DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

柳沢厚労相★少子化意識活性化・成功?

2007-02-02 | NEWS/TREND
まだまだ問題解決には遠いようですが・・・。
&野党がダメさを露呈しまくってますが(意識低すぎ&一般の感情を読めてないのは、柳沢厚労相だけではないってことで・・・)・・・。
柳沢厚労相の「女性=機械発言」はある意味
反面教師、成功といえるのかも。

というか、仮想敵(え?)出現で、いろいろな年代・いろいろな立場の女性や男性1人1人が、少子化を改めて自分たちの言葉で考え、語る機会にはなったのかも。
これを計画的に狙ってたんなら凄いわけですが・・・ま、それはないでしょうね。

今、あちらこちらで噴出している一般人の意見は、
非常に有意義な&こなれたホンネ情報だと思います。
これをうまく集めたら、有識者が頭付きあわせて「あーでもない、こーでもない」とひねくりまわして、結局、凡庸な結論(ex.女性1人頭の出産数を増やすしかない)しか導けないより、&お金と時間をかけて行う意図的なアンケート調査よりは、ずっと意味ある基礎データになるのでは?

議論が活発化しているのもいいことだと思いますし、
年代による意識差が明確になるのも、相互理解のためには
非常に有用だと思います。
高齢な女性にとっては、「なにをいまさら」な部分もあるようで
びっくりしましたが、だからこその柳沢厚労相の不用意発言なのか、と納得もしたり。
や、現役の厚労省大臣であることを思えば、やはり論外な失言ではありますが。
はからずも、今までいかに女性が「国力・労働力製造機」と自然に見なされてきたかの
検証になりました。
(そういう学説もあるようなのですが、一般的ではないように思います。)

ブログを回っていても、いろんな発見や新情報、考え方に出会えてとっても楽しいです!

面白い記事とサイトを見つけましたのでご紹介するとともに
個人的に共感したコメントを編集してログ化させていただきます。
宋文洲の傍目八目 厚労相の機械的発想に異議あり  [1/2](日経ビジネスオンライン) - goo ニュース

NBolineの「宋 文洲の傍目八目」(2007.2.1)

柳沢厚労相
○立場

●公人は「悪気がない」といって社会責任と結果責任から逃れるべきではない。自分も上場企業のトップをやってきたので辛さをよく分かる。でもそれ公人であり、選択した時点の契約。
●女性の気持ちがわかる方にあの職務は担ってほしい。
●地元選出議員がこんな発言をしたのでは、自治体レベルの品格まで疑われてしまう。実際、MSNなどでは「こんな発言をする奴を選ぶ選挙区はバカだ」という発言も多数見受けられる。
○機械
●前後の文脈を考えても、非常に単純な見解に基づいた配慮の無い発言/今回の大臣の発言は文脈を踏まえたうえでも「機械」「装置」の例えを出す必要性はなかったはず。
●金融や財務で競争力の高い人たちと向かい合うなら装置扱いも結構だが、厚労省はいろんな人間の苦悩を扱うでしょうに、頭の切り替えはできなかったのか。潜在出生率を目標値にするとか、近頃は厚労省からおかしなデータが出てくるなと思っていたら、人間を数値化するのが大好きな人がトップになったからか、とある意味で納得できた。
○その他の問題
●機械発言よりも「あとは女性が数を産むだけ」という発想が問題
●問題は「頑張ってもらうしかない」の部分。女性に頑張って生んでもらうのではなく、子供を生み育てたいと思う女性たち、男性たちの障害を取り除くことが国政に求められているのに、国民の努力に求めようとしている点が問題といえば問題。
●問題把握能力がないという問題のほうが大きい。
●少子化問題を『生む人間の数』や『生む人数の多少』だけで語るのはどうか。
●少子化の原因が一人あたりの出産数の低下であると認識しているのに失望。
○政治家全般
●国民を道具と思ってるから税金を湯水のように計画性もなく使えるし、今回のように「女性に子供を沢山産んでくれ!」というような勝手な発言が出てくる。
●口に出すかどうかの差だけで、多くの政治家(?政治業者)が似たような思想を持っている。
○世代格差
●柳沢大臣の発言は、“腹は借り物”という柳沢さんの世代の社会的文脈より出た言葉。
●生まれた時代を反映してる発言。
●あの年代の方ですから、「言っちゃったか」という感想。

