熊の話の続き。 | ||||||
SKI場には、わらび、ぜんまい、こしあぶら、竹の子、なめこ、 | ||||||
熊の大好きなぶなの実、・・・・が豊富。 | ||||||
わたくしも、ここの山菜を毎年少し採るのが楽しみ。 | ||||||
近くの温泉場で小熊が、わなに誤ってかかってしまった。 | ||||||
「聞きなれない、猫のような鳴き声が聞こえるので外にでてみたら、 | ||||||
母熊が、鳴き声をあげながら、道路を歩いていた。 | ||||||
声の正体はこれだったのか。物悲しい泣き声は胸に迫ってきたなあ・・・・、」 | ||||||
と八幡平高原ホテルの有原支配人は言う。 | ||||||
「子熊」を見失った、母熊が「アオーン」と泣きながら、 | ||||||
ホテル周辺を探しまわっていたのだ。 | ||||||
人も、熊もこの辺りの自然が大好きなのだ。 | ||||||
人を傷つけた熊を「駆除」したという話は聞かない。なぜかホットする。 | ||||||
写真:夏にはSKI場レストハウスの周囲はヤナギランで一杯。 |
写真:人・熊から愛されている八幡平SKI場
|
|||||
右、左コースの中にある、ぶな林のなかで | |||||
悲劇が起こった。 | |||||
「6月5日鹿角八幡平SKI場内の山林で、山菜採りを | |||||
していた、女性(53)が熊に頭や顔を引っかかれ | |||||
重傷を負った・・・・」H19/6/6 秋田魁新報 | |||||
怪我をした人には誠に気の毒だが、この辺は、熊が先住 | |||||
なのだ。熊も人も相手を怖がっている。不意に双方が遭遇 | |||||
すると、不幸なことが起こる。 | |||||
SKI場は、山菜の宝庫。 | |||||
わらび、ぜんまい、こしあぶら、竹の子(根曲がり竹)など | |||||
が豊富にある。 | |||||
人も熊も山菜を目当てにここに来る・・・。 |
|
|||||
秋田八幡平SKI場には、私が「積雪計」がわりにしている、「シンボル・岳樺」がある。リフトを降りて、50m右に進んだコースの中に、いつもしっかり立っている。 | |||||||||||
この岳樺がどの辺まで雪に埋っているかで、今シーズンの積雪・雪融け状況が分かる。最深積雪時この、2本の樹の間をSKIで滑れれば、5月連休まで、たっぷり雪は残るのだ。この年は5月21日までもSKI場は営業した。 | |||||||||||
|
|||||||||||
|
||||||||||||||||||||
ゲレンデ内のリフトの下は、足慣らし、または初心者の深雪練習にもってこい。浅石支配人の「心配り」?、少し深雪を残しておいてくれるのだ。 | ||||||||||||||||||||
3月2日に、少し重い、深雪が残っていたので、「トップ・コントロール・ターン(カービングのこと)」テクで滑った自分のシュプールを、チェックしてみた。今年入手した、やや幅広のDEMOSKIで滑ってみた。膝下ぐらいの、やや湿った雪の上を流れるように、自由自在にSKIが走ってくれた。 | ||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
春の北東北で雪があるSKI場は、
秋田八幡平、岩手八幡平、安比、八甲田、田沢湖の上部、
鰺ヶ沢、阿仁(最後の2箇所は、雪があっても経営上早く止める)・・・・かな。
これらのSKI場のうちで、一番標高が高いのが、秋田八幡平。
また、経営方針として雪さえあれば、5月連休終了日まで営業する。
朝一番のリフトに乗ると、しまり雪が楽しめる。
下界で霜注意報がでて、最低気温が6℃になりそうな日は、
仕事休んでくると、アイスバーンになっているのだ。
春になると、来年、大会に出る選手、クラヘル・スポ少、デモねらい、指導員受検者、
恋人にいいトコを見せるため秘密練習、・・・・・
