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日本海沿岸ニシン漁獲状況(2.10) 累計漁獲量は石狩454㌧・後志326㌧など786㌧

2023-02-26 23:55:34 | ニュース

 今シーズンの日本海沿岸のニシンは5千㌧を記録した昨シーズンより来遊ペースが速く、道水産林務部水産振興課普及指導員の取りまとめによると、2月10日現在の漁獲数量は、後志北部が余市郡漁協97㌧・小樽市漁協229㌧の計326㌧、石狩管内が石狩湾漁協本所119㌧・同厚田支所181㌧・同浜益支所154㌧の計454㌧となっている。留萌・宗谷両管内を含めた1月からの累計漁獲量は786㌧。後志北部は前年同期比207%、石狩は同216%と前年を大きく上回るペースとなっている。石狩湾漁協本所で漁業者に聞くと「今シーズンは厚田、浜益の方が好調。魚体はかなり大きい」と高齢魚の来遊が続いているようだ。
 道総研中央水試による2月上旬の漁獲物調査では、組成は大型個体が中心で、メスの卵巣はほぼ完熟状態、オスも多くが放精直前だった。札幌市中央卸売市場には石狩産ニシンが継続的に上場されており、20日の上場数量は約48㌧。キロ単価は中値で475円と、前年同日より約100円安で取引されている。
 18日には道南の江差町沿岸で広範囲にわたる群来が確認されるなど、今後の伸びにも期待がかかる

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