8月号の特集は予算とか、チョコー制度改正とか、研修・勉強会とか、各管内漁協の販売取扱いとか、いろいろあるなかで、北海学園大の濱田武士教授がビザなし交流で訪問した北方領土・色丹島の現地報告が載っています。紀行文とグラビア写真を併せてご一読下さい。北方四島のナウが見えてくるかも…。
表紙には「水産業の成長産業化 産地への影響は?」とあります。その心は?産地がシンクロしないと漁業は成長しませんね。一部の工業的養殖業や企業的漁船漁業が勝ち組になっても、現場が動かないとダメでしょう。
8月1日からロシア水域に出漁していた10㌧未満のサンマ棒受け網漁船2隻が6日、花咲と厚岸に約19㌧のサンマを初水揚げした。価格は㎏3千円前後の高値をつけた。
漁業情報サービスセンターによると、花咲には10.4㌧(平均㎏単価2,781円)、厚岸には8.4㌧(同3,040円)が水揚げされた。獲れたサンマの状態は良く、魚体も大きいという。今年は道東沖に暖水塊の張り出しがなく、サンマの来遊には漁海況が良い条件とされる。10日から始まる本格的な棒受け網の出漁船にとって有利な漁場が道東沖に形成されるか注目される。