正さん日記

世の中思いにつれて

欧州の金融危機が拡大、ユーロ安進む

2012-01-16 14:54:08 | 世界

 欧州の金融不安は依然として収束の兆しが見えない。大手格付け会社スタンダード・プアーズ(SP)は、国債の最高格付けAAAからフランスなどユーロ9カ国を1ランク引き下げた。ドイツと共に、欧州の金融危機を救済する側の強国フランスが格付けを下げたことは、今後ギリシャなどへの資金救済にいっそう不確実な印象を与え、先行きがますます不透明感を帯びている。

 

 そのため、16日の東京金融市場では、欧州発金融危機への警戒感が高まり、外国為替相場では、ユーロが売られ、一時1ユーロが97円4銭と約11年ぶりの円高ユーロ安となった。このため、円高での輸出採算が悪化するとの見方から日経平均株価は大きく下がった。

 

 それでも、我が国の場合は、欧州に対する輸出の割合は比較的大きくないが、このところ経済成長に陰りが見えている中国への影響は、もっと大きいようだ。我が国にとって最大の輸出国中国の景気後退は、当然日本のみならず世界経済にとっても大きな影響をもたらす。

 欧州の金融危機は、リーマンショック以後、少しずつ持ち直してきた世界経済に、再び警戒警報を発しているようだ。「関連:2011年11月8日

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