イカロスの墜落のある風景(Landscape with the Fall of Icarus)
1556-1558年頃
この作品、はじめて見た時、??どこにイカロスが?と。
で、気づいて、で、やられた~、と。
主観と客観、主役とその他。
農夫にしてみれば、イカロスの神話的な悲劇は、
今日の夕ご飯より関心度は小さいかもしれない。
他人の幸福や悲劇など、所詮そんなものかもしれない。
自分の幸福や悲劇など、ほとんどの他者にとっては知られることすらないだろう。
・・・知らなければ、存在しないのも同じ。
いや、そうでなければ、まともな神経や日々の生活は保てない。
(ブロードの制限バルブ的にいえば、
人間は遮断することで自我を保てているのだから)
と、いうことを題材にしている作者は
イカロスの悲劇も、農夫たちの日常も
均等にキャンバスに世界化することで、
自分の認識を写し取っている・・・
と、私には解釈できる・・・(以下無限解釈連鎖
この絵は中学時代、ン?小学生の時大事にしてた名画全集からかな?
ま、その頃からのお気に入りなのですが
大人になってますます好きになって、「やっぱりよいな」と思える作品。
なにより風景画としてそのいい加減なほどのおおらかさが
なんだかほっとさせてくれる。
実際のリアルタイムな戦争でさえも、テレビの中の映像情報としては
(乱暴を承知で言いきれば)バラエティやアニメとなんら変わらない。
ある種のカテゴリー、テイストの違いはあっても。
好きなキャラクターの死が、現実の殺人事件より
ずっと身近で深刻な場合だってありうる。
核ミサイル発射の緊急情報が、アニメのクライマックスに流れたことで
激怒するオタク、というネタがあったけれど、まさに。
なにを悲劇とするか、なにを神話とするかは、個々人の主観の物語。
どうも、その主観自体、誰かが脳に仕組んだ物語システムの産物っぽいのですが。
でもって、こういう絵を好きになると
ルーベンスの天使画とかがどうもウソくさくって
実物をみても「うわ大きいなー」としか言えなくなるという悲劇が
・・・私だけ?;;
ところで、ルーブル美術館の作品がどさっと来ているんですねー
美術館という環境装置をはずしてなお「ルーブル」を冠していいのか?
と思いつつ、17世紀ヨーロッパにちょっと浸りたいかも。
でもめっちゃ混雑しそうだなーーーー;;;
ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画
1556-1558年頃
この作品、はじめて見た時、??どこにイカロスが?と。
で、気づいて、で、やられた~、と。
主観と客観、主役とその他。
農夫にしてみれば、イカロスの神話的な悲劇は、
今日の夕ご飯より関心度は小さいかもしれない。
他人の幸福や悲劇など、所詮そんなものかもしれない。
自分の幸福や悲劇など、ほとんどの他者にとっては知られることすらないだろう。
・・・知らなければ、存在しないのも同じ。
いや、そうでなければ、まともな神経や日々の生活は保てない。
(ブロードの制限バルブ的にいえば、
人間は遮断することで自我を保てているのだから)
と、いうことを題材にしている作者は
イカロスの悲劇も、農夫たちの日常も
均等にキャンバスに世界化することで、
自分の認識を写し取っている・・・
と、私には解釈できる・・・(以下無限解釈連鎖
この絵は中学時代、ン?小学生の時大事にしてた名画全集からかな?
ま、その頃からのお気に入りなのですが
大人になってますます好きになって、「やっぱりよいな」と思える作品。
なにより風景画としてそのいい加減なほどのおおらかさが
なんだかほっとさせてくれる。
実際のリアルタイムな戦争でさえも、テレビの中の映像情報としては
(乱暴を承知で言いきれば)バラエティやアニメとなんら変わらない。
ある種のカテゴリー、テイストの違いはあっても。
好きなキャラクターの死が、現実の殺人事件より
ずっと身近で深刻な場合だってありうる。
核ミサイル発射の緊急情報が、アニメのクライマックスに流れたことで
激怒するオタク、というネタがあったけれど、まさに。
なにを悲劇とするか、なにを神話とするかは、個々人の主観の物語。
どうも、その主観自体、誰かが脳に仕組んだ物語システムの産物っぽいのですが。
でもって、こういう絵を好きになると
ルーベンスの天使画とかがどうもウソくさくって
実物をみても「うわ大きいなー」としか言えなくなるという悲劇が
・・・私だけ?;;
ところで、ルーブル美術館の作品がどさっと来ているんですねー
美術館という環境装置をはずしてなお「ルーブル」を冠していいのか?
と思いつつ、17世紀ヨーロッパにちょっと浸りたいかも。
でもめっちゃ混雑しそうだなーーーー;;;
ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画