、どうもそのようにはならないのではなかろうか。

 

 いずれにしても、今の政界は東日本大震災の被災者や、国民を置き去りの政局争いにうつつを抜かしている。

 この分で行くと、今度の通常国会も、また、新旧大臣の方言追及などに貴重な時間を費やすだけで、国民不在の国会になる可能性が濃厚だ。「関連:1月5日

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欧州で、3月重要危機予測

2012-01-17 12:06:38 | 世界

 米格付け大手スタンダード・アンド・プアーズ(SP)は16日、欧州の債務危機対策で安全網の役割を担う欧州金融安定化基金(EFSF)の長期信用格付けを、最上級の「AAA」から1段階引き下げ、「AAプラス」としたと発表した。

 

 これによりEFSFの支援能力の低下が考えられ、欧州の債務危機対策への影響は多大だ。この措置は先に最高ランクから1段階引き下げられたフランスなどで、格下げの影響を補強するような信用力の強化が施されていないためとのことだ。
 

 また、欧州では、ギリシャのほか、イタリア、スペインなど財政が危ぶまれている国が、3月末までに大きな債務返済の節目を迎える。今年1~3月に返済の期限を迎える金額は、イタリアとスペインだけで約1500億ユーロ(約14兆6000億円)、大半は借り変えることになるようだが、その際の金利は格下げの影響が出ると、欧州中央銀行(ECB)の買い支えは綱渡りが続く。欧州市場関係者は、3月に重要な危機を迎えると戦々恐々の様相を隠さない。「関連:1月16日

 

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