シルバー・アスリート日記

冬は全日本マスターズ・スキーレーサー、夏はウルトラマラソンランナーのシルバーアスリート日誌

2010/9/26 秋田100㎞マラソン(その4)

2010-11-17 21:47:20 | マラソン

 

第1関門兼エイドの上戸沢出発9:28分。
新潟の高橋さんがエールを残し元気よく追い抜いて行った。

ペースの上がらない、この時間帯のランナーは「R」になる確率は70%だろうか・・・・。
等管理者もこの70%に入りかけている。

完全な「けいれん」状態で、大覚野峠越えに挑むことに。
1㎞ごとに、大腿四頭筋に温シップだ。

おにぎりを食べたい、のども渇く・・・・。
ああ、これで「R」か・・・・。

それでも、歩くことはしたくない。がんばるのだ。

歩いているランナーを少しづつ抜いていく。

大繋沢トンネルを抜けたところが、最高点だ。
トンネルのむこうに太陽がまぶしく輝いている。

トンネルを抜けて、急な下りに向かう。
不思議だ、けいれんしなくなった。もう少し飛ばしてみる。
大丈夫だ。奇跡が起こった。

1.5㎞先のエイドで、おにぎりとウーロン茶、水をがつがつ、がぶがぶ。

比立内関門までの下り6.5kmをけいれんを誘発しないように、できるかぎり飛ばした。

11時5分に比立内着。遅れを6分も短縮した。
「R」の危機は乗り越えつつある。

写真:比立内関門49.6㎞着。給水地点に帽子を忘れてきた。大覚野峠道を越えてほっと一息だ。


ボランティアの悦子さんが、おにぎりときゅうりの漬物を小皿に山盛り差し出してくれた。
塩気がなんとも、甘くうまい。がつがつと飲みこんだ。
力が湧いてくるのが実感できた。これで悦子さんの応援は7回目だ、ありがとう。

11時9分出発。休憩は4分しかできなかった。
50㎞のスタート地点を11時13分通過。
ばんかいしたとは言えまだ、「危険」な時間帯だ。
ここから75㎞までは最も苦手な区間だ。

写真:比立内は晴天に輝いていた。初完走をねらう、岩手のみほこさんが追い付いてきた。
ご飯粒だらけで「お弁当付けて」遠足状態。ほっとする瞬間だ。
みほこさんに「頑張ろう」と越えを掛けて先にすっとんで行く。

まだ先は長い・・・・。

 

 

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2010/9/26ウルトラ・マラソン秋田100㎞大会レポート(その3)

2010-11-13 20:45:49 | マラソン

羽後中里(24.2㎞)で右足裏にバンソウコウを巻き直したことで、
いくらか足が軽くなった。
堀内の第5エイド(29.1㎞)、8:22着。「弟子」の勉さんは、7分前に通過、との情報。
え・・・・、すでに7分の差!!!。
1㎞は先にいるのだろう。
気温も上がりほっとした気持になってきたが、これはショックだ。


写真:堀内エイド8時22分着。右足裏の「豆」も「成長」が止まり、いくらか気分がよくなってきた。

 

北の空も明るくなってきた。
桧内の「風船」も何とか通過。

写真:30㎞付近の桧内の「風船」通過8時35分。

初完走を目指すよしゆき君の「応援団」に、手を振る余裕

このあと桁沢の第6エイド(36.3㎞)でオーバーパンツを脱いだ。
軽くなり、涼しくなった。

このエイドだと思うのだが、かぼちゃの甘辛煮がすごくうまい、これには元気をもらえた。
来年も食べたい・・・・。

33㎞の何久保(いずくぼ)辺りは2%ぐらいのゆるい登りが続く。
周囲のランナーに抜かれ始めた。
スピードがダウンしてきた、おかしい。
「サスペンション」がギシギシしている。
左右の大腿四頭筋が「ピクピク」してきたではないか・・・・。
こんなはずではない、おかしい。

上戸沢のエイド(36.9km)は1㎞前から見えるのだが、なかなか近づいてこない。
エイド手前の最後のコーナーをまがったとき、完全に「けいれん」が発生していた。
こんな状態で、大覚野峠は登れるわけがない。

クッソー、これまでか。
峠への登りの途中で、しゃがみこみ、マッサージをしている「ジー様」が頭に浮かんできた。

上戸沢着9時24分。予定より18分遅れ。
サポーターに、お湯満タンのまほうびんを雨対策として飲用のため緊急用としてを渡しておいたのを思い出し、タオルで温シップだ。

