シルバー・アスリート日記

冬は全日本マスターズ・スキーレーサー、夏はウルトラマラソンランナーのシルバーアスリート日誌

ウルトラマラソンに現れた「レモン市場」と「ピーチ市場」、何のことだ?・・・。

2012-10-30 20:00:07 | マラソン

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ウルトラ・マラソンは、自分の走ったデータを十分に解析
するところに、楽しさと難しさがある。

なぜ、リタイアーするのだ。
「力」不足・・・・と、かたずければ、
今後、いつかまたリタイアーするはめになるかと考える。

リタイアーの「経験」は大切なラン「データ」になる。

リタイアーに自分が「引っ張り込まれる」ときは、
あたかも「レモン市場」が自分の前に広がってしまう・・・・ことか。

「レモン市場」とは、アメリカで質の悪い中古車の情報不足のたとえ。*

*『レモン市場』:

『ミクロ経済に、レモンの原理と言う理論がある。
レモンとは米国で質の悪い中古車のことを指す。

中古車のように一見しただけでは本当の価値が
分からない市場を「レモン市場」という。

「レモン市場」では売り手は取引する財の価値を
分かっているが、買い手は売り手と同等の情報を
持っておらず、情報の非対称性が存在する。・・・・』

2012/10/26日本経済新聞:「十字路」高野 真
より。

 



リタイアーの気持ちが浮かんだときから、このあとの距離のランは、
いつもの自分の力がどんどん落ち込んで、自分の本来の力が
分から無くなっていく。予測もつかなくなる。

どんなラン状態(質の悪い中古車)になるか、予測できないブレーキになって行く。

つまり、「レモン市場」状態になって行く。

がんばっても、悪い方に落ち込む。
好調時(質の良い中古車の情報)と不調時(質の悪い中古車の情報)
が非対象的(良い情報を思い出せなくなる状態)となって現れてくる。

この連鎖に入ると質の悪い中古品(ラン・ブレーキ)がどんどん出回る…との理論。

やる気が損なわれ、スピードがどんどん落ちていく。

この連鎖に入らないようにするには、「ピーチ市場」にせねばならない。**

**『ピーチ市場』

レモンは皮が厚く外見から質が分からないという説から、
皮が薄く外見から、良しあしが容易に分かるピーチでは逆に
いいものしか売れないので質の高い財が増える。

このような市場をピーチ市場よ呼ぶらしい。

出典、同上。


質のいいランをすればだまっていてもゴールが近づく・・・・ということだ。

例えがぴったりしないきらいもあるが、
なぜか、シルバーは、このように感じている。

写真:扶桑精工第6関門への登り(92km)を、
この関門締切17時まであと、10分の走り。まだはしっている。

頭が垂れている。選手は前に2人のみ。
「レモン市場」から抜け出せない。

 

 

写真:大館空港トンネルを出た地点(95.4km)。
トンネルには、すでにライトが点灯していた。

リタイアーを決断した瞬間、17時27分。(ゴール締切3分前)
サポーターも「にくい」瞬間をよく撮ってくれた、とおもう。

あまり見せたくない写真だ。
何で鼻くそほじる…ジー様・・・・。
完全に、「レモン市場」状態。


徳川家康が「三方が原での負け戦」をした時の姿を絵師に書かせたという。
その絵に重なる・・・・。




 


 

 

 

 

 

 

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来年のウルトラ対策のため、健康診断に加え、千葉全県主催の「体力検定」受検、結果は・・・・

2012-10-27 20:42:58 | マラソン

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10/8、千葉県全県の「体力検定会」があるという。
申込していなかったが、何とかもぐりこみに成功。

秋田100㎞から10日後で風邪引状態だったが、
10/8、
何とか体調を立て直し、来年のウルトラ参加の確信をつかむため参加。
健康診断のようなつもりの参加。

13時集合で17時までかかるという。
(なんでこんなに長いのだ・・・・。)

一般募集のため、スタンダード7種目のみ。
①筋力:握力
②筋持久力:腹筋
③柔軟性、座って手をのばす
④俊敏性1:信号でとびあがる
⑤俊敏性2:反復横とび
⑥平衡性:開眼片足立ち
⑦瞬発力:垂直飛び

