正しい食事を考える会

食が乱れている中どういう食事が正しいのかをみんなで考え、それを実践する方法を考える会にしたいと思います。

恥をかかない和食のスマートな食べ方ー食事のマナーの一例

2011-02-18 | 食事教育

恥をかかない和食のスマートな食べ方

  「接待などで改まった食事となると緊張して食べた気がしない」「マナーに自信がないので恥をかかないか不安」という人は多いのではないでしょうか。しかし、何も「完璧なマナー」をマスターする必要はないのです。ちょっとした食べ方の作法を身に付けるだけで、振る舞い自体がグンとスマートに見えるのです。今回は和食をスマートに食べるコツを紹介します。

 ■小皿や小鉢、お椀は手に持って食べる

 「食べることばかりに気を取られてしまいがちですが、慣れた方かどうかは食べ終えた皿で分かります」。トータルフードプロデューサーの小倉朋子さんは、「一度食事をすれば、相手の普段の食生活や人となりまで見えてしまいますね」と語る。

 では、きれいに食べ終えるために注意すべきことは何だろう? 「盛り付けを崩さないのが和食の文化。その観点から食べるといいでしょう」と小倉さん。

  食材を重ねた「山盛り」なら手前の上から、平たく置いた「平盛り」なら手前から箸を進めると、最後まで美しく食べられる。皿の上に残った魚の骨などは、上のほうにまとめる配慮も必要だ。

 この方法、炊き合わせや天ぷら、ざるそばなどにも応用できそうだ。

 箸置きがない場合は、箸袋を折るのではなく、折敷の端に箸を置く

  箸置きがない場合は、折敷(おしき=縁付きのお盆)の左端に箸先を3センチほど出して箸を置く。箸に口を付けるのは箸先の一寸(約3センチ)ほどだから、口を付けた部分は外に出て、折敷は汚れない。万が一汚してしまっても、ハンカチなどで拭き取ればよい。

汁椀の蓋をずらしたり裏返したりするのはマナー違反

 汁椀(しるわん)の蓋(ふた)は、汁椀の右側または右奥に裏返して置く。椀を持つときは親指以外の4本の指をそろえて底を持つ。親指は縁の部分を支える程度。食べ終えたら元のように蓋をする。蓋をするときにはずらして置いたり、裏返したりするのは下品だ。

炊き合わせは崩さないように手前から食べる

 「山盛り」は手前の上から、「平盛り」は手前から食べる。箸でひと口サイズにして食べるが、タケノコやゴボウはかじってもよい。といっても、歯形が付いた状態で皿に戻すのはNG。煮汁は直接口を付けて飲んで構わない。

刺し身は食べる順序が決まっている

 刺し身の盛り合わせは、右→左→中央の順に食べるのが正式だが、おいしく食べるなら、さっぱりしたものからこってりしたものへ。しょうゆ皿は持ってもよい。最初はワサビを溶かず、しょうゆの香りを楽しむのが粋だ。



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