降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★白石一文さん新文庫は50円だった=ブックオフ買取編❷止

2014年09月08日 | 新聞/小説

【きのう9月7日付の続きです。写真は、本文と関係ありません】

近所のブックオフに、たまった本を持ち込んだのは、8月下旬。
単行本の買取価格は50~500円だった。
以前は〝スーパー価格表示〟的な390、490円が多かったから、10円ほど買取価格アップがあったのかもしれない。

新書は、新刊書店販売中の『自分の壁』(養老孟司さん、新潮新書)でも、レーベル問わず一律70円だった。
(新書に限らず、あまりに刊行が古いもの、書き込みや汚れているものは〝買取できません〟とか。
隣のカウンターで、ご老人が『なぜじゃ!』とバイトくんに苦情を言っているのを見ました。
ご老人の持ち込み書物を見ると、赤茶け、何かの液体でふやけ、ほとんど廃棄物状態でした........)。

● 文庫本部門=買取価格は一律50円

鉄筆文庫『翼』白石一文さん(56)、税別600円
→買取価格50円

光文社の営業部にいた渡辺浩章さんが独立して立ち上げた「鉄筆文庫」。魂に背く出版はしない、という創刊宣言には意気を感じる。
たった1冊の新文庫レーベルだけど、書店の文庫本コーナーで平積みされているのは、光文社時代のコネクションだろーか。
白石さん人気に加え、確かに売れているよーで、初刷5万部に重版がかかっていた(4刷8万部)。
文庫カバーがとてもダメージを受けやすい用紙なのが残念。

文春文庫『濁流資金/警視庁公安部・青山望シリーズ』濱嘉之さん(57)、税別640円
→買取価格50円

濱さんは警視庁にいた方だから、かなり捜査のリアルが分かる(と思う)。
堂場瞬一さんをはじめ、警察小説ものやミステリーは単行本を経ず
〝いきなり文庫〟の方がいいのではないだろーか。

ほか14冊持ち込みました。
重ねて書くけど、汚れ本は買取不可でした。

● 雑誌部門=買取価格10~50円

厚くかさばる雑誌でも処理してくれるのは、助かる。
雑誌買い取りは発売後1カ月ほどなら、とか。
月刊『文藝春秋』9月号→買取価格50円
月刊『UOMO』9月号→同10円

雑誌扱いなのだろーか、単行本扱いなのだろーか。
『ノンフィクションの巨人・佐野眞一が殺したジャーナリズム』(宝島社、1,234円)
→買取価格150円

だった。