シルバー・アスリート日記

冬は全日本マスターズ・スキーレーサー、夏はウルトラマラソンランナーのシルバーアスリート日誌

奥武蔵ウルトラマラソン、第2関門45.2㎞刈場坂で、無念のDNF

2019-06-08 13:15:00 | マラソン

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鎌北湖入口のエイドを過ぎると、すぐ登りに入る。  
             
元気のいい、「お姉さん」が応援してくれるではないか。
「太田です、10年前、秋田100で、同時にゴールした・・・」
え、あのときの、シルバーが秋田放送ABSに取材されながら、
完走したとき、と思いがよみがえった。    
10年前のこと。          

これは、うれしい。

この先,約8㎞はしこしこ登った。        
34.2㎞の顔振峠の平九郎茶屋に12時25分着。    
もう、周囲には、選手はまばら。        
第2関門の刈場坂まで、あと11km、1時間半残っている。  
エイドの主のような熟女が、1時間半もある、がんばれ・・・・。

 

 

高山への登りで、若い女性選手が、勢いのある大声で、後ろの仲間?    
を励ましながら、さんざめいている。            
すごいな、俺は苦しんでいるのに、この大声か・・・・。        
38.7㎞の第12エイド高山はなんとは通過。          
                   
41.8㎞の第13エイド飯盛で、気力がなえた。関門まで残り3.4km。残り30分。  
このエイドで、真っ赤に熟れたミニトマトがでた。        
20個をウエスト・ポーチに詰め込んだ。          
これは,誤算だった、重さで腰が引っ張られる。        

だが、関門締切時刻との戦いは続く。

女性の視覚障害ランナーと相前後。刈場坂まで行きましょう。        
はげましながらながら前進。              
残り1.5㎞付近で、下りになった。8分/㎞で飛ばした。          
これなら、間に合うと思いきや、また登りだ。あと500mなら        
スパートできそうとかんがえたが、登りになると、気持ちが悪くなってしまう。    
                     
峠の、開けた部分の明るさと、大声援が聞こえた。あと300m。        
14:00になった。                  
           
大会スタッフが、大声援。14時2分着だ。            
 視覚障害の女性が5分遅れで関門に到着。                    
時間です,収容車に乗ってください。            
大会は終わった。                
去年の秋田100㎞に続き、連続DNF.。            
                     
今回の大会は初参加だったが、コース途中で、          
埼玉の太田さん、埼玉の山田さん、秋田の沢口さん、          
埼玉のあずまさん、                 
計4人に、こえかけていただいた。              
皆、秋田100㎞を一緒にゴールした、「戦友」達だ。          
これは、とても嬉しい。                
                     
1㎞当り、9分で進む、と計画したが、こんなに余裕みても、        
できなかった。                  
もう、20分早く走らねばだめなんだ。            
関門を通過できないなんて、とても完走はできない。          
                     
収容バスで隣あった、なおさん、男性選手と、話しているうちに、気持ちが落ち着いた。  
ありがとう。                  
次の9月の秋田50㎞大会に向けて、大きな課題ができた。        
もうウルトラは、止めようか、とはおもいたくない。          
フルと、登りのきついウルトラとは、「種目」が違うと思い知らされた。      
       

 

 

     

 

 

 

コメント (2)
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奥武蔵ウルトラマラソン初参加、エイドのやさしさ と 絶叫選手に、心を揺さぶられた・・・・

2019-06-05 10:29:35 | マラソン

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奥武蔵ウルトラ、初参加。        
秋田のウルトラ大会を視野に入れて、    

右足の故障の完治を確認するために、エントリーした。 

 

締切期限にまだ、時間十分な3月にエントリーしたら、すでに締切だった。
やむなく、「ゆずれーる」制度を利用した。        
あきらめていたが、4月に突然、ゆずれーるを獲得できた。    

 

 

3月に参加しないと思い、急登練習開始は4月だった。  
               
鎌北湖からの登りの前に、22.5㎞の「予備ラン」のようなコース。
難易度は大したことはない・・・・・と思い込んでいた。    

 

この22.5㎞が、ものすごく大変。          
SL300mに近い峠が2か所もある。          
ほんとうに狭い幅員の最初の峠は、なんとか越えた。            
2個目の峠は、意表を突かれるような長く急な、峠だった。    
こんなはずではない、と思いながら、歩き混じりラン。      
周囲の選手は,皆「ぐんなり」としたように急登をもくもくと静かにあえいでいた。

 

 

すぐ、うしろを歩いていた「わかもの」が、  
突然、耳もと50cmの近くで、    
「初めてのアコム、ケンちゃんがんばれー」  
絶叫した。        

 

「大きな声出さないでください、頭が痛い,      
(心中では、そんなに大声だせるなら、歩かず、走れ!)」  
と懇願した。            
だが、言わなきゃよかったな、と自己嫌悪に襲われた。  
               
この峠に設営されていた、第4エイドにグレープフルーツがタイミング
よく提供されていた。1/8ピースを7切れも、むさぼり食った。  
これで、気分が平静になり、前進した。      

 

 

本日2回目の鎌北湖畔を走るコース。      
何で同じコースを2回もなんだ・・・。      
               
ここから、顔振峠に向けて、きつーい登りがはじまる。    
もう、かなり消耗しているので、ことさらきつく感じる。    
「毛19」の標識まで、がんぼろう、との声がかかった。    
               
清流エイドだったか、まだ手の温かみがのこっているような、  
梅しそ入りのりおにぎり、          
このおいしさと、エイドのやさしさに、涙がでるようだった。  
               
すでに、周囲の選手は、全員「歩き」になっている。    

 

苦難の顔振り峠は、次回・・・・

コメント (3)
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