対マスコミ
●発言の一部だけを切り出して取り上げている。
●別に女性を差別したというよりは、社会の営みを数量化して考えようとしただけ。発言の真意を捉えず、片言隻句を捉えて執拗に責め立てるマスコミが問題。
●「女性は産む機械」発言の揚げ足取りに安易に組する
●マスコミもあおり過ぎ(発言の全容を理解せずに「トンデモないヤツだ」と断定)で、簡単に世論形成されてしまう方が、全く持って恐ろしい
●誰も批判できない正論を振りかざして、ひたすら言葉だけを批判する皮相的な”キレてる”風潮が実に恐ろしい。

対野党
●辞任なくば審議拒否という手法をとっているが、問題のすり替えに感じる(辞任が必要であればそれはそれとして、補正予算案等はしっかりと議論すべき問題)。
●女性国会議員が「産むも産まないも個人の自由」と叫んでいるのを聞いて、ガッカリ。「個人の自由」と叫んだために、子育てが、個人が勝手にやるものだとの印象になってしまった。
●じゃあ少子化に対する具体的な対策をどうするべきなのか、という解決策は誰も意見を発していない。

少子化原因
●安心して出産・子育てできない社会環境、支援不足/経済含めて子供を育てていける環境が貧弱になっている。
●ストレス社会による男女(主に男性)の性欲減退。
●産まないセックスが当たり前で、作る気がなければ何回しても産まれない。
●男女多忙=時間的・体力的問題によるセックス回数の減少。
●「豊かな社会になると女性が子供を産まなくなるのは遺伝子がそのように作用するからである」という説がある。
●個人の豊かな暮らしを追い求め続ける限り、全世界的に少子化は加速して行く。
●もっと大所高所から見れば少子化を問題にする事自体が逆ではないのではないか。
●子どもの前に、幸せなふたり(恋人や夫婦)が存在しなくてはいけない。


2月2日の経過:
衆院予算委 補正採決、野党欠席へ 7年ぶり全面対決(朝日新聞) - goo ニュース
柳沢厚生労働相の「女性は子どもを産む機械」発言を巡って与野党の対決が続く国会は1日、与党が単独で衆院予算委員会での06年度補正予算案の基本的質疑を行った。柳沢氏はこの日も辞任を重ねて否定したが、同氏の辞任を求める民主、共産、社民、国民新の野党4党は審議に応じなかった。与党は野党欠席のまま2日に予算委と本会議で補正予算案の採決に踏み切る。週明けの5日にも参院予算委と本会議で採決・成立させる構えも見せているが、4日の愛知県知事選と北九州市長選の結果次第で事態は流動的だ。
通常国会の予算委の冒頭で野党全会派が欠席するのは、衆院比例区の定数削減問題で与野党が対決した小渕政権下の00年以来7年ぶりだ。
一方、1日昼の自民党各派の総会では、「柳沢氏自身反省し、謝罪している」(古賀派の古賀誠会長)など擁護論が大勢を占めた。公明党の中央幹事会でも、北側一雄幹事長が「柳沢氏の発言は遺憾だが、すぐに謝罪・撤回している。課題が山積しており、与党として結束して取り組みたい」と述べた。

「私の発言とは切り離して投票を」 柳沢厚労相(朝日新聞) - goo ニュース
柳沢厚生労働相は2日の閣議後の記者会見で、女性を「子どもを産む機械」と例えた自らの発言が、4日に投開票される愛知県知事選と北九州市長選に影響する可能性が指摘されていることについて、「私の発言とは切り離して選挙民の方々が投票してくださるようお願いしたい気持ちでいっぱいです」と述べた。

安倍首相“真っ青”グッズ発売
自民党は1日、安倍晋三首相をデザインに使ったグッズを東京・永田町の党本部などで販売すると発表した。青を基調としたマグカップ(500円)やフィギュア付きストラップ(1000円)など7種類。