②の腹筋は、ウルトラに備え練習していたので、30秒で20回できたのでまあまあ。

最も苦手な④と⑤で最高点が出たので、ほんとかな・・・、と思ってしまう。

⑥は、右足でやってしまったので、年令並み、30秒しかできず、年令並みになった。

それに⑦の垂直飛びで40cm、なんて計測ミス、としかおもえない。
50才の時とおなじではないか。


総合は「76才から、20才以上は若い」、となった。何だか自覚の無い結果だ。
でも今後もウルトラは続けられそう。


本当は、VO2 MAXを調べてもらいたかったのに・・・。

先週の、血液検査とこの結果を総合して、
来年もウルトラにチャレンジできそうな結果となって、とりあえずはうれしい。

写真:H24年6月24日
秋田県 全県陸上競技 能代大会、M75種目400m決勝スタートコールに応える。
この日も1位だったが、参加者2人。1分24秒。

この種目6連続優勝、と言えばかっこいいが、参加者一人のことが多かった。

でも6回も欠場すること無く参加できたことが、「体力検定」の」結果につながったのだろう。

同年代のなかで、この場所に立てたラッキーだったことによる。







 

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70才以上のランナーだって100キロマラソンを走る、だが快復に要する期間は・・・・・

2012-10-23 07:48:18 | マラソン

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<colgroup> <col span="11" width="72" /></colgroup>
100kmランのあとに風邪を引いてしまった。風邪にかこつけて、肝機能検査。  
                     
70才以上の「ジー様」ランナー専科ですよ。          
                     
100㎞ランが終わった直後は、なんでも無かったが、10日ほどして、「風邪気味」、  
体温が36.4℃から下がらない。「微熱」だ。          
昔は微熱=肺結核、の時代だった。            
                     
肺結核・・・。まさか。              
                     
100㎞走った疲労快復にはは、どれぐらいの休養が必要か。      
かねがね気になっていた。              
今回は、なじみのドクターに、「風邪」ということで10/3に、疲労度チェックの「血液」検査をしてもらった。
                     
測定結果。                  
インディケーターとして「CRP」なるものがあるという。      
                     
「CRPが0.08だから大丈夫」ですよ。            
「あ、そうですか。CRP?何のことですか。」          
「『身体』の炎症ですよ。」              
                     
いつも体温で体調の炎症度合いを監視しているので、妙に納得。    
だが、CRPとは何ぞや・・・・疑問が湧く。          
                     
CRP:                    
                     
「C反応性蛋白とは、急な炎症や病気などで、身体の組織が壊れたときに  
増加する血液中の蛋白の一種。」            
                     
基準値:0~0.3 mg/dl              
                     
今回の検査結果数値:0.08、基準値内だ。              
                     
AST,ALT,γ/GT、の数値がいずれもH18年より低く、問題なし。    
                     
1週間は、走るな…。とのこと。            
                     
だが5日後の10/8日に千葉県の総合体力検定を受けてしまった。    
                     
ジー様は、へこたれない・・・・。また来年も走ろう。            
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秋田100㎞にはいろいろな「景色」がある・・・・。

2012-10-20 21:25:05 | マラソン

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秋田100kmの話がまだ続く。

この大会の「景色」。

「景色」・・・、マタギの郷の景色も見ごたえがある。

大覚野峠を越えて、兵治沢大橋から見る目もくらむ谷底。
荒瀬の「マタギ鍛冶」屋のある田んぼのなごやかな景色。
阿仁関門を過ぎてすぐの、大橋の下を流れる、清れいな川。


この「景色」ではない。周りのランナーの「ラン姿」状態のこと。

自分の今のポジションを、この「景色」で見るのだ、
とラン先輩に聞かされた。

この景色を初めて見ることができた。
なーんだ、この「景色」か・・・。


去年のゴールは締切5分前。
周りのランナーの半分以上は走っている。
走っているランナーの割合が多くなる集団に、何とか追い付き
ゴールできた。


今回は、全員「歩いて」いる。
この周りのランナーの「ラン姿」をいうのだ。
この集団から抜け出せなくなったら、「死に場所」探しだ。


森吉の第5関門で、ランナーは気力が無くなり、
バスを待つ列に並ぶ「人」になる。

今回は、最後まで走り続けるランナーの「景色」を見ることができた。

写真:9月上旬の現地練習会にて。
85kmのエイド横の、水路にて水浴び。
クリスタル・ランナーの正信さん。今年も完走した。

こんなランナーが「景色」を作れば、面白い。



写真:今年。リタイアーの「危機」が迫っても、ゆうぜんとして、
「景色」にとけこんでいる「亀」さん。78㎞明又にて。

シルバー・アスリートの大切なラン友のひとりだ。








 