という上級スキーヤーが続々と集まり、トップ・コントロール・ターンの
シュプールだらけになるのですよ・・・。
私も、BMI値をすこしでも下げるため、ヤッパ来ることにするか。
写真は、標準的な残雪の残った、H17/5/8のゲレンデ、営業終了1日前。
最も春遅くまで営業した記録は、H18/5/21。
さて、今年はいつまで営業するかな・・・・天気の神様、よろしく。
八甲田山傘松峠はまだ雪の国。睡蓮沼がすばらしい雪原になっている。人が入り込むまえの青森トドマツと雪の「原始」の世界を想像できた。3/9、この「雪の国」に、クロスカントリースキーで行ってみた。
道路はまだ除雪していなかったので、夏に見慣れた風景とは
まったく違う景色。
北八甲田大岳他と南八甲田駒ヶ峰稜線が、美しく広がる大好きな展望だ。青森トドマツと、雪の調和がすばらしい。
睡蓮沼付近には、よほどの慣れたスキーヤーでなければ、訪れることはない。平地ばかりで、「滑る」ところがないからか。
最深積雪地点は、傘松峠から、睡蓮沼へ下るカーブ部だ。通常積雪7mくらい。何時も雪の回廊状態になっている地点が、小さな雪の丘になり、睡蓮沼は雪原となっていた。
4/1には、酸ヶ湯から、十和田湖まで除雪完了予定とのこと。写真は、筆者と道路標識、すぐ手が届きそう。
また、非日常の世界を発見できた。
SKI場は、気温8℃、暖かくてまことに快適。秋田八幡平SKI場は大賑わいのはず。
3/23、リフトの上からスキーヤーを探してみたが・・・・、(写真参照)終点に到着するまで、滑り降りてくるスキーヤーの映像はキャッチできなかった。地元では春休みの始めての日曜日だというのに、スキーヤーが来ないに等しい。
仕方なく、「熊棚」探しになってしまった。
このSKI場は、1/15~3/19までは、土、日、祝日しか営業しない。休業日は、大人1日券15枚で、貸切営業するという。今年は、借り切った、スキーヤーはいたのかな?いました、2月に3組、青森グループ1組、仙台グループ2組・・・・と浅石支配人は胸をはっている。
私も来年は、高年者にSAJ1級検定企画しようか・・・・・。
リフト発着地点の中間位置あたりから見える、「熊棚」
秋田八幡平SKI場付近には熊がいるらしい。秋に作った「熊棚」がSKI場内にある。冬には出没はしないので、ご安心を。
ぶなの実をたべるためこの木に登り、枝を引き寄せ、折っては食べ、折ってはたべて、自分の尻で押さえておく。この枝の集まりが棚のように見える。これは、棚にならない状態のもの。H19年には無かった。
リフト終点右側には、本格的な「棚」がある。青森トドマツの樹かげで旨く撮影できないが、リフトからはよく見える。
このSKI場周辺は、かもしか、うさぎ、狸、熊など生息多数。自然がよく保たれていてすばらしい。
わたくしは、この4種の「仲間」に全てでくわしたことがある。危害を蒙る危険を感じたことはないが、はなしかけるときは、秋田の「鹿角弁」、でねば、だめだすよ。
秋田八幡平SKI場は1000mのコースが2本しかない、小さなSKI場だ。しかし、他のSKI場がクローズしてからが、このSKI場の出番。
3月でも風雪となり、「深雪」を楽しめることもある。写真は、リフトから降りて100m滑ると、もうせん峠が眼前にパットでてくる。岳樺の「額縁」におさまったような、遠景に、わくわくしてしまう。
5月連休最終日まで滑れる。気温が0℃くらいになることもしばしばあり、猛烈滑る雪になる。
秋田八幡平は今、春SKI真っ盛り。本日SAJバッジテスト、実施。
1級合格者でました。
私の仲間のSAJ指導員が、検定しました。
雪質は、ザラメ、気温10℃、無風、暖かく最高の環境。
森吉山や、もうせん峠がくっきり見えて、最高に気分よし。
スキーヤーは、30名ぐらい。ほとんど「貸切」状態。
SKI場内に「熊棚」発見。3ヶ所もあり。
このSKI場に「定住熊」4頭、とのこと。うち母子熊、1組。
昨年この母子が、人に噛み付いたもよう。
春先は、要注意。