なんというか・・・間が悪いというか。
安倍首相って、どうも運がない感じが・・・
もしくは宿敵かなんかの恨みをかってるのか?
そのわりには、総理になってるあたり、背後霊が強力なんでしょうか???
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4 コメント

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まとめ記事ありがとうございます (ちゃとと)
2007-02-02 22:10:46
この事件についてのレポをスピーディーに日々記事化、なるほどーと読ませていただきました。
たまたま、うちの中1の次男は中央省庁の一つへ、本日、インタビューに行きました。(対面取材とレポートが学校の宿題なのです^^;)
母としては、この問題を質問して欲しかったのですが、それはかなわなかったよう…。

確かに、少子化を改めて自分たちの言葉で考え、語る機会になったと言えますね。

>国力・労働力製造機
これは、家制度色濃い、代々続く旧家も同様。
男の子を産むのが当然。子のない嫁は役立たず。
何だか、皇太子妃雅子様をもおもんばかり、やきもき鬱々してしまいます。

なかなか不勉強な私にはコメントしづらいのですが、なるもにあ様の記事はしっかり読ませていただいてます。
これからも記事化よろしくお願いします。
返信する
選挙の状況 (ジイ)
2007-02-03 19:39:06
大臣のこんな発言があっても辞任しなくても通用する国なんですね。地方選挙に影響するか様子を見てからでもいいという事みたいですね。ヤッパリ国民をバカにしているのか?辞めれば解決になるとは思いませんが、現職の大臣が問題を起こせば通用しない国民性なら辞めてますよね。状況を見てからという余裕があるのは通用すると思っているからですね。情けない。

なるもにあさん、アンヌさんからまた、コメントいただいてよかったですね。わたくしもうれしく思いました。
返信する
ちゃとと様 (なるもにあ)
2007-02-03 23:57:23
さすがに連日、国会絡みで情報更新があるので
目に見える形で、失言への党内、マスコミ、世間の反応が
アップされるのがとっても興味深いです。
個人的には多角的思考のちょうどいい事例になったなぁ、と
喜んでいます(不謹慎?;

やっぱりすごく考えてる方って、情報量も多く多角的で
視野も広く、そのうえでどうすべきかを判断されていて
そういうのって疑う余地が少なくて安心できるんですよー。
まとめたコメント欄は、様々な視点でのコメントがいっぱいで
勉強になりましたです。

>うちの中1の次男は中央省庁の一つへ、本日、インタビューに
おお!いい経験ができましたねー!
実地体験してると、ニュースの見方も変わりそう。

>何だか、皇太子妃雅子様をもおもんばかり
そうかー!そういう視点もありますね!
そういう意味でも、柳沢氏はデリカシーなさすぎ;
や、彼に一番ないのは多分「常識」ですね・・・。

あちこちからのツギハギで、あんまりまともに意見できてないので
ちゃとと様の期待に応える情報なのかどうだか危ういですが(汗;
この件は、追えるだけ追っていきたいと思ってます。
(リスクマネジメントの記録としても)
またぜひご参加くださいませー。
返信する
ジイ様 (なるもにあ)
2007-02-04 00:05:27
ほんとうに・・・
なんでここで選挙の話しになるのかなー、と思いますよね?
自分たちのことばかりだなぁ。
政治って選挙90%という感じ・・・。
国会さぼっても選挙頑張る議員ばかり・・・
政策が正しく評価できる形で進めば、おのずと票はあつまる、と思う
私が甘いのでしょうか?
なんというか「成果ではなく残業重視体質」というイメージ。

>アンヌさんからまた、コメントいただいてよかったですね。
うふー♪
実はすごくすごぉく嬉しくって、1日にこにこしてましたぁ。(てへっ?
ひし美さんの記事は、すごくすっきりとストレートに響く表現で
情報バランスがよいのがすごいなぁ、と思います。
ジイ様も喜んでくださって、ますますハッピー倍増ですっ♪
素敵コメント、ありがとうございます!!!!!
返信する

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