大企業病がもたらす明治製菓のカール

日本人なら知らない人が居ない位知名度が高い明治製菓のカール

懐かしいCM集を聴きながら読んでいただきた。（２分４５秒）

'86-90 お菓子CM集vol.12 明治 カール



ポテトチップス等のスナック菓子に押されて売り上げが低迷する「それにつけてもおやつはカール♪」

製造する工場を１カ所に集約して８月以降は西日本限定で販売する商品となる。

それでも昨年度のカール単品の売上額は６０億円もあるそうです。

バリエーションもチーズ味と薄味２つに絞り込んでの販売だそう。

全盛期の３分の１に売り上げが減少してるとは言え、年間６０億円も売れるベストセラーに変わりはない。

普通の企業なら単価据え置き等の苦労があっても６０億円も売れる商品の全国展開を諦めるはずがないのです。

これまでテレビCMに費やした宣伝広告費を考えても

かつての先輩社員が足を棒にして販路拡大に努めてくれたのに現代の経営陣は何を考えているのだろうか？

残業０を実現しても主力商品を諦めてしまうなら本末転倒の日本企業の労働実態になる。

全盛期の３分の１という観点ではなく年間に６０億円も売れる商品という観点で再考をお願いしたい！

NHKニュースより

世界的な知名度を誇る日本の企業たちの衰退の原因がこういうところにあるんだろうね。