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秋田100kmマラソン「こぼれ話」。

2012-10-13 12:36:57 | マラソン

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 こぼれ話。

こぼれ話とは、決して、どうでもいい話、という意味ではない。
「主題」にはならないが、隠れた「いい話」・・・だと思う。

岩手の美保子さんは、合川関門(89.09km)を1分前に通過、
とサポーターからあとから聞いた。
その証拠写真を撮っておいてくれた。

「亀」ちゃんおじさんとは、森吉で別れたが、合川まで来たかどうかは、未だ確認できていない。


あまりいいこぼれ話にもならないが、

大会公式HPにいくらアクセスしても、本日のところ、
第22回大会の公式記録が出てこない。

大会は9/23に終了しているのに、公式記録発行日が10/5、これだけでも遅いのに、
HPにいまだ、結果が「現れてこない」。
普通にGOOGLEで検索してもだめなのだ。

シルバーアスリートは「年」だから、検索も相手にしてくれないのかな・・・。

写真:第5合川関門を締切16時30分の1分前に「堂々」の通過、美保子さん。
かわゆい、「姉さま」といつも思う。
扶桑精工の第6関門まで来たというレポートは、目下のところ 無い。

写真に、時刻入り

 

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秋田100キロマラソン、70才以上のウルトラランナーにエール(その6最終回)

2012-10-11 21:44:58 | マラソン

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大館空港トンネルを出て、次の交差点を渡ったところで競技締切の17:30分になった。

始めてゴールでは無いところで聞く、競技終了の「煙火」パパパーン。

まだ余力が残っていたのが何とも残念。
80㎞の森吉から、元気が快復したのだ。
快復が遅かった。

17:30までは走ろう。そのためには第6関門を17時には通過する。
納得のいくリタイアーにしよう。

くやしさは残るが、やるだけやった…、との気持ちがもてた。

終わってみて、なぜ失敗したのかの原因究明をすることが気持ちにのしかかった。

原因:75才以上のジー様だからの原因があるのではないか。
若い時なら何でもない原因かも知れない。

①9/16に風邪気味になった。直前に練習し過ぎたことによる疲労が原因かも。
②25㎞~36㎞でブレーキ、大腿四頭筋から太ももが極端に重くなった。
③今年は、身体の故障が無かったので、このブレーキで気力がなえた。
 
50kmから70kmでもっとスピードが落ちた。
 「こんなはずでは無かった」との思いにおしつぶされた。
④おにぎりはたくさん食べたが、ほとんどかみこめなかった。
 ひたすらお湯に溶かして飲み込んだ。給食のしかた。
⑤77kmで「みずようかん」を食べたことで快復したが、遅かった。
 給食作戦。
⑥心の「安定」さが掛けていた。心配ごとをかかえていた。

まだここまでしか解明できていない。

姑息だが、
筋肉痛を和らげるために、「ロキソニン」を飲むべきだったか。


この大会には、75才以上のランナー7人が参加した。
完走したのは、北海道の中村伸幸さん(75)12時間33分、ただ一人。
やはり年令は厳しい。

来年は直前の1カ月の練習にもっと気を使ってみよう。
怪我、故障、風邪の対策だ。

細く長く「秘めた」気持ちを持つことだ。
心配ごとを解決して大会に臨む。心の修行だ。

 

2枚目の「認定証」。
66才以上の完走者は、A-3の立派な、完走賞が送られてくる。
手元には7枚あるのだが、残り3枚にはまだとどかない。


フルも走らずに、初マラソンが、この大会。
66才だった。このときは75kmで時間切れ。


67才から、完走し続けた。
完走は「簡単」とうぬぼれと油断がなかったか・・・・。


心を新たに精進したい。

 




 

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秋田100キロマラソン、70歳以上のウルトラランナーにエール(その5)

2012-10-07 20:46:05 | マラソン

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第4関門・森吉第16エイド(81.3㎞)の淳子さんに分かれを告げ、
次のセクションに向かう。
この時間帯になると走るランナーはいない。

