秋田100km大会に向けて、最後の調整。
この大会の、最高令完走者は高知県の先達で、79才だった。
「シルバー」は、この先達にまだ時間が少しある。
ライバルは、「自分」だ。
去年は、大館空港トンネルを出て、鷹巣町の見える下り坂で、競技終了の「花火」見物をした。
96km地点。
この「花火」見物は、実に苦い。
ほろ苦いなんてものではない。
自分に、敗北を認めざるを得ない、苛酷な花火だ。
原因を、1年間、何度解析し、かみしめたことか。
去年、連続15日も、ランしたことで、
免疫機能が落ちたことにより9/15に風邪気になったことか、
スタート前の食事不足だったことか、
原因は、何だか、特定できない。
「若い」頃は、このような、条件を跳ね飛ばせた。
やはり、年令か・・・・。
みとめたくない・・・・。
70最の頃は、若かった。
前夜の酒が残っても、西木村支所(8km)で全て消えていた。
秋田県北部の、ランナーで、「シルバー」は断然に高齢になっている。
次に若いランナーは、15才年下だ。
毎年、北海道の神幸さんは完走している。1才年下だ。
66才以上に与えられる、「チャレンジ賞」7枚獲得で、「シルバー」と並んだはず。
頼もしい、仲間だ。
スタートラインに立てるだけで、全てに感謝したい。
日頃も、1km4分切れない・・・・、5分切れない・・・・からと言って、
「撃沈」することなんて、まったくない。
走れることに、全て感謝と満足・・・したい。
「撃沈」?これは、相手の艦船を撃破、沈没させる・・・・・ということではなかったか。
この主として海軍の戦争の用語がいつの間にか、「マラソン」界に侵入してきた。
言葉は進化すると言うが、「シルバー」は、進化に取り残されている。
去年は「激沈」はしなかったが「自沈」した。
去年までは、こんな環境で練習していた。
信号機なんて見たこともなかった。
電線もない・・・・。
秋田県北部にて。