道水産林務部普及指導員のまとめによると、今年の日本海沿岸ニシン漁は、平成8年のニシンプロジェクト発足以来最高の漁獲量を記録した前年から一転し、1月からの累計漁獲量は3月20日現在、前年同期比39%・2,315㌧減の1,478㌧に留まっている。
同日現在の後志北部の累計漁獲量は、東しゃこたん漁協1㌧・余市郡漁協88
㌧・小樽市漁協206㌧の計295㌧で前年同期比32%と大幅減。3月1日からの20日間の漁獲量は、3漁協合計で25㌧と最終盤の漁模様となっている。余市郡漁協所属の漁業者によると、今年は前年ほどニシンの来遊がまとまらない中で時化も多く、沖に居座るトドによる食害が重なったこともあり漁獲量が伸びなかった。後志北部は3月末までに今年の操業を終えている。
石狩湾漁協の累計漁獲量は、本所590㌧・厚田支所459㌧・浜益支所53㌧の計1,132㌧で前年同期比42%。
昨年は2月下旬に増毛で数量がまとまり、3月20日までに203㌧を水揚した留萌管内は4漁協合計で50㌧と75%の減。前年も3月1日〜20日の管内水揚数量が13㌧と一時的に停滞していることなどから、今後の巻き返しに望みをつなぐ。
後志南部は寿都町漁協が3月20日までに累計で111㌧を水揚げしてい
るが、他地区の数量が伸びず、全体の水揚数量は前年同期に比べ71㌧減の118㌧。檜山管内は江差支所3㌧など計4㌧の水揚げ実績となっている。
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