「72才」のジー様と一緒にいきたかった。

関門の横に「老人施設」があり毎年車椅子で総出で応援してくれるのだが、
「リタイアータイム」になるともう誰もいない。
ああ、「風景」がちがう・・・・。
悲しい。

ところが、音楽の手前で黄色ビブの亀ジー様(70才)が走っているではないか。
それだけでも、嬉しい。

写真:亀田さん(70才)、明又から、森吉への坂を登る。



次の関門まで来いよ、と念じながら、先を急ぐ。
浜辺の音楽館にはまだ応援の人がいてくれた。
これには力をもらった、身体のエネルギーを振り絞って、手を上げて応えた。

恐怖の上杉田んぼの直腺に入る。85km地点の神社が見える。
歩道の整備が行き届いているので。安心だ。
えい・・・・、寝てやれ。
半眠り作戦。
歩きランナーを追い抜きながら、5mごとに目を開けて寝て行く。

結構休まる。

85kmで止めようと思ったが、筋肉痛が収まった。
梨を1個食べて先へ。

1㎞の直線計4本。岩手の美保子さんにおいついた。

写真;美保子さん(50?)、明又から、森吉への登り、
いつも、帽子にひまわりをつけ、
ファッショナブルなかわゆい「姉さま」。

「次の関門まで行くぞ」と声掛け。
かわゆい声で「はい」という。
これまた、嬉しい。

合川駅前には、応援がすごい。
こりゃー、やらねばなるまい、締切まで15分
スパートだ。
6分/㎞のスパート500m、合川エイドが見える角左折。
16時53分通過。
やんや、やんやのかっさい。

ぜーぜー、これで一休み・・・・・・。
と思い、
美保子さんの応援に少しもどったら、
まだ先にもう1個関門ができたという。
「遊んでいる場合じゃねーべすか」。秋田言葉が「ばしーん」。

梨1個食べて出発。
休憩2分30秒。
歩き始めた黄色ビブのわかものに花火見るぞ、ついて来いと声掛け。
大野台への急登を二人で走り登る。

歩きランナーがちらほら。
どこでリタイアーするか。
「死に場所」を探す、武将気取りだ。

ようしこうなったら、行けるところまで行く。
次の関門まで、登りばっかり3.5㎞。
絶対に「歩かない」。

扶桑精工第6関門に締切の17時の5分前に到着。
もう甘いものでもなんでも、がつがつと口に放り込む。

時間を残して「気力喪失」したリタイアーは絶対にしない。

「お父さん、そのスピードなら残り8km、30分で行けるぞ…」
の応援が嬉しい。

合川を締切1分前に通過したという美保子さんが来ない。
森吉で別れた、亀ちゃんもこない。
寂しい。

飛行場の登りトンネル内500mもシコシコ走る。
トンネル通過17時27分。残り4.6㎞、締切まで残り3分。
本日の「戦」は終わった。

せめて終了の煙火の見えるところまで行こう。

飛行場の交差点で、パパパーン、ときた。

やったー、終わった。

この頃になって、快復。まだまだ走れる気力が残ってしまった。


何だったんだ、きょうは・・・・。

67才から連続7回完走で、途切れてしまった。

途中2回の大会中断はくやしいな。
この2回も、プライベート大会をこのコースで開催、参加した。
しかも自己ベストだった。
この2回を入れると、9回完走。今回は連続、10回目だった。

次回、反省と来年対策。
特に高齢ランナー向け。


 



 



 


 

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秋田100キロマラソン、70歳以上のウルトラランナーにエール(その4)

2012-10-03 16:47:01 | マラソン

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阿仁トンネルバイパスに入る七面山辺りの道端には栗がたくさん落ちている。
大館から、コースを逆走しながら、栗拾い。
だが、今日は栗どころではない。

