しゃちくんは野良猫ブログ

30年以上前になりますが自分探しのためにバイクで日本一周。
そして今、会社を畳んで田舎暮らしの準備中です。

てやんでいっ!

2012-11-15 05:45:30 | 日記


日曜日の東部地域まつりではまな板を中心に木製品を販売。

まな板は紀州方面の赤みの強い桧で一枚\3,000。

切れ端の板は\1,000とか\2,000の品もあった。


冷やかし半分の客が「なんだ?!まな板が\3,000もするのかよ」

とか「もっと安いなら買ってやっても良いんだけどなぁ」

そんな言葉にカチンとなってしまい

「国産の桧だから通常ならもっと高いはずなんだけどね」と返せば

「ホームセンターならこんなの\1,000で売ってるぞ」とやられ

「比較の対象が違い過ぎて話にならねえよ」と釘を刺す。

「なんだかここは商売っ気が無いよなぁ~」と吠えるから

「別にまな板売るのが目的じゃぁないし、今日は木のPRで参加してるだけだ」

と鼻で笑ってやった。

確かに私が売り子をすると売上は少ないかも知れない。

でも物には相場ってものがあるし生産者の事を考えたら

適正価格で売るのが商売人ってものだろう。

品質に自信があれば値引きなんてしない。

しかもここは江戸川だぜ!値切るなんて文化は存在しない(笑)

時々、頭に血が登ってしまうと

「旦那はコンビニで買い物する時も値切るんっすか?」

そんな嫌味をぶっ放す私は客を怒らせてしまうこともある(-_-;)

でも当日は社名入りの木場半纏を着ていたから

材木屋としてのプライドは捨てたく無かった。



「あら?このまな板、桧の良い香りだわ!」と女性客。

「そうでしょっ!桧は抗菌作用もあるんですよ~」

「でも\3,000もするんじゃぁ考えちゃうわ…」

「これだけの品は通常\4,500はするから今日限りの特価ですよ」

さんざん迷った挙句にお買い上げでした

このご婦人、値切るということをしない方、

吉野杉の割り箸とかサービスで付けちゃいました。

「あらっ?なんか得した気分だわ」

「私も売っていて気持ちが良かったからね♪」


対面販売って楽しいと感じる瞬間がある。

興味がある方には樹種の違いやらを説明したから

木のPRもしっかり出来たし

景気が悪いからといって安い品ばかりを追いかけてしまうと

結果損をしてしまうと思う。

良いものを専門店に相談して、じっくりと説明してもらい

適正価格を知ってからの買い物が賢いと思う。

一生に一度の買い物と言われる「家」を

中身よりも坪単価だけで判断してはいけませんよ











コメント (2)
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