大相撲九州場所は、横綱白鵬が優勝決定戦で前頭9枚目豊ノ島を破り17回目の優勝を遂げて閉幕した。
九州場所最大の注目は、白鵬が、場所前62連勝をひっさげ角聖双葉山の69連勝への挑戦だったが、2日目に実力者の前頭筆頭稀勢の里に寄り倒され、早々と大記録達成が途絶えた。
しかし、その後、3日目から千秋楽までまた白星を重ね、決定戦でやり難い豊ノ島を簡単に退けて優勝したことはさすがだった。
特に、大記録挑戦が途切れてから、再び連勝街道を突き進んでいることは大したものだ。かの双葉山でさえ、連勝が途切れた後3連敗したことを考えると、若さの違いがあるとはいえ、精神力の強さがなければできないことだ。白鵬の双葉山の連勝記録への挑戦は相当こだわりがありそうなので、来場所から、また大いに話題になるだろう。
白鵬に完勝した稀勢の里はさすがに大物ぶりを発揮、今場所10勝を上げて殊勲賞を獲得した。来場所、関脇に戻って、また大関挑戦の機会を得たが、果たして大きな壁を破ることが出きるか、余り期待しないで見守ろう。
豊ノ島は、白鵬と優勝決定戦をやり、あわよくば何年ぶりかの日本人力士の優勝が成るかと淡い期待を掛けたが、あっさり負けたのは仕方がない。最後まで、優勝争いに興味を繋げたことは褒められる。
白鵬の連勝記録が途切れたが、最後まで土俵を沸かせたのが、ご当所大関38歳の魁皇だった。何回かのかど番で、九州場所に出場できるかさえ危ぶまれたが、今場所はみごとな相撲で久しぶりに12勝を上げた。13日目まで優勝争いも演じ、彼にとっても言うことはない筈だ。来年の九州場所に帰ってくることが出きるかは何とも言えない。
期待を裏切ったのは、大関琴欧洲と関脇栃煌山だった。琴欧洲は相変わらず雑でもろい相撲ばかりで取って僅かに8勝は情けない。栃煌山は中盤から負けがこんで自信を無くした。小結に止まりそうだが、稀勢の里とともに和製大関候補として期待が掛けられているだけに来場所もうひと踏ん張りがんばってもらいたい。
大阪場所の入りが悪いのにはがっかりする。力士も張り合いが無いのではなかろうか。もっとも、もっと力士が力をつけて、白鵬の独走を許さず、優勝争いと出世争いに話題が集まれば、自ずと観衆が大阪体育館に足を運ぶものと思う。「関連:11:16」
九州場所最大の注目は、白鵬が、場所前62連勝をひっさげ角聖双葉山の69連勝への挑戦だったが、2日目に実力者の前頭筆頭稀勢の里に寄り倒され、早々と大記録達成が途絶えた。
しかし、その後、3日目から千秋楽までまた白星を重ね、決定戦でやり難い豊ノ島を簡単に退けて優勝したことはさすがだった。
特に、大記録挑戦が途切れてから、再び連勝街道を突き進んでいることは大したものだ。かの双葉山でさえ、連勝が途切れた後3連敗したことを考えると、若さの違いがあるとはいえ、精神力の強さがなければできないことだ。白鵬の双葉山の連勝記録への挑戦は相当こだわりがありそうなので、来場所から、また大いに話題になるだろう。
白鵬に完勝した稀勢の里はさすがに大物ぶりを発揮、今場所10勝を上げて殊勲賞を獲得した。来場所、関脇に戻って、また大関挑戦の機会を得たが、果たして大きな壁を破ることが出きるか、余り期待しないで見守ろう。
豊ノ島は、白鵬と優勝決定戦をやり、あわよくば何年ぶりかの日本人力士の優勝が成るかと淡い期待を掛けたが、あっさり負けたのは仕方がない。最後まで、優勝争いに興味を繋げたことは褒められる。
白鵬の連勝記録が途切れたが、最後まで土俵を沸かせたのが、ご当所大関38歳の魁皇だった。何回かのかど番で、九州場所に出場できるかさえ危ぶまれたが、今場所はみごとな相撲で久しぶりに12勝を上げた。13日目まで優勝争いも演じ、彼にとっても言うことはない筈だ。来年の九州場所に帰ってくることが出きるかは何とも言えない。
期待を裏切ったのは、大関琴欧洲と関脇栃煌山だった。琴欧洲は相変わらず雑でもろい相撲ばかりで取って僅かに8勝は情けない。栃煌山は中盤から負けがこんで自信を無くした。小結に止まりそうだが、稀勢の里とともに和製大関候補として期待が掛けられているだけに来場所もうひと踏ん張りがんばってもらいたい。
大阪場所の入りが悪いのにはがっかりする。力士も張り合いが無いのではなかろうか。もっとも、もっと力士が力をつけて、白鵬の独走を許さず、優勝争いと出世争いに話題が集まれば、自ずと観衆が大阪体育館に足を運ぶものと思う。「関連:11:16」