ウルトラ・ウルトラ・マラソンはモティベーション(動機)をどれだけ高めるかが、
完走できるかの鍵だ。
特に、「高齢ランナー」。66才以上。
13時間制限は、コースがどんなに「楽」であろうと、難しいレースだ。
秋田100kmと、サロマ湖100kmの2大会しかない。
14時間制限なら、完走できたのに、と何回も思った。
ゴールまじかでは、6人/1分のランナーが、押し寄せる。
1時間で360人が、この制限に引っ掛かる。
今回の女子サッカー。
日本女子サッカーチームに、大きなモチベーションをもらった。
「品格 」だ。
本日の帰国インタビューで、佐々木監督、宮間主将の記者会見。
監督も、主将も、原稿なしで立派な、コメントだった。
「…ご支援ありがとう」と発言した。
「な」、「かな」言葉がなかった。
もっとがんばればよかった「かな」、
とか、アメリカに、初めの段階で、4点取られないようにすべきだった「な」、
のような、「かな」、「な」、言葉が、まったく出なかった。
「今後も応援よろしく、お願いします」、の発言も無かった。
すばらしい「品格」だ。
ランで言えば、ゴールで、たとえ負けても、スパートした、ように感じた。
これに、シルバーは、感激した。
佐々木監督は、日ごろ、この「応援、よろしく、お願いします。」と、
発言していない。
プロ野球、スケート、その他、プロ選手が、多用する、
「・・・・な」、「・・・・かな」足し言葉、「応援よろしくお願いします」、
この言葉は、「自信のない」選手が、観客に甘えて、発する言葉だとおもう。
ウルトラ・マラソン選手は、マラソン選手の「頂点」に立っている。
この度の、女子サッカー、堂々たる発言・態度に
素晴らしいパワーをもらった。
彼女らに負けないように、がんばろう・・・・、と思う。
これが、ナデシコ・プロ選手からもらう、「パワー」ではないか。
ウルトラ・マラソンランナーは、「甘え言葉」を発しない。
「応援よろしくお願いします」の発言をするには、まだ、まだといつも、思う。
シルバーは、心に刻んで、明日も走る。