水産北海道ブログ

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ロシア太平洋サケ・マスが記録的な豊漁 カムチャッカ地方27万5千㌧と過去最高の漁獲

2018-08-14 10:24:47 | ニュース

 ロシア・カムチャッカ地方の太平洋サケ・マスが記録的な豊漁にわいている。道機船連によると、同地方のサケ・マス漁獲は8月8日現在、27万5,300㌧に達した。地域的には、東部沿岸が12万9,500㌧、西部沿岸が14万5,800㌧となっており、カムチャッカ半島の太平洋サケ・マスの漁獲データは記録の残っている1908年から歴史上最高となった。昨年2017年の漁獲量は24万1,000㌧だった。同地方の操業は10月10日まで続く。

 一方、北海道に隣接するサハリンの太平洋サケ・マス漁獲量は8月10日までに2万1,540㌧で、カラフトマスが1万8,760㌧、シロザケが2,024㌧、ベニザケが710㌧、ギンザケが46㌧となっている。東サハリン沿岸のカラフトマス操業は、7月1日から開始され、ポロナイスクが牽引し5,390㌧を漁獲した。


網走管内サケ・マス漁獲状況(8月10日現在)マス40万4千尾と前年比35%増、サケ1万尾と2.7倍

2018-08-14 10:03:17 | ニュース

 網走管内(雄武〜ウトロ漁協)のサケ・マス漁獲状況は、8月上旬までにマスが40万4千尾漁獲され前年の35%増。しかし豊漁だった前々年に比べると17%減だった。サケは1万尾で前年の2.7倍と好調だが、魚体が小型で、金額は伸びていない。

 網走海区漁業調整委員会によると、8月10日現在の管内カラフトマス漁獲状況は、40万4,133尾、625㌧、2億1,426万円で、前年に比べ尾数は135.0%、重量は125.8%、金額は109.7%。近年では豊漁だった前々年に比べて尾数83.0%、重量74.4%、金額92.3%といずれも下回っている。平均目回りは1.55㎏(前年1.66㎏)、平均㎏単価342.7円(同393.0円)。

 混獲のサケは1万777尾、30㌧、1,955万円で、前年に比べ尾数は269.2%、重量111.0%、金額93.8%。平均目回り2.80㎏(同6.80㎏)、平均㎏単価646.8円(同765.1円)。