鼠喰いのひとりごと

DL系フリーゲームや本や映画などの感想を徒然に

「ナイトミュージアム」 

2007-09-05 00:52:35 | 映画(洋画)
「ナイトミュージアム」 2006年
監督:ショーン・レヴィ
出演:ベン・スティラー、ロビン・ウィリアムズ、カーラ・グギーノほか

公式ページ*****

見る人皆が、楽しくハッピーな気分になれるコメディ映画。
ダメ主人公が人間として成長していく姿は安心して見られるし、何より、画面が賑やかで楽しい!
レクシィ(動くティラノ化石)いいな~ 仕草がかわいい! 

====
主人公・ラリーは言うことばかり大きくて、実力と根気を伴わない夢想家。
その性格が祟って仕事はいつも長続きせず、妻とは離婚。
懐いていた一人息子ニッキーも、ラリーの生き方に疑問を持ち始めているようだった。

妻はともかく、息子の信頼を取り戻すため、ラリーは新しい仕事を求めて斡旋所へ向かう。
そこで紹介されたのは自然史博物館の夜警の仕事だった。
前職の老人3人の意味ありげな言動に疑問を感じながらも、初めての仕事に挑戦するラリー。
そして、夜中に見回りを始めたとき、その理由を理解するのだった。
なんと、自然史博物館の展示物は、全て、夜になると命を持ち、動き出すのだ。

めいめいが勝手に行動する展示物に翻弄され、初日にして辞める決意をしたラリー。
しかし、翌日尋ねてきた息子の顔を見て、辞めるに辞められなくなってしまう。
展示物の中でも、親切に忠告をしてくれるルーズベルト大統領のロウ人形(愛称テディ)
の助けを得て、なんとか、混乱を収めようとするが…
====

夜中に動き出す展示物たちは、我侭ではあるものの、みんな基本的に性格のイイ奴ばかりなので、
見ていて安心できるし気持ちいい。
何くれとなく主人公を助けてくれるルーズベルトの蝋人形(愛称テディ)といい、
自分の肋骨一本外して、『投げて♪』とねだる恐竜の化石・レクシィといい、
いざって時は助けになってくれるモアイといい。
怖い存在なのかと思っていたエジプトのファラオのミイラは、包帯を外したらこれがイケメンで、
しかも性格がやたら良いし。
互いにいがみ合って大変だったローマ時代と、アメリカ開拓時代のジオラマ人形のリーダーが、
最後には熱い友情が芽生えてしまう展開も超ハートフル~

何よりも、今まで理想ばかりを追いかけて、自分で努力することをしなかったラリーが、
生まれ変わったように「生きがい」を見い出す様は、超アメリカンな成功劇。
…実際は、人間、そうそう性格変わるもんでもないと思うけど(笑)

見て損はなかった、と思う。
お子様から大人まで、安心してオススメできますよん。


「the EYE3」

2007-09-05 00:21:58 | 映画(ホラー)
「the EYE3」
監督:バン・ブラザース
出演:チェン・ボーリン、イザベラ・リョン、ケイト・ヤン、クー・ユー、ボンコット・コンマライ

*****

…どこの国でも、若者の行動パターンはそう変わらないらしい(笑)
て感じのコンセプトの作品。

しかし、今まで1・2と、ちょっと感動系で纏めて来たというのに、
これは一体どーしたことだ?!(いや、楽しいけれども)

======
タイに旅行に訪れた香港の若者たち4人。
すっかり羽目を外した彼らは、現地の友人、祈祷師の息子チョンカイがたまたま本屋で見つけた
「幽霊を見るための10の方法」を面白半分に試すことにする。
こっくりさん・十字路で茶碗を叩く・真夜中のかくれんぼ…
そのうち、真夜中のかくれんぼの最中に、仲間の一人・コーファイが行方不明になってしまう。
「お前たちも狙われている。帰れる内に香港に帰りな」
祈祷師をしているチョンカイの母の忠告に従い、メイとタクは香港に戻るが、
恋人エイプリルは、彼を助けるためにタイに残る道を選ぶ。

それから一ヶ月が過ぎた。しかし、恐怖は終っていなかった。
香港に帰ったメイとタクは、それぞれ、死者につけねらわれ、心が休まる時がない。
やがてチョンカイから電話が入る。エイプリルが消えた、気をつけろ、と。

メイとタクは、全てにカタをつけるため、もう一度タイへ飛ぶ。
そして、取った最後の手段は…冥界を訪れ、消えたコーファイとエイプリルを連れ戻すことだった。
=====

日本の感覚だとスペシャル番組の「世にも奇妙な物語」あたりで出てきそうな…
決して、これで一本映画作れそうな話ではないのだけど…
シリーズ1・2と続いて、ちょっと箸休め、って感じだと見られるかなー。

小・中学生あたりが好きそうな感じの話だよ。うん。

若いうちというのは、まず免許を取ったら何人かカップルで組んで恐怖スポットを回ってみたり、
「こわぁ~い」なんて擦り寄る女の子に、アドレナリン過剰になった男の子が、
張らんでいい虚勢を張って、墓石を蹴飛ばしてみたり、無理な運転で事故ってみたり、
いろいろ勢いで馬鹿なことをするもんですが…

いや、どこの国も同じだネ!(笑)

過ぎ去りし青春のお馬鹿な日々を思い返したい人にオススメです。
ちなみに、ハッピーエンドじゃないからヨロシク。


キャストのチェン・ボーリンは…乙一映画の「暗いところで待ち合わせ」で出てた人っす。
髪型でかなり別人です。「暗いところ」では、文字通り、無茶苦茶暗そうな役どころだったんですがー
(原作の主人公も確かに暗いんだけどね…何でわざわざ台湾出身の彼を起用したのだろう?)
この映画では、お馬鹿で軽ーい若者をコミカル&上手に演じています。
しっかし、韓流ブームからこっち、アジアな俳優の起用率多いんじゃないー?
そろそろ、みんな飽きて下火になってくるころじゃないかと思うんだけど。