シルバー・アスリート日記

冬は全日本マスターズ・スキーレーサー、夏はウルトラマラソンランナーのシルバーアスリート日誌

秋田100KMマラソン、第4関門(81.37KM)にたどりついた・・・(6)

2009-10-10 09:49:44 | Weblog

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第15エイド(森吉除雪センター)14時25分発。
苦しい明又の直線田んぼを「カメラ」と美智絵さんに助けられながら乗り切った。
H19年秋田豪雨で、この直線道路が冠水し田んぼに土石が流れ込んだ。

森吉台地への登りを「這い上がり」、そのあとまたもや、退屈な直線をもくもくと走る。

第16エイド(森吉支所:81.37KM)に、15時12分やっとたどり着いた。

この関門は悲喜こもごも。
先の見通しが立つランナーとリタイアーするランナーが分かれる。

多数の友人もここで時間切れとなったらしい。関門閉鎖16時。

この関門を、15時20分に出れば何とかなる。見通しをつける関門だ。
15時40分以降に出ると、危ない。


しかしここには、「百万の援軍」が待っていてくれるはず。もう5年も、応援してくれている、「淳子」さん。

写真:森吉関門直前。早くもカメラが追いかけてきた。
今年は、クリスタル・ランナーになる美智恵さんと
明又の田んぼを乗り切った。
この「先輩・ランナー」について行きたい。


 

森吉関門で「百万の援軍]淳子さんが待っていてくれた。あんなに疲労困憊していたのが、急に元気回復してきた。
まことに不思議。

時間に追われているので十分な休養と再開を喜び会えない。
たった2分~3分で出発せねばならない。おにぎり2個を、淳子さんの差し出してくれた、水で流し込む。

ストレッチはできなかった。背筋も痛い。

写真:「百万の援軍」淳子さんとの再会に歓喜する当管理者。

 

写真:淳子さんは、カメラ・マンに向かい、当管理者に応援メッセージを堂々と可愛く伝えてくれた。

 

この関門を、15時18分出発。名残惜しい・・・・。

ここから、不思議な「力」が湧いてきた。
ここまでは、7分47秒/KMで、「ヘロヘロ」と走ってきたのだが、
次の3KM先のエイドまで、スピード・アップしてきたではないか。

米内沢の青い鉄橋をわたると、上杉の1本1KMの直線4本が始まる。
刈り取り寸前の稲がさざなみのようにさわさわと美しい。
広大な水田の平原を走る喜び。

前のランナーが止まっているように思える、次々と追い抜きはじめた。
6分49秒/KMで走っている。
ゴールすれすれのランナーにとって、1KM当たり7分以下は、
新幹線のように速いのだ。

ゴールが少し見え始めた。

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秋田100kmマラソン、74km地点から秋田放送のカメラがやってきた・・・(5)

2009-10-07 13:55:28 | Weblog

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複数のランナーが、秋田放送の撮影を予告されたらしい。
「あなたは、ゴールする確立が高い」から本日「後半」撮影ね・・・・、
といわれてしまった。
OKです、なーんて格好良く返事してしまった。後悔・・・。

50km~80kmは、もっとも辛い区間。

これまでの疲労は蓄積してくるし、先はまだ見えない。
74km地点(阿仁前田)で秋田放送車が突然、
巨大なレンズを、当方に向けて先導し始めた。

から元気をだして走った。
300mで終わったのでやれやれ、と思ったら、しばらく間をおいて、
その後連続して、カメラがまわりだした。
しかも、エイド毎にインタビューが入る。

「何を考えて走っているか」、「味噌を持って走っているそうだが、見せて欲しい」、「何が楽しいか」、「遅れはどうやって挽回するか」・・・・。

水を飲んだり、おにぎりを無理に流し込む合間に、聞かれるので、おにぎりを粒のまま吐き出したり・・・忙しいことこの上無し。

76.83kmの森吉除雪ステーション・エイドで「計画から遅れは何分・・・」と聞かれ、誤って8分と答えてしまった。

実際は、19分31秒の遅れだった。もうかなりあせってきた。
到着予定17時33分35秒+19分31秒=17時53分、残り7分。

この遅れを、どこで挽回するか。

しかも、食欲は、完全に無くなり、各エイドで、おにぎりを噛むと、
おえー・・・・。
やむなく、上を向いて水で流し込んでいる状態。
カメラの前で、これをやらねばならなかった。

背筋までが痛くなり、各エイドで、いすに座り反り返って、ストレッチ。

写真:76.83km(森吉除雪ステーション)のエイド到着。早くもカメラとインタビュアーが待ち受けている。
インタビュアーから「味噌」を見せて欲しい・・・と言われている。

写真:同上。「味噌」を食べてみてください・・・という。
残り少ない「味噌」を食べてみせる。これは受けた・・・・。

このエイド14時25分出発(19分31秒遅れ)