なめこ汁どころではなくなった。3分でひたすら温シップだ。
おにぎりと水が欲しい・・・・。

1㎞ごとに、温シップ。身体も温めるため、水を飲むのを極力制限した。
皮肉にも気温が上がってきたので、身体には良いのだが、のどの渇きが苦しい。


写真:上戸沢直前のコーナーを回った。両大四頭筋が、けいれん状態だ・・・・。

上戸沢を9時28分出発。22分遅れ。

5年連続完走も、これまでか・・・・。

この時間帯のランナーの完走率は、50%以下だ。
管理者(黄色シャツ)の後ろのオートバイの横のランナーは、たぶん「R」だろう。
管理者も「R」の仲間に入りかけている。

 

 

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2010/9/26ウルトラ・マラソン秋田100㎞大会レポート(その2)

2010-11-10 10:21:20 | マラソン

 

スタートはできた。うれしさ一杯のスタートだった。

角館スタート地点から約2kmで、国道46号から103号に入り、北へ北へと大集団は向かう。
快調なランが続く。
9月なのに、国道の気温標識が7℃を示している。寒い。

今日の予定ゴール・タイムは、17時38分46秒だ。

2009年の実績は、17時48分30秒だった。
今年は、少しは改良しようと張り切っている。

8.5km地点で今年も西明寺小の球部の少年たちとその父兄が、何十人も応援してくれた。
これが「力」になるのだ。毎年ありがとう。

去年とほぼ同時刻の5時50分に通過。後ろにも前にも何百人のランナーがつづいている。
夜明けの空が美しい。

写真:8.5㎞地点。西明寺小野球部員とその父兄が夜明け前から応援してくれる。
これが、ランナーに絶大な勇気と力を沸かせている。ありがたいことだ。

 

快調なランで草峠、十二峠を越えて、下桧内山口エイド(18.5㎞)着。
なじみのボランティア節子さんに会えた。写真撮影とおにぎり2個。

ところが、22㎞地点で右足裏が、チクリときた。おかしい、仲間のボランティに、緊急合図。
道端で靴を脱いで、足裏チェック。
すでに、赤くはれている。放置すれば「豆」になる。
この「豆」を育てることはない。
厚めの靴下と4000円もする弾力のある、靴底敷きを急きょ今朝着用した。
このことが災いになった。


底敷きを薄い通常のもの交換し、バンソウコウを、2か所にぐるいぐる巻きにした。
バンソウコウを切るはさみもうまく使えない。5分のロス。

練習不足はやむを得ないが、「マテリアル」と準備お粗末に気が滅入る。

写真:22km地点で、ランナーのじゃまにならないように
道路の右に寄りバンソウコウを巻きなおすため、大声をあげている。
パニック状態。気持とは裏腹に空は晴れ渡り美しい。

3㎞も行かないうちに、バンソウコウがひきつれて、余計に足裏に違和感。

羽後中里エイド(24.2㎞)で再度バンソウコウ巻きなおし。
おにぎりをほうばりながら、作業だ。気持は、パニックに近い。
予定より少し速かったことによる貯金を使い果たし、5分3秒の遅れ。




おにぎりをほうばりながら、作業だ。気持は、パニックに近い。
練習不足はやむを得ないが、「マテリアル」と準備お粗末に気が滅入る。
先は長い。

この先、「豆」を育てないよう、スピード・ダウン。
本日の苦労の始まり。
しばらく、ややびっこを引きながら走ってしまった、・・・・これがいけなかった。

写真:翌日チェックしたら、赤く腫れていた部分には、しっかり「豆」が育っていた。
もう1か所は血豆が、黒色化していた。破れなくてよかった。

 

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9/26開催の秋田100kmのスタート・ラインに立てた・・・・月が煌々と輝いていた。

2010-11-08 21:57:56 | マラソン

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今年も、秋田100km大会に向けて、努力は惜しまなかったつもりだが・・・・。

 

練習不足で大会にのぞむことに。

いろんなことを乗り越えてこの大会のスタートをめざすような年になった。

「高齢者」は皆、同じ苦しさに立ち向かっているのではないか。

なんとか、スタートの前日9/25に角館に入れた。
このことは、本当にうれしかった。
スタートできることだけで、周囲のサポートの大きさを感じた。

写真:大会前日9/25、
去年「取材・撮影」してくれた秋田放送(ABS)のディレクターと再会できた。
まだ、余裕・・・・

写真:9/26朝4時51分。スタート9分前。
左から、美保子さん、管理者、照子さん

3年連続この3人でほぼ同じタイムで走っている・・・・大切な仲間だ。
今年もゴール・ラインの向う側で会いたい・・・・。
 

 

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「事情」あって千葉に、毎月7日~10日行くことになった。
千葉では、冬も夏も全く練習はできなかった。

秋田でも、冬は陸上も、クロスカントリー練習もできずじまい。
陸上練習開始は4/29の「山田ロード」5km大会からとなった。
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