降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★活版復刻新聞は面白い。

2014年09月11日 | 新聞


つい最近(1990年代前半)まで、鉛活字と凸版、インクを使って活版で組んでいた「新聞」。
僕たち新聞社整理部から見た、活版鉛活字組み版から第1期CTS(コンピューター組み版・編集)までを後世に書き遺しておこうかな、と。



【9月6日付の続きのよーな、続きでないよーな……笑】
日々の新聞はもちろん読んでいるが、
〝復刻新聞〟がけっこう面白い。
僕は戦時世代でも、ミリタリーおたくでもないけど、
当時の政情や時代背景をまったく考慮しないで、ただ単に新聞紙面に注目。
「へぇ~、昭和初期の鉛活字組み活版新聞ってこーだったのかぁ。
ほぉ~ほぉ~、こりゃ大変だぁ、当時の新聞社整理部はぁ~」
と、
「激動の昭和史を読む/太平洋戦争の記憶」(保存用バインダー付き創刊号のみ特別価格190円、以降は税込同690円。アシェット・コレクションズ・ジャパン発行)
の毎号新聞コレクションズを見ている。
よくぞ集めよねぇ!という感じの、ほぼ原寸大紙面=写真

昭和16(1941)年12月9日付の朝日新聞朝刊が、かなり衝撃的組み方&仰天な紙面構成だった=6日付見てね。
また、
縦組み題字「讀賣新聞」(昭和16年10月19日付朝刊、讀賣新聞東京本社版)、
「夕刊國民新聞」(昭和5年4月23日付夕刊、國民新聞社発行)
を初めて手にしたのだけど、もう第2&3回配本があって…………目を通すの追いつかないじゃん。

第2回配本には、下記の復刻新聞が毎号コレクションズだった。
▽朝日新聞=昭和17年6月11日付朝刊
▽夕刊國民新聞=同日付夕刊
▽朝日新聞=昭和8年2月25日付朝刊
▽大阪毎日新聞=同日付夕刊

と書きながら、創刊号コレクションズの初めて見る「夕刊國民新聞」(*)を見るのであった(笑)。
………長くなったので、続く。

夕刊國民新聞=明治23(1890)年創刊。昭和8(1933)年、新愛知新聞社に経営譲渡された。