阿仁トンネル出口の第11エイド(60.9km)に辿りついた。
おにぎり1個ですぐ出発。
お話しながらの「お仲間」集団もいた。
この集団より先に行きたい。

阿仁関門の手前の「シソジュース」私設エイドに寄る時間はない。
だが、寄らなければこの大会に参加した甲斐がない。
1杯だけごちそうになった。うまい。

阿仁関門・第12エイド(64.43km)着12時45分着、去年のタイムより20分遅れ。
もう絶望的な遅れ。

脚の痛さはあいかわらずだ。

この時間帯にはいつも、
マッサージを受けるランナー が一杯いるのに、今回は全くいない。

これだけでもいわゆる周りの「風景」が違う。
この「風景」とは周囲の景色ではない、ランナーの「ラン風」が違うのだ。

初参加・初リタイアーの時はこの「風景」にさえ気づかなかった。
今回は実によくこの「風景」が良く見える。

休憩3分で出発。すでに借り上げの大野台ゴルフ場の中型バスがうろうろ。
このバスには乗りたくない。
ゴルフに来たんじゃねー・・・・(くっそー)。

岩の目で追い抜いた「72才」にジー様をまた抜いた。
その他「顔なじみ」ランナーを抜きながら、北緯40度ゲートの急坂を走り登る。
むろん走っているランナーはいない。

65kmから70kmの5kmは41分。
70kmから75kmの5kmは43分。
75kmを14時18分通過。
それでも全て走っている。

写真:75kmキロポスト、まだ余裕?


何か起死回生の方法は無いか・・・・。
とっておきの「秘薬」として密かに、
水ようかんとヤクルトをサポーターに預けていたのを思いだした。
甘いものは食欲減退を招くので、絶対に食べないで、これまで何回も完走してきた。
甘いものは、ゴール20分前までは口にしない。

サポートを受けてはいけないのだが、ま、許してくだされ。

森吉除雪センターの第15エイド(77km)で、水ようかんをがつがつと食べ、ヤクルトを飲んだ。

明又の長ーい田んぼ道が、何だか軽くなってきた。
歩いている若い女性ランナーに、「まだ森吉関門に間に会う、がんばりましょう」
と声かけしながら、ひた走り始めた。

写真:明又のながーい田んぼ。もうランナーはいない。


第4関門・第16エイド森吉一番館着15時15分。締切15分前。
なじみのボランティア淳子さんが待っていて、
特製のきゅうり浅づけをすぐ差し出してくれた。

写真:森吉エイド、淳子さん。
もうこの時間帯には走り続けるランナーは少ない。
締切15分前。この横に収容バスが2台もいた。


もう淳子さんに会えたのでいいか、との思い。
だが、この関門を抜けると、次の関門まで走れる・・・・・、との思い。
淳子さんの応援をもらい、やる気が不思議に湧いてきた。
それに、筋肉痛が治ってきた。

「72才」のジー様が収容バスに並んでいるのを見て、猛然とやる気になった。
ここで、止めれば楽になれる。
もうどうせ駄目だ、苦か楽か、選ぶのは「お主」だ・・・・・。

何のためにここまで来たのだ。
高齢者の「星」になろうと誓ったのではないのか・・・・。

15時21分、気を取り直し、収容バスの横をすり抜けた。

続く・・・・

 

 




 

 


 




 

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秋田100キロマラソン、70歳以上のウルトラ・ランナーにエール(その3)

2012-10-02 11:02:21 | マラソン

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2010年は、第4エイド羽後中里(24km)で足裏に巨大な豆を作ってしまった。
そのときよりもタイムが悪い・・・・。
何なんだ、これは。
第1回目の「がっくり」。
15分前ゴール予定より9分遅い。残り6分だ。
第5エイドの山菜「みず」、かぼちゃの甘辛煮が本当に甘い。

気を取り直し、前へ。
第6エイドの桁沢でケイレン予防のシャクヤクカンゾウト1包服用。

坂本の急登りを何とか登り、何久保(いずくぼ)の登りに入ると、
スピードがますます落ちてきた。
何だかおかしい・・・・。

チェックポイントの上戸沢の第7エイド・第1関門(36km)に到着。
予定より15分遅れ。このままなら、ゴールは17時30分だ。
ああ・・・なんてことだ。
第2回目のがっくり。


