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柴又ウルトラの高齢ランナーのつぶやき。
6/16に、ネットでやっと完走証を、もらえた。
他のランナーの結果は、事務局に、直接お願いして、何とか入手。
ネットでは、公表はまだ。
70歳以上の部にエントリー。
12人がエントリーした。
30kmで、折り返し、全く同じルートを戻る。
しかも、江戸川の土手をひたすら、上流へ、同じルートをまた戻る。
いやー、つらい。
全く日陰がない。市民の応援は、皆無。
そりゃーそうだ、車は侵入禁止だから、応援者ははいれない。
30kmの折り返しは、3時間31分。
35kmから、50kmは、気温28℃で、塩分不足で、おう吐気分。
この2時間はひたすら、おう吐との闘い、水を飲むだけ。
空腹で、脱力感も増してきた。
最後のたのみ、45kmで、胃薬「がストール」服用。
49kmで、下痢ではないが、トイレで治るかと思いきや、あまり効果はない。
3分のロス。
その1kmの後、50kmのガード下。16時16分到着。
2014年は、16時23分到着、このコンクリート壁に手を着いて、
そのまま、R(リタイアー)してしまった。
2015年は、家族不調でDNS。
くっそー、と思い起こす。
あれから2年。
80歳の、ジー様になった。もう、この先は、無いかもしれない。
50kmで、16時16分、2014年より7分も早い。
Bスタートだから、締め切りは、18時39分。
まだ2時間23分も残っているではないか。
「おぬしも結構やるじゃん」。
44歳で急死した、全日本級トライアスロン選手の息子をせおっている。
「2人分のランをやろう、と誓ってんだろう、父さん」、と息子が、ささやく。
R することは絶対にできない。
50kmから、土手を上る、ちょっとの登りで、この思いをかみしめる。
ここまでの、10kmは、9分/kmできた。
このペースなら、いける。
このトイレとガストール服用で、すっきり。
もうR(リタイア)することもない。
1km/8分台で、よたよた、だが、絶対に歩かず、進んだ。
55kmの私設エイドに、美女が3人もいた。
「コーラ飲んで」、と言う。ふつうはのまないが、わらにもすがる思いで、1杯。
え、「うまい、おかわり」。
そこから、8分/km以下のスピードも交え、ボンボン・ランだ。
最後は、土手を登りなおす、試練もあったが。
ゴールした。
8時間9分だった。締め切りまで、50分も残っていた。
あきらめなくて、良かった、良かった。
80歳台では、もちろん1位。
70歳以上の部で4位に入れた。
不本意なランの区間もあったが、回復して、完走できた。
たくさんの選手に、「ナイス・ラン」と声かけしてもらった。
最高にうれしい。声かけしてくれた、選手皆さま、ありがとう。
シルバーの年齢で、ランどころか、スタートもできない人の分も、一生けんめいランした。
筋肉痛で、帰りの電車の乗り換え階段は、つらかった。
だが、心の満足が、この筋肉痛をふわーっと抑え込んでくれた。
9月の秋田100kmは、なんとか、走れそうだ。