水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

2018年8月3日(金)発行/北海道漁協系統通信6345号

2018-08-03 13:01:03 | 系統通信

道増協が平成30年度さけ・ます増殖技術研修会
魚病防止システム、サケ親魚への高水温の影響など学ぶ

平成30年度水産多面的機能発揮対策講習会
海の安全・藻場・干潟の3部会で先進事例学ぶ
水産庁が教育・学習充実で情報発信対策強化の方針

北るもい漁協天売支所 鮮度保持施設が竣工
鮮度保持・労働環境改善に大きな期待
スペースを有効活用 効率性の高い施設に

羅臼漁協青年会がコンブ料理試食会
新感覚の「食べる羅臼コンブ」を提案

道漁連が東京都内で学校栄養士向け調理実演セミナー

7月27日から噴火湾西部海域産ホタテの出荷を自主規制

23日市場協会が平成30年度役員研修会

銭亀沢漁協 柴田一代表理事組合長を再選


サバ類・マイワシ試験操業(サケ・マス代替) マイワシ5,417㌧と前年比9%増、単価安で金額下回る

2018-08-03 06:06:04 | ニュース

沿岸イワシ漁はこれから始まるまき網との調整が課題に

 平成28年からロシア水域のサケ・マス流し網の代替として漁を続けているサバ・マイワシ試験操業が、7月末で終了した。道水産林務部漁業管理課によると、操業結果は、サバ類とマイワシを併せた漁獲数量が5,426㌧、漁獲金額が2億8千万円となり、計画に比べ数量44.1%、金額23.6%にとどまった。

 このうち、マイワシが好調で5,417㌧と前年を9.2%上回ったが、平均単価が㎏51円と前年より3割ダウンし、金額は2億7,800万円と前年を14.4%下回った。サバ類は9㌧(前年比12.6%)と振るわなかった。

 この試験操業には道内の小型船19隻が5月15日から出漁していた。道は、従来の10㌧未満サンマ棒受け網漁船に加え、20㌧未満もサンマの不漁対策として今月10日から12隻にイワシの特採許可を与える。一方、サンマ業界は、来年からの公海サンマ許可に向けて準備を進めており、公海に行けないサンマ漁船には5〜7月のイワシ操業を道に許可するよう求めているが、まき網業界との調整が必要のため、難航している。


道東サンマ棒受け網漁がスタートへ 水産庁が中盤以降、前年上回る来遊を予報

2018-08-03 06:03:17 | ニュース

 道東サンマ漁が本格化するのを前に、水産庁はサンマ長期漁海況予報を発表し、漁期全体の来遊量が前年を上回り、1歳魚の割合が高いとした。この予報は8月〜12月までの北西太平洋(道東〜常磐海域)が対象となり、関係試験研究機関による資源調査結果を東北水研が取りまとめた。

 予報のポイントは①1区(東経162度以西の海域)の分布量は前年並みで少なく、漁期序盤(9月中旬まで)の来遊量は前年並みで低調に推移する。2区(東経162度〜西経177度の海域)の分布量は前年を上回り、漁期中盤(9月下旬)以降は前年を上回る。漁期全体の来遊量は前年を上回る②漁期を通じて1歳魚の割合が前年より高い③大型船が出漁する8月下旬の主漁場は択捉島以北に形成される④9月下旬に色丹島付近まで漁場は南下する⑤三陸海域への南下は前年より遅く、漁場形成は10月中旬となる。

 すでに7月中に操業した10㌧未満流し網漁船によるサンマ漁は、史上最低だった前年を下回っており、8月の棒受け網に期待がかかる。100㌧以上の大型漁船は20日に解禁され、シーズンは最盛期を迎える。