降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★京都新聞vs朝日新聞=冬の京都編❶

2016年01月02日 | 新聞

京都に来た。
風が少し冷たいが、暖かいポカポカ陽気。
京都生まれ&京都育ちの愛人……ではなくて知人は
「いやぁ、こんなに暖かい年末年始は久しぶりやわ。2014年の大晦日にドカ雪が降ったのがウソみたい」
と言っていたのどすえ。

ということは、さておき。
コンビニで分厚い京都新聞と朝日新聞(大阪本社版)元日号を買った。
朝日を迎え撃つ、古都が誇る地元紙を読み比べてみた=写真

【 総ページ数は? 】
▽京都新聞=煩悩と同じ 108ページ。
本体40ページ+別刷り 68ページ。
▽朝日新聞大阪=圧倒の 118ページ。
本体40ページ+別刷り78ページ(いつもながら、ラ・テ面にタレントや俳優を独自に起用し、カネはかけているなぁ)
本体最終面は、両紙ともにTOYOTA全面カラー出稿
「この世界のすべての心にWOWをつくろう。」。
TOYOTAさん、ありがとう。

【 別刷り広告特集は?】
▽京都新聞=圧勝の32ページ。
正月恒例名刺広告のほか、地元有力企業や老舗どころをずらり集めた第4部「日本人の忘れ物・知恵会議」16ページ、第5部「キーワード・KYOTO」16ページ。
▽朝日新聞大阪=うーむの12ページ。
朝日新聞広告局制作の「住まいの未来」8ページ、女性向け情報企画「BON MARCHE」4ページ。
ただ、一読者の立場からだと、広告企画特集はポイッなので、多少、朝日の方が読む記事がありそーかな、と。

それにしても、朝日フロント1面は記事がほとんどないので、担当編集者はラクだったよね。
*担当編集者はラク……だったかどうかは分からないのだ、実際のところは。
僕(整理部)も元日付フロント1面を担当したけど、だいたい企画ものがドカーンと入ったり、社告がバンバン入ったりして紙面が大半埋まってしまう。
でも、そんなときに限って大事件が起きやすい。
「共同通信から……ピーポ・ピーポ」
共同ピーポが鳴るたびにヒヤヒヤなのだ。
さらに1995年の元日付で「オウム・サリン」を大スクープした読売新聞がトラウマになっているので、けっこう
「もし、ナニかあったら、えーとぉ~アタマをこう組み替えて、と……」
シミュレーションしているのでございます。