このあと開放されたので、やれやれと思っていたら、甘かった。

浦田小学校をすぎると、77km辺りに難所の明又の1.6kmのながーい田んぼがある。

ここにカメラがやってきたのだ、仲間の美智恵さんがやってきたので、
一緒走って欲しいと頼み込んだ。

1kmぐらいずっと、ボックス車のドアーを開けて、斜め下からカメラを回し続けている。
そのあと300mぐらいカメラマンが一人でハンディー・カメラで走りながら接写してきた。

いつもは、したを向いて、半ねむりで、疲労回復しながら走る区間なのだ。

これには、まいった。

カメラマン、インタビューアー達が、よい映像を撮ろうと、必死になってくるのが、こちらにも伝わってきた。

辛いのは、自分だけではない。

協力しよう・・・・と思い始めた。



 

 


秋田100kmマラソン、第3関門(64.43km)はクリアー・・・・(4)

2009-10-06 14:38:19 | Weblog

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第3関門(64.43km)はクリアーした。
だが、気持ちは、「真っ暗」。

この関門には、いつも公式マッサージ師が待機している。
もちろん大繁盛。
やや・・・、イエロー・ビブ(50kmラン)のおじさんが、気持ちよさそうに、マッサージを受けている。まだ15kmきたばかりで、・・・・。

当管理者は、予定の17時33分ゴールから17分遅れでこの関門を後にした。
あのおじさんは、ここからよほど早く走れるのかな、心配だ。
その後、追い抜かれなかったので、ゴールできたか、他人ごとながら、心配。

コースプロフィールをしめす。


 

まだ先は、長い。2008年は、ここで一口おにぎり12個食べた。
今回は、3個食べるのがやっと。食欲はまったくない。13時4分出発、16分遅れ。
挽回できるだろうか・・・・。不安でいっぱい。去年より状態が悪い。

北緯40度ゲートを通過し、少し上ると、国道に出る。

妙に心が落ち着いてきた。
「マシーン」のように走り出した、下半身が、麻痺状態。
脚を動かしても、感覚が無い。
65km~70kmは、7分24秒/km、70km~75kmは
7分41秒、遅いながらも、たんたんとすすんだ。抜きも、抜かれもしない。

写真:70km地点。写真撮影の余裕もでてきた。13時46分(8時間46分)通過。

遅れは徐々に増加、70km地点で、17分13秒遅れ。

秋田放送ABSで取材にくる、といいおったが、まだ来ない。本当にくるのかな・・・・。
たかおくくっていたら阿仁前田:73kmで、カメラがやってきたのだ。

最初は、楽しく格好をつけて、しゃかしゃかと走った。500mぐらいは、車から、写している。気分は最高。

だが、その後煉獄の世界がやってくるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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秋田100kmマラソン、難所-大覚野峠(40km)への登り・・・(3)

2009-10-01 18:18:37 | Weblog

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前回の(2)で、65kmまで書いたのだが、サポーターからとてもよい映像が送られてきたので、少しさかのぼるが、ご覧いただきたい。

6分20秒/km・・・・31分40秒/5kmの予定通りで 進んでいたのだが、各エイドで予定の1分を超えて、2分~3分休んでしまった。
その分遅れて、30km地点では、14分の遅れとなってしまった。
身体が動かず失速状態。作戦が遂行できない状態になってしまった。

写真:中里24.23kmのエイド、まだ余裕たっぷり。そりゃー緩んで6分30秒で走ってるからだろう。後ろに30人もランナーを従えて?いる。

トップの黄色ウエアー「1606」

しかし、第1関門上戸沢(36.91km)に着いたときは、このエイドが、砂漠をやっと越えてきた旅人のような感覚で、オアシスに見えた。
とても嬉しく、とにかくやすみたかった。

上戸沢の到着前のちょっとした「登り」が絶壁のように見えた。

まったく「やばい」状態。

写真:上戸沢(36.9km)、直前の登り。
鷹巣のクロカンSKI指導員の高橋さん(48:初参加、1697)に、「がんば・・・」と励ましてはいるものの、当管理者(1606)も息絶え絶えのばて状態。
この後高橋さんとは別れてしまった。
ゴールしてくれたことを祈る。

ビブ72のクリスタル磯崎さんとはそのごかなり前後して走ったように思う。

 

写真:40km地点手前の大覚野峠の最後の登り。9時40分ごろ、暑い・・・。

管理者の顔は「死に体」状態。ファイティング・ポーズさえとれない、ボクサーのよう。この周囲のランナーは、ゴールできたのだろうか・・・。

食欲は、どんどんなくなり、笑顔も消えていく。
欲しいのは水だけ。
この状態で時間を稼がねばならない、ここでがんばらねば・・・・。
思いが「空回り」してきた。

この当たりで約100m歩いて(速歩)してしまった。
八幡平での「トレーニング」はどこへいった、「お主」・・・。