正しい食事を考える会

食が乱れている中どういう食事が正しいのかをみんなで考え、それを実践する方法を考える会にしたいと思います。

北海道の食中毒と食事教育ー「食育」の問題点を突く

2011-02-16 | 食事教育
926人食中毒、給食原因か 北海道・岩見沢の小中
2011年2月14日12時33分アサヒコム
. 北海道岩見沢市は14日、同市立小中学校の給食が原因とみられる集団食中毒が発生した、と発表した。14日午前までに926人の児童・生徒が欠席し、うち7人は入院しているという。同市は、10日の給食が原因とみて、9校を学校閉鎖するなどして調査を進めている。

 市によると、11日から13日にわたり腹痛を訴え、14日に欠席する児童・生徒が続出した。学校別に調べたところ、第一小など7小学校で844人、豊中など3中学校で82人の計926人にのぼった。

 25ある市立小中学校の給食は、市内の3調理所でつくられる。このうち市立学校給食共同調理所で19校分がつくられた。メニューは2種類あり、9校には「Aコース」として同じメニューを提供。残る10校は「Bコース」だった。うち患者はAコースで925人、Bコースで1人だったため、同市はAコースのメニューに原因があるとみている。Aコースの9校は18日までの学校閉鎖が決まった。


1.私は「食育は食の教育でなくて食事の教育でなければならないーどんな教育をすべきか」という記事を投稿している。

食育基本法は
目標
1, 朝食を食べない国民を減らす
2, メタボリックシンドロームの認知度を高める
3, 食品の安全性に関する知識を持っている国民を増やす
4, 学校給食で地場産物を使用する割合を増やす、など
具体的対策
1、「早寝早起き朝ごはん」国民運動の展開
2、毎月19日を「食育の日」とさだめ、各自治体で行事を実施
3,農作業、漁業などの体験学習
食育に関する内容を盛り込んだ「家庭教育手帖」の配布 など

食生活の指針
★ 食事を楽しみましょう。
★ 一日の食事のリズムから、健やかな生活リズムを。
★ 主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
★ ごはんなどの穀類をしっかりと。
★ 野菜・果物・牛乳・乳製品、まめ類、魚なども組み合わせて。
★ 食塩や脂肪は控えめに。適正体重を知り、日々の活動に見合った食事量を。
★ 食文化や地域の産物を活かし、ときには新しい料理も。
★ 調理や保存を上手にして無駄や廃物を少なく。
★ 自分の食生活を見直しましょう。
「食事バランスガイド」
何を、どれだけ食べたらいいのかイラストで一目でわかる。



このようなことでは日本の何を変え改革しようとしているのか、現状公認なのか、さっぱり分かりません。
当たり障りのない役所主導のの仕事であり私は食の乱れは更に進むと考えます。

今、日本の国民に必要なことは食の教育という「食育」でしょうか。私は食事の教育「食事教育」の食育が必要と考えます。

 子供達を牧場に連れていってチーズづくりを体験させることが食育の中で行われています。スナック菓子メーカーがスナックは1に日200グラムまでと言って学校で講義をするそうです。これも食育の中で行われています。食料の学習も食育で、となると何でもかんでも食育になっています。

油メーカーも、フランス料理屋さんも何でもかんでも食に関していたら食育になっているのです。

食の欧米化はいけないから食育の大切さが出てきたはずですが現状公認更に悪化を進める働きをしています。日本を滅ぼす方向に誰の陰謀か知りませんが進んでいます。現状叫ばれている食育はにせの現状公認の政策であります。

今、日本中にそのような子供を食い物にする日本人がはびこり日本をダメにする方向にあると考えます。

幕内先生が食育ハイエナと言う言葉を使われたいます。まさに至言、正しい食事から排除すべき食が、食育の名の元に堂々と学校内で教育されるようになりました。
 食の知識がないから、正しい食事が出来ないので食材の知識を教える。そうするとハイエナが飛びかかってきています。

食育は食事の教育でなければなりません。
では食事とは何かと言うことになります。
食事とは食べることに係わる一切のことです。

日本に稲作が始まっていない頃、私たちは自分で食料を調達し調理し食べたのです。この時のことを考えば何を子供に伝えなければならないかが明らかになってくると考えます。

まず食料調達法これが一番の重要事項でしょう。

ごはんと「一汁三菜」は、これを基本型として食卓を揃えると栄養バランスのよい食事になる事を示しているのです。更に主食・副菜・主菜の割合は3:2:1、摂取量は体重に合わせて、家族団らんで、1日3回、特に朝食は大切、等々教育すべきことが沢山あるのです。食育はこの「正しい食事の教育」をすべきと考えます。