待てよ、去年のタイムと比較してみよう。それも9分遅れ。
去年は締切5分前ゴールだから、もうゴールすれすれ状態になっている。

さもだし汁を飲んでおにぎり2個、元気取り戻そう。

40才台後半の仁ちゃんがいた。
いつも12時間を切るランナーがリタイアーだ、という。
仲間が「くずれる」とこちらにも移ってしまう。

上戸沢をでるとすぐ10%の急登り。これは走ってのぼる。
駒石台からのヘアピンカーブも全て走って登る。

40kmの標識9時29分通過、上戸沢から26分。まあまあだ。
周囲は、走っているランナーはいない。
全て歩きランナー。
大覚野峠最高点の兵治沢橋を渡ったら、飛ばそうと思っていたのだが、
脚が上がらない。
第8エイドでおにぎり1個。

その先の、お稲荷さんに丁寧に参拝。
「力」をください・・・・。

この下りは毎年飛ばし、時間を稼いでいる。

だがどうしてもスピードが上がらない。
比立内(49km)に10時44分着。上戸沢から1時間41分は去年と同タイム。
休憩4分で出発。去年より10分遅い。去年は5分前ゴールだから、
5分オーバーになる。気分は真っ暗。しかも脚全体が筋肉痛だ。

練習会ならもうここでリタイアーだろうな、の気分になってしまった。
これではだめだ。この1年何のために精進してきたのだ。

比立内10時49出発。
このペースではしっても、ゴールタイムは5分オーバー。

どうやって取り返すか。

比立内の先の岩の目で、
ビブに「72才」と書いたジー様に声かけした。
「・・・・・」
「こちらの方が年上だ」、というと、驚きの表情になり、
「この時間帯でゴールできますか」、という。
「できるからがんばろう・・・」。

大腿四頭筋からふくらはぎにかけて、異常な「重さ」だ。

笑内エイド(56km)へのゆるい登りがこたえる。

阿仁トンネルバイパス通路(通学路)の登りは走ったのだが、歩きに近い。

途中の狭い個所で、
同じウエアーのお仲間集団6人が「仲良く」お話しながら歩いているので
追い抜けない。

よけながらスラロームもできない。
やむなく「通ります」と声かけして抜いたが、声を出しただけで、
疲れが「ドー」。

完走可能時間帯にはこのような仲良しお仲間集団はいないよな…
と思って余計に気落ちした。

 

阿仁トンネルバイパス通路。お仲間集団はすでに抜いたあと。
右:シルバーアスリート

この時間帯でも歩きに近い集団がたくさんいる。
第11エイド(61km)はすぐそこだ。


 

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秋田100キロマラソン、70歳以上のウルトラランナーにエール(その2)

2012-10-01 12:11:40 | マラソン

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まだ、リザルト未着のため完走率他のデータはない。

スタート前夜は仲間9人で楽しい小宴会。
クリスタルの正信(40才台後半)には参った。
地ビールの飲み放題、1050円は安いとにんまり。挑戦したのだ。
小ジョッキとはいえ5杯お代り。

シルバーアスリートは焼酎をコップ半分がやっと。

スタート当日のトイレ・・・・起床2時30分の10分後に第1回、
ホテル出発までにさらに2回。

完璧な「出来上がり」だった。

朝食は無いため昨日の冷たいおにぎりとぬるいお茶のみ。
エネルギー不足。

出発直前に、胸ビブに付けてある白いタグは出走台帳に張り、
透明タグはゴールに運ぶことになっている。

これを行わず「平然」とスタートライン近くに座っているランナーがいたという。
我が仲間が、発見し助言をした。よかった・・・・。

スタート時刻の4:30はうす曇り。だが星が少し見えた。
毎年のことだが、良くここまで来られた・・・・と感慨深い。

気温17℃、異常な暖かさだがまことに心地よい。
武家屋敷を出てもまだ真っ暗。
西明寺の野球少年の応援は、薄明りの中。
ここだけは応援に感謝して、ハイタッチ。


第1エイドの堂村でお湯を所望したが、無い。やむなくパス。
第2エイドで、おにぎり3個。

パワー温存で6:20/km、快調に進む。

下桧木内の第3エイドで、
なじみの美女ボランティア節子さんが待っていてくれた。
1年ぶりの再開。

おにぎりと同時に、再開写真を写してもらった。

中里の第4エイドで「背広」ランナーに
去年写真を送った縁で声をかけられた。
去年は革靴だったが、今年はランシューズ。
腕に手をやると、背広の上がすでにしっとり濡れている。

このウエアーでこのままゴールまで行くのだろうと思うと、
彼のラン力のすごさに驚嘆だ。

続く・・・

コメント (1)
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