私は食事教育ですべきことを考えてみました
①食事の目的は何か生きるため、健康のため、楽しむため、親睦のため、とういろいろあるが
日常食が重要でこれを主体に教えるべきと考えます。楽しみのフランス料理はあってもいいのです。しかし、それを日本人は日常食としてはいけないのです。
②何が食べられ、何を食べてはいけないのか、という食べ物の基本の知識
毒キノコ、ふぐの肝、農薬、食品添加物使用品、砂糖、塩、脂肪、
③食べられる物の中で何を食べるのか
主食はごはん、地産地消、野菜、栄養バランス、60種以上と言われるビタミン・ミネラル、旬のものを食べる
④経済的なものは何か(健全性)(自給と価格高、輸入か自給率向上か)
高くても国内産、健康によいもの等、大きな目で見た経済性、
⑤安全なもの、危険なものは何か(安全性)
残留農薬、ポストハーベスト、食品添加物、砂糖の過剰、塩の過剰、脂肪過多食品
⑥いつ食べるのか
1日三食、朝ごはんは大切、早寝早起き朝ごはん。
⑦食卓の揃え方(栄養バランスの良い食事とは)
一汁三菜、主食副菜主菜は3:2:1。少なくとも一汁一菜は確保を。
主役のごはんを忘れずに。
⑧費用は
日常食はコストが安いもの(学校給食は1食225円くらいだそうです。日常食はこれぐらいの抑えなければならないと思います)、しかし、粗食(簡便食、手抜き料理、有り合わせ)であってはいけない。だから輸入に頼るのは腐敗防止、害虫防止策が必要になります。
外国に頼っていると食は何時でも輸出してくれるとは限らないのです。不況になったら外貨を稼げなくなり、命に関わる食糧も手に入れられなくなるのです。ですからこのことを十分経験している国は費用をかけても農業を大切にし自給率の向上を図っているのです。今安いからと飛びつくのはダンピングで自国の農業を破壊し、自国の滅亡につながるのです。結局は高くつくのです。
⑨作り方料理法、
(おいしく、新鮮なものを)
⑩どのように食べるのか
エチケット、マナー
⑪どれくらい食べるのか
必要カロリーは性別年齢、仕事量で異なる。1日1800キロカロリーとすると、
600mlの弁当箱、主食、主菜、副菜の割合は3:1:2でおよそ600キロカロリーなのでこれを三食間食なしで。間食したら食事を抑えるか、運動をする。
⑫誰と食べるのか
家族団らんで、みんなと同じものを(好き嫌い無く)、
⑬何処で食べるのか
家庭で、
⑭何処で手に入れるのか
外国製品を買うか、地産地消か。
外食、コンビニ・スーパーでインスタント食品。手料理か
⑮食品の知識
生産収穫方法、食べ方、料理方法、栄養素

現行の食育を見ると、⑮の食品の知識(生産収穫方法、食べ方、料理方法、栄養素)、が多く行われ、料理法ではフランス料理のシェフが教えたりしています。」

と書いています。
今振り返って、今回の食中毒を、私が挙げた「食事教育」でチエックしてみました。
食中毒対策についてはっきり言っていません。
農薬の安全性チエック、輸入品の安全性チエックは入れていたのですが、・・・・
⑨の作り方、料理法の中に入れる必要があります。(食中毒対策。食の安全対策)を追加します。

今回の食中毒の原因、サルモレラ菌等食中毒の原因追及ですが、以前O157でもやしが原因と言われたことがありましたが、もやしも水を使い、その水がすべて水道水であったかどうか、種の消毒は十分だったかの問題があり、可能性は考えられるところです。サルモレラ菌と言えば卵が思い浮かびますが、冬の、しかも寒い北海道での食中毒とはねー、AコースとBコースがあってAコースが原因らしいということはAコース独自のもの、材料、料理人、食器、運搬人、車等を調べることでしょう。

もう一つ。
「⑩どのように食べるのか
エチケット、マナー」と書いていますが、手を洗うことや、清潔に食べることを加えるべきと考えました。(手を洗い、エチケットやマナーを守って、いただきます、ごちそうさまの挨拶を忘れずに)と変更します。

と言うように、食育は食事全般にわたる教育でなければならないのです。現行国の天下り団体が進めている食育は役に立っているでしょうか、食育をネタに天下り先、予算獲得・・・ひいてはそれが無駄遣いとなる、そう言うことをしているのです。

真の食事教育を行ってはいないと考えます。

今、私は雀にえさをやっています。これは良いことなのか悪いことなのか、考えています。
それは、雀の食事教育上良くないと考えられるのです。
この件はまた書きます。


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